自宅でできる人工授精?シリンジ法キットの使い方・効果や費用

自宅で自分たちでできる人工授精「シリンジ法」のキットが販売されました。もちろん、病院での検査や不妊治療も重要ですが、1回あたり500円というお手軽な価格ですので、気軽な気持ちで試してみる価値は十分にあると思います。公式サイトの口コミでは、「妊娠しました!」という報告も徐々に増えてきています。評判や効果もなかなかなようです。シリンジ法キットの使い方、費用などについてまとめています。


アラフォーからの妊活です

結婚は早かったのですが、「仕事が落ち着いてから」「行きたいところ全部行ってから」「44歳でできちゃった婚した知り合いがいるからまだ私も大丈夫」と言っているうちに、あっという間に40代になってしまいました。

20代後半で行った婦人科検診で「20代がすぐに妊娠するのは性行為の数自体が多いからだよ。」とお医者さんは言っていました。

もちろんその理由もありますが、自分自身の妊娠力も衰えてきていると感じます。

何となく生理の感じも変わってきましたし(昔は生理が重くて憂鬱でしたが、最近は生理になると「あ、まだ大丈夫」みたいな安心感が・・・。)

「もうそろそろ本格的に考えないと。かといって仕事も簡単には休めないし、病院での不妊治療をする前に自分たちでできることはないかな。」と考えていたところでこのシリンジ法キットを見つけました。

すでに病院での不妊治療を始めている方ももちろんですが、「赤ちゃんはほしいけど、今さら排卵日に合わせて何日も連続で性行為をするのは体力的にも時間的に精神的にも難しい。」という私たちのようなカップルにも合っているのではないかなと思います。

不妊治療にかかる費用・妊娠率

妊活を始めるまでは、体外受精と人工授精との違いすらわかっていませんでした。また、生理がある限り、その気になればすぐに妊娠できると思っていました。

私のように知識のない方は、まずは病院できちんと検査を受けて先生にじっくりとお説教されることも大切です!

不妊治療の病院では、不妊要因の検査の他、体質改善や生活習慣などの指導、排卵に合わせて性行為をするタイミング法の指導、精子を女性の膣内に注入する人工授精、女性の体内から卵子を取り出して精子と人工的に受精させ、受精卵を女性の体内に戻す体外受精などが行われます。

体外受精

人工的に受精させて、受精卵を女性の体内に戻す高度不妊治療の1つです。

1回の体外受精で約50万円から60万円ほどの費用がかかります。最近は、一定条件下で成功報酬制を適用している病院もあるようです。

高度不妊治療については、夫婦合算の所得が730万円(「所得」は収入から経費に相当する給与所得控除などを引いた金額のため、「年収」でいうと約1000万円程度)の場合、1回につき15万円の助成金が受け取れる制度がありますが、平成28年からは、女性の年齢が43歳未満までに制限されるなど、助成金の受給条件が変更となります。

平成28年度に初めて助成を受ける場合、

  • 40歳未満 … 43歳になるまで通算6回まで
  • 40歳以上43歳未満 … 43歳になるまで通算3回まで
  • 43歳以上 … 助成金なし

となります。

厚生労働省が作成したパンフレットがありますので、こちらも合わせて確認してください。
不妊治療への女性の対象範囲が変わります。(厚生労働省)

体外受精の成功率(妊娠率)は、20代で40%程度ですが、34歳の37%程度から急激に下がり始め、38歳で30%程度、42歳で15%程度、46歳を超えると5%以下となります。助成金の制度が43歳未満とされたのもこの妊娠率が根拠となったようです。

人工授精

アメリカの研究では、毎日性行為を行った場合、自然に妊娠する確率は1周期あたり37%、1日おきでは33%、週に1回では15%という結果がでています。

人工授精の仕組みはとてもシンプルです。最も妊娠しやすい排卵日の二日前を狙って、男性から採取した精子を女性の膣内に注入します。精子の注入は人工ですが、受精は通常の性行為と同様に自然な形で行われます。精子の採取や膣内への注入のため、排卵予定日に合わせて通院する必要があります。

病院で人工授精を行う場合、1回に1万円から2万円程度の費用がかかります。人工授精は高度不妊治療ではないため、助成金の制度は利用できません。

人工授精の成功率(妊娠率)は約15%(20代)です。

シリンジ法キットを使った人工授精

仕事をしていると、排卵日に合わせて通院のために休暇を取るのは難しいです。排卵日は月によって微妙にズレたりするため、休暇も急に取ることになるので、よっぽど理解のある会社でないと続けていけません。妊活のために退職や休職する女性が増えているのもわかります。

また、妊活は夫婦の共同作業とはいえ、夫に義務のように何度も病室で精子を採取してもらうのも、プレッシャーをかけているようで私は忍びなく思います。

自宅で使えるシリンジ法キットは、私たちのように時間的に制約がある夫婦にはぴったりです。1回分で500円なので、排卵日近くで何回か試してみたいです。

シリンジ法が成功しやすい人

なかなか妊娠しにくい原因は次のようなことが考えられます。

  • ピックアップ障害:排卵した卵子がうまく卵管に入れない
  • 受精障害:卵子と精子がちゃんとあっても受精しにくく受精卵ができない
  • 受精卵の状態:妊娠まで成長できる受精卵がない(10個の受精卵のうち、成長できるのは1、2個程度)
  • 着床障害:受精しても子宮内膜に着床できない

これらのうち、ピックアップ障害と受精障害は人工授精(シリンジ法)でも解消できないと言われています。

ちなみに、私の妹は子宮内膜症の検査で卵管のつまりが解消したらしく、その後すぐに妊娠しました!ピックアップ障害だったのかもしれません。受精障害の場合は、体外受精も検討していくことになります。

受精卵の状態や着床障害については、シリンジ法によって受精回数が増えればチャンスも増えるということになります。また、特に身体に問題などがなくても、「男性が女性の膣内での射精ができない」「排卵日に合わせて義務のように性行為を行うのがプレッシャー」などという場合もシリンジ法が効果的と考えられます。

自宅でできるシリンジ法キットは1回500円なので、「排卵日までもう少しあるけど、使ってみよう」など、手軽に利用できます。

シリンジ法キットの使い方

シリンジ法キットの使い方はとても簡単です。

  1. 男性から精子を採取する
  2. シリンジ内に精子を注入する
  3. シリンジ先端を膣に挿入し、精子を注入する

注意点は、1回使い捨てなので繰り返し使用しないことと、「確実に精子が届くように」と無理に子宮の奥までシリンジを挿入しないことです。

女性の膣は3cmから4cm程度と言われていますが、興奮状態では2倍以上に伸びるため、シリンジ法キットの挿入部の長さは6cmになっています。子宮が傷つかないように、ゆっくりと挿入してつっかえたところ(子宮の手前)で止めて注入してください。

タンポンを入れる要領で、洋式トイレで座って行うとスムーズに挿入できます。

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妊娠の成功率を上げるには?

シリンジ法の成功率を上げるために最も重要なのは「排卵日に合わせること」です。でも、これは「排卵日その日に」ということではありません。「排卵日の前々日と前日に」です!

排卵6日前よりも前の性行為と、排卵1日後よりも後の性行為では妊娠の確率はほぼゼロ。排卵日での性行為で妊娠した場合、妊娠6週までにその80%が淘汰されてしまうのだとか。

また、排卵日の前々日と前日の性行為による妊娠率は排卵日の4倍と言われています。卵子は排卵後6時間程度で老化が始まるため、排卵される前に精子がスタンバイしていて、すぐに受精できる状態になっていることが望ましいといえます。

排卵日の調べ方

排卵日を知るには、基礎体温をつけることが重要です。朝、起きたらすぐに婦人体温計を舌の下に挟み、5分間計測します。通常は、2週間ごとに低温期と高温期にきれいに分かれます。

  • 生理が始まるときに体温が下がる
  • 生理後は低温期
  • 排卵日に体温が上がる
  • 体温が高い高温期となる

高温期の基礎体温は36.7度から37度程度ですが、人によっては高温期でも36.5度を超えない場合もあります。低温期と高温期の温度差は0.4度くらいです。婦人体温計を使わないと、差がわかりにくいです。

数か月間はグラフをつけて自分の基礎体温の周期(25日から35日周期のことが多いようです)を知り、生理が始まってから何日目が排卵日(体温が上がる日)になるのかを計算しましょう。平均的には、生理が始まった日から13日から18日くらい後が排卵日となることが多いようです。

最近の婦人体温計には、自動的に測定値を記憶してグラフを作成してくれたり、次の排卵や生理日を計算してくれる便利なものもでてきています。それらの機能を利用してもいいですね。

何度も書きますが、実際に妊娠しやすいのは「排卵日の前々日と前日」です。

シリンジ法キット販売サイトはこちら

膣内のPHを整える

通常、女性の膣内は細菌などを消滅させるために弱酸性を保っています。精子は弱アルカリ性の性質を持っていますので、弱酸性の膣内では生存しにくく寿命が約2日間です。

排卵日に近くなると子宮口から弱アルカリ性の頚管粘液が分泌され、子宮近くのPHの酸性度が弱まります。受精の準備です。弱アルカリ性の頚管粘液中では、精子の寿命が7日程度まで延びます。

また、頚管粘液は、精子が生存しやすいPH環境に整えるだけではなく、その粘度によって精子を卵管内に導く働きがあります。

頚管粘液は加齢とともに分泌量が減少していきます。性行為の際に潤滑ゼリー等を利用している方もいると思いますが、潤滑ゼリーは膣内への細菌の侵入を防ぐために弱酸性のものが多いです。妊活中の性行為の際や、シリンジ法キットをスムーズに挿入するために潤滑ゼリーを利用するときには、弱アルカリ性の専用のものを利用しましょう。

毎日でも大丈夫

シリンジ法キットによる成功率を高めるためには、排卵予定日の3・4日前から毎日実施するのが好ましいです。ここで、「毎日、射精すると精液が薄くなって妊娠しにくくなるのでは?」という疑問がわきますよね。

答えはNO!です。

正常な男性10,000人を対象にした調査で、毎日射精しても精液濃度や運動率に変化はなかったと報告されています。さらに、乏精子症の方は、むしろ毎日射精したほうが精液所見改善したそうです。逆に、5日間以上禁欲すると、精子の運動率が低下するのだとか。

私は女性なので男性の気持ちはイマイチ理解しがたいですが、「毎日、性行為をするのは無理だけど、自分でならできる。」という人は多いみたいです。女性側の魅力がどうとか、好きとか嫌いとか関係なく、「自分が気持ちいいやり方があるのだ!」ということらしいです。

妻として少しさみしい部分もありますが、かわいい赤ちゃんが我が家にやってきてくれるのであればと思って「性行為」と「子づくり」を別ものと考えるのも仕方ないかなと思います。無理に性行為を義務化してしまって、夫婦仲が悪くなってしまっては意味がないです。

「今日から3日間、がんばってね。なんならお手伝いします。」と、にっこり笑ってシリンジ法キットを渡してみるのもいいかも。


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