大ブームのココナッツオイル。レシピや効能は?
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成城石井の入り口に山積みにされていて、はじめてココナッツオイルを知りました。「甘い香り」というフレーズにひかれて1つ購入したのですが、その2日後には山積みのココナッツオイルが売り切れてしまいました!テレビでココナッツオイルプリングを特集していたためです。話題のココナッツオイルの効能・効果・レシピについてまとめました。
ココナッツオイルが大ブーム!
ココナッツオイルは、ミランダ・カーさんが愛用していることが知られてから、一気に大ブームとなりましたよね。
日本でもローラさんをはじめとする多くのモデルや、石原さとみさんなどの女優さんたちが日常的に取り入れているようです。
ココヤシという種類のヤシの実の内側にある白い部分をしぼってできるのがココナッツオイルです。
フレッシュなココナッツオイルを圧搾した未精製のものは「バージンココナッツオイル」と呼ばれ、香りも高く栄養も豊富で様々な健康効果を期待することができます。
ココナッツオイルをスキンケアなどに使う場合は、バージンココナッツオイルを利用しましょう。
ココナッツオイルの有効成分
ココナッツオイルの有効成分としては、中鎖脂肪酸、ラウリン酸、ビタミンE、プレグネノロンなどが知られています。
中鎖脂肪酸
中鎖脂肪酸は、ココナッツオイルを構成する脂肪酸の60%程度を占めています。
ココナッツオイルは、体内ですばやく吸収・分解されてエネルギーになりやすく、「燃焼されやすくて身体に溜まらない、太りにくい油」です。
最近、ココナッツオイルが動脈硬化の抑制にも効果があると言われており、ダイエットにも適しています。
ココナッツダイエットについては、こちらで詳しく説明しています。
また、中鎖脂肪酸が肝臓で分解されてできるケトン体は、糖の代わりに脳のエネルギー源となることができる唯一の成分です。ケトン体は脳でエネルギーである糖をうまく使えないアルツハイマー病の治療にも効果があると言われています。
ラウリン酸
ココナッツオイルの脂肪酸の40%程度を占めます。ラウリン酸は母乳にも含まれている成分で、免疫力の向上に効果があります。
また、ラウリン酸が変化してできるモノラウリンには強い抗菌・抗ウイルス効果があり、さらに腸内の善玉菌を増やして腸内環境を整える働きがあります。
腸内環境が整うと、つらい便秘が解消されたたり、肌の調子がよくなるといった美肌効果を得ることができます。
ビタミンE
ココナッツオイルにはビタミンEが多く含まれています。ビタミンEといえば、抗酸化力ですよね。老化の元凶である活性酸素を除去したり、血流をよくする効能があり、疲れにくくなったり、血管を強くする働きがあります。
ココナッツオイルはアンチエイジングに効果的です。また、傷あとにココナッツオイルを薄く塗ると、目立ちにくくなるという体験談もよく聞きます。
プレグネノロン
ココナッツオイルには、女性ホルモンとして有名なエストロゲンなどの原料となるプレグネノロンが含まれています。
ココナッツオイルにはホルモンバランスを整える効能があり、生理痛や生理不順の改善、更年期障害の症状の緩和、乳がんをはじめとする女性のがん予防にも効果があると言われています。
ココナッツオイルでダイエット
ココナッツオイルはすばやく分解されてエネルギーになり、体に溜まりにくい中鎖脂肪酸が多くをしめています。普段の油をココナッツオイルに替えるだけで、脂肪がつきにくく痩せやすい体質になります。
でも、ココナッツオイルの1番のダイエット効果はケトン体によるもの。普段の食生活にココナッツオイルをプラスし、炭水化物を減らす(全く摂取しないのは危険です。お米では1日に茶碗1杯半くらいに抑えます。)ことによってダイエット効果があらわれます。
ケトン体の効能を利用したココナッツオイルダイエットについては、こちらをご覧ください。
ココナッツオイルプリング
私がココナッツオイルについてはじめてテレビで見たのは、ココナッツオイルを使ったココナッツオイルプリングの特集でした。
ココナッツオイル大さじ1を固形のまま口に含み、15分ほど口の中でくちゅくちゅし続けたら吐き出すだけ。ココナッツオイルはすぐにとけてサラサラな状態になります。
口の中の不要物がココナッツオイルにからめとられて歯のホワイトニングやデトックス、口臭対策に効果絶大!ということでした。
「えーっ、油でべとべとになりそう。」と不安になりながらも、試してみると、甘い香りが口いっぱいに広がり、すぐに水のようにサラサラしてきました。15分は長すぎて5分ほどしか続きませんでしたが、終わった後は口の中がすっきり♪
ココナッツオイルプリングは顔の筋肉を使うので、小顔やほうれい線対策にもなるかもしれません。
その他の利用法
ココナッツオイルは天然成分で刺激も少なく、アトピーの方や肌が弱い方でも、スキンケアに使用できます。ココナッツオイルをスキンケアなどに使う場合は、未精製のバージンココナッツオイルを使ってください。
また、ココナッツオイルは25度程度で固まってしまいます。ココナッツオイルを肌に塗るときには、ボールなどに60度程度のお湯を入れ、ポンプ式のボトルなどにココナッツオイルを入れて40度くらいの温度まで湯せんで溶かして使いましょう。
液状のココナッツオイルはサラサラとしているので、顔などにスプレーして使えます。
ココナッツオイルでスキンケア
小豆程度の量の液状のココナッツオイルを手に取り、同量の水で薄めて肌に塗ります。
ココナッツオイルを薄めずにネイルケアに使ったり、ボディオイルとしても利用できます。いい香りなので癒されますよ。
ヘッドスパ
シャンプー前のぬれた地肌に液状のココナッツオイルを4mlほどすりこみ、指の腹を使ってマッサージします。10分後にシャンプーで洗い流します。
毛穴の汚れを浮かして落とす上、地肌の血行が良くなるため、週に1回程度行うことによって抜け毛を防いでくれます。
ココナッツスクラブ
ココナッツオイル大さじ1に、三温糖(肌が強い方は粗塩でもよい)大さじ3、はちみつ大さじ1を混ぜ、ひじやひざなどに優しくすりこみます。
古い角質を優しく除去し、使ってみるとツルツルなのにしっとりです。ココナッツスクラブの保存は常温で1ケ月程度です。
ココナッツオイルのレシピ
動脈硬化、アルツハイマー病、生理不順、生理痛、更年期障害、乳がん予防、ダイエット、アンチエイジング、スキンケアなど、様々な効果が知られているココナッツオイルですが、独特の甘い香りのため、料理に使おうとするとレシピに悩んでしまいますよね。
パンケーキやクッキーといったスイーツを作るときには、バターの代わりにココナッツオイルを使ってみてください。バターよりも軽いけど、ココナッツの甘い香りがプラスされるので物足りなさは感じません。
スイーツ以外の普段のお料理では、香りを活かしてエスニック風なレシピがお勧めです。ナンプラー(なければラー油)と一緒に使うとそれっぽい味になります。
また、実は、しょうゆや味噌など香りの強いものと合わせると、それほどココナッツオイルの香りは気になりません。炒め物など、普段の油に代えて利用して大丈夫です。
それでもココナッツオイルの香りが苦手という方は、バージンココナッツオイルではなく精製されたものを使うと香りが強くなくて使いやすいですよ。(スキンケアなどでは、バージンココナッツオイルを利用してくださいね。)
ここでは、ココナッツオイルの香りを活かした簡単レシピをご紹介します。
コーンチーズごはん
材料(1人分)
- 温かいごはん 茶碗1杯
- ゴーン(缶詰・ホール) お好みの量(大さじ山盛り2杯くらい)
- 粉チーズ 大さじ半分
- 味噌 大さじ半分
- 粗びき胡椒 少々
- ココナッツオイル お好みの量(私の好み的には小さじ1程度)
作り方
- コーンに味噌を混ぜる。コーン缶の甘い汁も小さじ1程度加えるとさらにおいしいです。
- 温かいごはんに1のコーンを乗せ、粉チーズ、粗びき胡椒をかけます。
- 2にココナッツオイルを乗せてできあがり。
ごはんが熱いうちに全部しっかりとかきまぜて、ココナッツオイルを溶かしてください。子供にもおすすめです。
エスニックスープ
材料(約二人分)
- しめじ、しいたけ、まいたけ、えのきなど ざく切りにした状態でお椀1杯分くらい
- 鶏ガラスープの素 味を見ながら加減
- しょうゆ 小さじ1
- ナンプラー(なければラー油) 小さじ半分(ラー油の場合は2滴)
- ココナッツオイル 大さじ1杯
作り方
- 小鍋にココナッツオイルを入れて火にかけ、きのこを炒めます。ココナッツオイルが全体にからまる程度でOK。
- 1に必要量の水を入れます。お椀に7割のお水×2杯分。
- 2が沸騰したら、鶏ガラスープの素を味をみながら加えます。鶏ガラスープの素のメーカーによって濃さが異なりますが、軽めに小さじ1程度がよいと思います。
- 3にしょうゆとナンプラーを加えてできあがり。
しょうゆやナンプラーの香りがとばないように、4では火にかけすぎないことがポイントです。