女性の薄毛イメージは「かわいそう」。薄毛の治し方やすぐできる対策をご紹介します。

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薄毛で悩んでいる女性は同性からの視線がとても痛く感じると思います。早く気づいて早く対処することが大切です。最近では女性用の育毛剤(医薬品)などもあり、効果を発揮しています。しっかりと対策をして薄毛を治してしまいましょう。

女子の薄毛は増加しています!

見た目にわかりやすい男性の薄毛と異なり、女性の薄毛は本人も気づかないうちに進行していると言われます。

「最近、抜け毛が多くなったな・・・」

「地肌が透けて見えるのは気のせい?」

こんな症状がもし現れたとしたら、あなたの薄毛はもう始まっているかも知れません。

女性の薄毛は20代から始まることもある

女性に多いびまん性脱毛症は、女性ホルモンのエストロゲンの分泌が少なくなることで、徐々に髪が生える本数が減ったり、髪自体が細くなって髪全体が薄くなるのが特徴です。

そのため、更年期以降に起こりやすいとされ、これまではいわゆる老化現象として捉えられていました。

しかし近年は、20~30代の女性にもこのびまん性脱毛症が増えていると言われています。

このような若い世代の薄毛は「若年性脱毛症」と呼ばれ、女性にとって深刻な悩みとなっています。

女性の視線が恐怖

分け目や生え際、頭頂部などの薄毛が気になり始めると、同時に周囲からどのように思われているかとても気になります。

あるアンケート調査によると、薄毛に悩んでいる男性では、他人のあらゆる視線に対して気になると40%の人が答えているのに対し、女性はそれよりも多い60%となっています。
これは、薄毛に対する周囲の視線恐怖が男性よりも女性の方が高いことを表しています。

さらに、男性は異性である女性からの視線が気になるのに対し、女性の場合は同性の視線が異性よりも気になるという調査結果もあり、男女で薄毛に対する意識は違うと言えます。

女性は髪の薄い女性をみると「かわいそう」と思う。

女性にとって髪はメイクや洋服と同じ様に、ファッションや自己表現を表すために欠かせない部分。

そのため、髪が薄い女性を見掛けると「かわいそう・・」と思ってしまうことが多いようです。

また、明らかな薄毛なのにそれに対して何も対策を講じてしない女性を見ると、同じ女性として残念に思うという少し手厳しい意見もあります。

前髪や顔の周辺は綺麗に整えていても、本人にとって死角となってしまう後頭部はつい手を抜きがちになってしまいますが、同性の女性はそのあたりもきっちり見ているという人が多いようです。




男性からも厳しい視線が

女性の中には、男性が薄毛であってもさほど気にしないという人は多いのではないかと思います。

しかし、男性は女性が思っている以上に女性の髪に対する憧れが強い人が多く、実際に理想のタイプを訪ねると「髪の長い女性」や「髪の綺麗な女性」を挙げる人は今なお多くいます。

このようなことから、男性は女性以上に女性の薄毛に対してマイナスイメージを抱いていると言えそうです。

もちろん、性格を最重視していて見た目は全く気にならないという人も多くいますが、男性において豊かな髪を持っている女性というのは、とても魅力的に映るのは事実と言えます。

病院で治療はできる?

抜け毛や増えてきて、髪の量は明らかに減っていると感じた時、もしかしたら何か病気が原因かも?と疑う人も少なくありません。

実際に、甲状腺異常や膠原病などの病気が原因で髪が抜けることもあるため、気になる場合はまず病院へ行ってみるのがよいでしょう。

薄毛治療に保険の適用は難しい

抜け毛以外に症状がない場合は、病院では主に皮膚科を受診することになりますが、皮膚科では薄毛そのものを治すというよりは薄毛の原因となっている頭皮の炎症や湿疹、かぶれなどを改善することになります。

しかし、生活習慣などがその原因となっている場合は、治療の必要がないとしてそのまま帰されることもあります。

また、医師によっては、上記のような病気を疑って甲状腺やホルモンバランスに異常がないか調べたり、アレルギーなどの検査をしてくれることもあるようですが、病気の可能性がない時には薄毛に対する治療は皮膚科では行われません。

そのため、薄毛の治療を保険適用で受けられることはまずないと言えるでしょう。

女性用の頭髪専門クリニックなどが増えている

病院(皮膚科)で治療の必要がないと言われた場合(つまり病気ではないと言われた時)、次に考えたいのがクリニックでの治療です。

最近は、抜け毛や薄毛の症状を改善することに特化した、頭髪専門のクリニックが増えて来ており、女性専用のクリニックも数多く存在します。

頭髪専門のクリニックでは、薄毛の原因を徹底的に調べ、それに合った治療が行われます。

内服薬による治療

髪に必要な栄養成分を含む内服薬を内服することで、髪の成長を促して薄毛や抜け毛を防ぎます。

パントガール

女性の薄毛を改善するとして、世界で初めて承認された内服薬です。

びまん性脱毛症や分娩後脱毛症、抜け毛などの症状を抑え、発毛を促進する効果があると言われています。

臨床試験では3ヶ月間の服用で70%の人に抜け毛が減少し、20%は抜け毛が殆どない状態まで改善したという結果が報告されています。

育毛剤による治療

血管を拡張させて血液の流れを促進して、髪や毛根に栄養や酸素が行き届きやすくし、毛母細胞を活性化させる作用のある外用薬(育毛薬)を使用します。

発毛カクテル(薬剤)注射

頭皮に、発毛を促す作用のある成分を直接注入することで、髪の再生を促す治療用です。クリニックによって配合される成分が異なります。

プラセンタ注射

プラセンタに含まれる成長因子は、これまで美肌や美白、アンチエイジングなど主に美容の分野で利用されてきましたが、成長因子による育毛効果や、エストロゲンの分泌促進作用によって、発毛にも効果があることがわかっています。

HARG療法

ヨーロッパなどでは薄毛の治療法の一つとしてすでに確立しているのがHARG療法です。

HARG療法では、細胞成長因子を含むたんぱく質を頭皮に注入することで、毛母細胞が刺激されて発毛を促す効果が期待できます。

また、この治療法は治療が終わっても発毛効果が持続するため、薄毛を根本から治す方法として注目されています。

レーザー治療

レーザーによって頭皮に極少の穴を開け、そこから発毛カクテルを注入して発毛を促す治療法になります。

一度で広範囲に照射することができ、施術にムラがないのが特徴です。

また、レーザー照射によって頭皮の血行が促進されるため、より髪の生えやすい環境を作ることができると言われています。

市販の育毛剤(医薬品・医薬部外品・化粧品)など

最近は女性でも薄毛に悩む人が増えているため、女性用育毛剤や発毛剤が数多く販売されています。

育毛剤や発毛剤には、頭皮の乾燥を防ぐ保湿成分を始め、血行促進作用、フケやかゆみを予防する殺菌・抗菌効果、女性ホルモンに似た働きをする成分など、女性の薄毛の原因に対して幅広く対応したものが含まれています。

また、使用効果だけではなく、女性ならではのさらっとした付け心地といった使用感、無香料・無添加などの安心や安全にこだわって作られている製品が多くなっています。

なお、女性育毛剤には医薬品、医薬部外品、化粧品の3つの分類があり、それぞれに特徴があります。

医薬品

厚生労働省から薬として認可されており、効能や効果が実証されているものです。

そのため、自宅で薄毛の治療を行いたいと考えるときに、第一選択として上がってくるものですが、効果が高い分副作用の懸念もあるため、購入には医師や薬剤師の診断が必要になります。

医薬部外品

医薬品ほどの効果は期待できないものの、効能や効果を謳うことが許可されています。

効果が緩やかな分、副作用も少ないと言われています。

化粧品

効能や効果を明記することは法律で禁止されています。

あくまでもセルフケアの一環として使用するのがよいでしょう。

シャンプーによる薄毛対策

頭皮の環境を健やかに保つために、シャンプーの種類や方法に気を配ることも大切です。

そこでここでは、シャンプーの種類別に薄毛に対する効果をご紹介したいと思います。

高級アルコールシャンプー

一般的に市販されているシャンプーの多くは、この高級アルコールシャンプーに属します。

高級となっていますが、成分となる原料が調達しやすく、加えて大量製造が可能のため、低価格で販売されているものが殆どです。

泡立ちがよく、髪を洗っている気分になりやすいのが特徴ですが、洗浄力がほどよくあるため頭皮に必要な皮脂まで取り除いてしまいその分、頭皮や髪への刺激も強いものとなっています。

薄毛に悩んでいる人は使用を避けた方がよいでしょう。

石鹸系シャンプー

石鹸が原料のシャンプーで、アルカリ性で洗浄力が強いのが特徴です。

頭皮や髪に対する刺激は高級アルコールシャンプーほどではないものの、毛穴に詰まった汚れを取り除くほど、強い洗浄力があります。

毎日洗うと髪を傷める原因になることもあるため、頭皮や髪が丈夫な人にはおすすめですが、薄毛の人には不向きなシャンプーと言えるでしょう。

オススメの「アミノ酸系シャンプー」

高級アルコールシャンプーや石鹸シャンプーと比べて、頭皮や髪への刺激が少なく、敏感肌の人にも対応しています。

ただし、洗浄力はやや弱めのため、洗い残しのないように丁寧にシャンプーする必要があります。

石油系界面活性剤やシリコンなどの化学薬品を使用せず、育毛シャンプーとして販売されているものはアミノ酸系が殆どです。

そのため、薄毛に悩む人は、アミノ酸系のシャンプーの使用がおすすめと言われています。

馬油って何?

ドラッグストアなどの育毛コーナーを見ると、「馬油」と書かれた製品を目にすることがあると思います。

馬油(ばあゆ)とは、その名の通り、馬に含まれる油のことを言い、昔から火傷や切り傷などに効くとして民間療法に用いられていました。

馬の油は人の皮脂に近い構造となっていることから、肌に塗ると浸透力がよく、すぐにさらさらと馴染みます。

また、馬油には抗菌作用や殺菌作用、保湿作用、血行促進作用などがあるため、発毛効果があると言われています。

馬油で頭皮をマッサージすることで、頭皮がやわらかくなり、血液の流れがよくなって薄毛の改善効果が期待できると言われています。



薄毛に対するサプリメントの効果

サプリメントは食品のため、医薬品と同じ効果を謳うことはできません。

しかしながら、健康な髪を育てるためには血液によって運ばれた栄養が頭皮からしっかりと供給されることが不可欠と言えるでしょう。

では、育毛サプリメントを選ぶ際には、どのような成分が含まれているものがよいのでしょうか。

亜鉛

亜鉛には細胞分裂を活性化させる働きがあり、人にとって不可欠な成分と言えます。

適量の亜鉛を摂取することで、髪や頭皮の新陳代謝を活発にして発毛を促進すると言われています。

また、亜鉛には髪の元となるたんぱく質の合成を促す働きもあることから、ハリやコシのある丈夫な髪を育てることにも役立つと言われています。

L-リジン

リジンは、髪を作る際のたんぱく質の材料となるアミノ酸の一つで、体内で合成されないため食べ物から摂取するのがよいと言われています。

リジンを多く含む食べ物には、豆腐やマグロ、納豆、鶏肉、牛肉などがありますが、そのリジンをより効率よく摂取できるように開発されたのが、サプリメントに含まれるL-リジンです。

L-リジンには上記の他に、男性脱毛症(AGA)や女性の薄毛の治療に効果的と言われているミノキシジルやプロペシアといった育毛剤と併用することで、育毛効果が高まるという研究結果が報告されています。

※女性はプロペシアの使用は禁止されています。またミノキシジルについても必ず女性用を使用するようにしましょう。

大豆イソフラボン

女性ホルモンのエストロゲンには、卵胞の成熟を促したり、子宮内膜を厚くするなどの妊娠や出産に関わる働きだけではなく、女性らしい丸みを帯びた体つきを形成したり、髪や肌の状態を健やかに保つ働きがあります。

しかし、加齢とともに徐々にエストロゲンの分泌が少なくなると、髪のハリやツヤが失われ、抜け毛が多くなります。

女性に多いびまん性脱毛症はこのようなエストロゲンの働きが関係していると言われていることから、エストロゲンに似た作用を持つ大豆イソフラボンを摂取することで、薄毛の改善効果が期待できると言われています。

カプサイシン

唐辛子の成分であるカプサイシンには、血行促進作用があることから、頭皮環境を改善して発毛を促す効果が期待できると言われています。

また、先にご紹介したイソフラボンと一緒に摂取することで、インスリン様成長因子(IGF-1)が多く分泌されるようになり、育毛効果が高まるという研究結果を、元名古屋市立大学医学部の岡嶋医師が発表しています。

後にこの論文については画像の不正使用などが発覚しましたが、論文そのものについては撤回されておらず、このIGF-1育毛理論を用いた治療は現在、名古屋Kクリニックで受けることができます。

薄毛を隠す方法

薄毛はどのような治療を行っても、一日二日でその悩みが解消できるものではありません。

そのため、人前に出る時などに「とりあえず今この瞬間だけでも、薄毛をどうにか隠したい」という状況が多々訪れます。

そのような時に、知っておくと便利なごまかし方をご紹介したいと思います。

ヘアースタイルでごまかす方法

頭頂部が薄い人

頭頂部が薄い人は、髪をそのまま下ろしてしまうと髪の重みでますます頭皮が透けて見えてしまうため、その部分を隠すような髪型がおすすめです。

ロングであればポニーテールがおだんごなど、頭頂部がサイドや後ろの髪で隠れてしまうものがよいでしょう。

ただし、毎日ポニーテールやおだんごをすると、他の髪が強く引っ張られるため抜け毛の原因になるので注意して下さい。

前髪が薄い人

前髪が薄い人は、フルバングといって頭頂部の髪を持ってきて前髪の厚みに加える髪型がよいでしょう。

全体的に愛らしい印象になるので、女性に向いている髪型と言えます。

また、あまりかわいいイメージが好きじゃない人は、前髪の分け目をいつもと変えてみたり、おでこを出してみるのもよいかも知れません。

ショートでボリューム感を出す

思い切ってショートカットにしてみるという方法もあります。

ショートカットはロングよりも毛先を遊ばせやすく、髪の間に空気を含ませることでボリュームを持たせることも可能です。

髪は傷みやすくなってしまいますが、パーマをかけるとより髪全体がふわふわになり、薄毛による地肌の透けを隠すことができます。

ウィッグを使用してみる

男性がファッションの一環でウィッグを付けているところは殆ど見掛けませんが、女性なら気軽に挑戦することができるのではないでしょうか。

最近は、ネット通販で自分に合いそうなウィッグをあらかじめ自宅で試着してから、購入できるサービスを行っているところもあります。

また、頭全体を覆うものだけではなく、頭頂部や前髪など一部のみに装着できるウィッグもあります。

さらに、長時間使用しても蒸れにくい構造になっているものや、シャンプーやリンスをして清潔を保つことができる商品もあり、毎日使いたいという人にも選びやすくなっています。

ヘアバンドを使用してみる

太めのヘアバンドやターバンなどは、おしゃれアイテムとして使用する人も多いので、髪の薄い部分に巻くだけで、違和感なく薄毛を隠すために使うことができます。

帽子を被ってみる

最も簡単に薄毛を隠すなら、帽子がおすすめです。

夏なら麦わら帽子、冬ならニット帽など、季節に関係なく簡単に髪を隠すことができます。

女性の薄毛に関する質問や回答が多く寄せられています。こちらも参考にしてください。