赤ら顔はクリニックに行くべき!原因や治療法、レーザー治療について

30代以降の女性が抱えている肌の悩みの一つとして、肌の赤みが考えられます。常に顔が赤く、濃い目のファンデーションを肌にのせても赤みを隠すことができない方。根本的な治療はクリニックが一番です。美容クリニックのレーザーは広く使われていますので、一度相談に行くといいでしょう。ここでは、赤ら顔の種類や原因、症状にあった対策法と赤ら顔の治し方を解説します。

赤ら顔のタイプは5つ

「赤ら顔」は、毛細血管が広がり、血流が増加している状態です。

多くの場合、その部位の皮膚が赤くなって見えるため、日本では「赤ら顔」と呼ばれています。

欧米では「毛細血管拡張症」と呼ばれていますが、「毛細血管拡張症」「赤ら顔」どちらも軽症から重症まで幅広く定義されています。

赤ら顔には一時的なものと慢性的なものがあり、一時的なものは主に気温、飲酒、アレルギーなどが原因となります。

慢性的なものは、赤ら顔の原因が治っても顔の赤みが引かず、毛細血管が拡張している状態が続いている状態です。

慢性的な「赤ら顔」は放置しておいても改善が見込まれないため、治療が薦められています。

環境や状況に関係なく、常に慢性的な「赤ら顔」の場合の症状は、主に以下5つに分類されます。

タイプ1 紅斑タイプ

日本でいう「赤ら顔」の多くは、このタイプです。一つ一つの血管が見えるわけではありませんが、ぼんやりと赤く見える状態です。

脂漏性の湿疹や酒さ(しゅさ)などと診断されることもあります。基本的には外用薬ではほとんど効果がないとされています。

タイプ2 単純タイプ

鼻や頬に多く見られ、血管が見えるタイプです。

タイプ3 樹の枝状タイプ

単純タイプと同様に血管が見えるのですが、血管が枝分かれして見えるタイプです。

タイプ4 クモ状タイプ

血管の中心から360度の周囲に血管が枝分かれして見えているタイプです。

ホルモンバランスに関係しているといわれ出産を機に発症する女性もいます。また心臓病、肝臓病患者でも多くみられています。

毛細血管がこのように見えている部位では、脈打つような拍動性を感じる場合があります。

タイプ5 丘疹タイプ

ポツポツとした斑点のような赤みが特徴で、肌から少し外に出ています。体に見られることが多くなります。

慢性的な赤ら顔の原因は5つ

慢性的な「赤ら顔」の原因は以下の5つに分類されています。

どれに該当しているかは皮膚科の専門医の診断が必要です。

1 先天的疾患

生まれつきの毛細血管の異常が原因です。

2 皮膚組織の疾患

先天的疾患ではないため遺伝が関係しているのではなく、皮膚の様々な組織の異常が原因です。

3 ニキビなどの皮膚疾患の部分症状

ほとんどが体質的なものと考えられていますが、アトピー性皮膚炎、湿疹、ニキビと合併している場合が多く、原因不明、気温の変化や熱がこもる環境や乾燥、精神的ストレスなどで誘発されています。

4 ホルモンバランスの乱れ

ホルモンのバランスが崩れていることが原因です。

妊娠も原因となることがありますが、加齢に伴う女性ホルモンの減少により、皮膚が薄くなることがあり、そのことで、赤く見えてしまいます。

5 紫外線などによる身体の損傷

紫外線、放射線、手術など、明らかな発症の原因があるタイプです。

紫外線皮膚炎、放射線皮膚炎、凍傷および熱傷、手術後、外傷や感染などが該当しています。

一過性の赤ら顔の改善方法は「原因物質・抗原の排除」

慢性的な「赤ら顔」なのか、あるいは一過性の「赤ら顔」なのか、それぞれ対処法が異なります。

一過性の「赤ら顔」の原因がわかっている場合の改善方法と対処法は、「原因物質・抗原の排除」です。以下に詳しく見てみましょう。

化粧品などによる接触性アレルギー反応による赤ら顔

化粧品によるかぶれやかゆみが発症しています。商品を長年使っているためアレルギー反応そのものに気づかず、一過性ではなく慢性的な「赤ら顔」だと勘違いしている場合もあります。

皮膚科でパッチテストを受けることで原因成分を判定できます。

自分の肌に刺激となっている成分が判明したら、次回から商品の成分表記を見て成分が含まれていないか確認する習慣を必ずつけ、肌に刺激となっている成分が含まれている化粧品は使わないようにしてください。

紫外線照射による日光アレルギー、日光過敏症、日光性皮膚炎のによる赤ら顔

外出して日光にあたると、湿疹、蕁麻疹などができる場合は、日光に反応して皮膚が赤くなっています。

同時に目のかゆみや頭痛などを伴う場合もあり、また日焼け止めに含まれている紫外線吸収剤を塗布して日光に当たりアレルギー反応を起こしている場合もあります。

紫外線吸収剤が原因とわかったら、すぐに使用を中止してください。

外出時には、なるべく強い日差しを避ける、日傘・帽子・長袖・マスクなどを常に着用して、直接日光にあたらないように気をつけてください。

ハウスダウトやダニなどに対するアレルギー反応による赤ら顔

現代社会では、意外に多くの人がハウスダストやダニなどにアレルギー反応を起こしています。

ダニは、人間の汗・皮膚・髪の毛・フケ、そして高温多湿の環境を好みます。夏が過ぎて秋になってからダニのアレルギー反応が出てくる人も多くなっています。

布団乾燥機などを利用したり、まめに掃除機をかけるなどして、ハウスダストやダニを排除する対策をとりましょう。

花粉など季節性のアレルギー反応による赤ら顔

昨今、花粉症は春だけではなく夏や秋にも飛散する花粉に反応する人もいます。春はスギ花粉、夏や秋では、稲、ブタクサ、ヨモギ、などが代表です。

花粉が飛んでいる期間中、眼や肌のかゆみそして鼻炎の症状が現れています。

現在、花粉症対策として気軽に購入できるOTC医療品が販売されています。一度皮膚科医でアレルギーの検査をしてもらい、対応策をとることが大切です。

アルコールや香辛料や刺激の強い食材に反応

毛細血管が拡張しやすい食材に過敏に反応する方は、原因となる食材の摂取を控えてください。

原因物質を排除しても治らない場合は慢性の可能性がある

このように、一過性の赤ら顔場合、原因物質・抗原を排除するとアレルギー反応がなくなり、皮膚の赤みが治まります。

多くのアレルギーでは、抗原(アレルゲン)に抗体(免疫)が反応するため、皮膚や粘膜で炎症が起こります。

この場合は、原因物質の排除と同時に、皮膚の炎症(赤み・かゆみ)抑える対処(内服薬や外用薬)が必要になり、一定の期間の服用や塗布によって、皮膚の炎症つまり赤みは治まります。

一方、原因物質・抗原を排除しても皮膚の赤みが治まらない場合は、毛細血管が拡張して皮膚が赤くみえる慢性的な「赤ら顔」です。

慢性的な赤ら顔の改善方法は「レーザー治療」がベスト

慢性的な「赤ら顔」の場合は、原因物質や抗原により皮膚が炎症しているわけではありません。毛細血管の拡張によって皮膚が赤く見えている状態です。

したがって、原因を排除したり一時的な薬によって赤みが改善することが不可能であるため、美容皮膚科や美容クリニックでの専門の治療が効果的です。

「赤ら顔の原因は不明」と皮膚科で診断され、症状が放置されてしまうケースも見られます。

自分の赤ら顔は治らないと諦めてしまっている方、「赤ら顔」と「一時的な皮膚炎」とを間違えることで皮膚炎の外用薬を乱用してしまっている方、そのような方でも、レーザー治療によって「赤ら顔」を治療することが可能です。

美容クリニックでのレーザー治療

顔には多くの毛細血管が存在します。特に頬に集中いているため、頬の赤さが目立つのです。

毛細血管は直径7-10㎛ほどの脈管です。

毛細血管の壁は、通常であれば血管の外側と水分や物質が必要な行き来をしていますが、慢性的な「赤ら顔」は、血中の酸素不足、ホルモンバランス、化学物質、感染、疾患などによって血流が増加したままになっています。

レーザー治療では、皮膚の毛細血管のみに反応するレーザーを使用し、皮膚にダメージを与えず、拡張している毛細血管の状態を改善し、結果的に「赤ら顔」を改善します。

以下、主なレーザーについて簡単に説明します。

色素レーザー

赤ら顔に適したタイプのレーザーといわれ、赤ら顔のタイプにもよりますが、数回程度の照射を実施します。

照射にともなって、軽くゴムではじかれたような痛みがありますが、大きな痛みではないとされます。

均一に広がった血管がに対しては、照射が少なくて済む傾向があり、その逆に血管の形状が複雑な場合は治療期間が長くなることがあります。

ロングパルスヤグ

長い波長を出すヤグレーザーです。

レーザーは皮膚の真皮上層部を働きかけます。

施術は30分程度で、痛みは少なく、ダウンタイムもほとんどありません。

効果は色素レーザーより劣りますが、このレーザーは顔全体に照射するため、赤ら顔の改善と同時に、コラーゲンの増生を促すため、肌のキメやハリといった肌質も改善します。

ライムライト

色素レーザー、ロングパルスヤグ、より効果が劣るため、軽症の赤ら顔に使用されていますが、ダウンタイムや痛みもありません。

レーザーの治療費

健康保険適用の場合

以下3つの疾患と医師から診断を受けている場合、健康保険が適用されます。

  • 単純性血管腫

    真皮の毛細血管の局所異常で、自然消滅することがなく、加齢により褐色する場合もあります。

  • 苺状血管腫

    未熟な毛細血管の異常増殖で、新生児期の生後数日から1ヶ月頃赤い斑点が現れ始め、生後3-7ヶ月で著しく大きくなります。

  • 毛細血管拡張症

    前述通り(上記「赤ら顔のタイプは5つ」を参照してください)

色素レーザー(健康保険適用後の自己負担額の例)

照射面積 価格(目安)
10㎝平方 7,000円
50㎝平方 15,000円
100㎝平方 20,000円
180㎝平方以上 30,000円

健康保険適用外の場合

上記3つの疾患以外の場合は保険適用外診察(美容診察となるため健康保険が適用されず全額自己負担)となります。以下を目安にしてください。

色素レーザー 顔面照射 30,000円
両側頬部 20,000円
鼻や鼻周囲 10,800円
ロングパルスヤグ 顔面照射 10,000円(初回)
2回目以降 20,000円
5回セット 90,000円
ライムライト 顔面照射1回 20,000円
5回セット 70,000円

赤ら顔治療を行っているクリニック

多くのクリニックで赤ら顔の治療を行っていますが、全国に多くのクリニックがある品川美容外科をご紹介します。

品川美容外科では数種類のレーザー機器があるので、一人一人の症状に応じた治療が可能になります。

例えば、ジェネシスという機器は肌の代謝を促進させることで、赤ら顔だけでなく、毛穴の開き、小じわ、クスミなども改善してくれます。

肌のキメやハリが出てきますので、トータルで肌の状態を改善させてくれます。

ジェネシスの場合、顔全体で初回は5,000円から対応してくれますので、無料カウンセリングでご自身の赤ら顔のタイプや治療法について、相談されるといいと思います。

治療後の注意点

治療法にもよりますが、一般的に以下のようなことが注意点となっています。詳しくは治療を受けるクリニックで確認してください。

  • 治療後、患部にかさぶたができる場合があります。かさぶたが自然に落ちるまで患部に触らないようにしましょう。
  • かさぶたがある場合は、化粧は1週間程度控えてください。
  • 治療後に内出血や紫斑が見られる場合がありますが、時間経過とともに消えてゆきます。
  • 気温差は毛細血管の拡張を促します。室内外の温度差がなるべく大きくならないように日々注意しましょう。
  • 熱い温度での長湯は避けましょう。入浴は血流が良くなるため毛細血管の拡張を後押しします。
  • 治療後は肌が敏感になっています。日焼けをしないよう日頃のUVケアを徹底してください。
  • 赤ら顔を悪化させる可能性のある刺激の強い食事・香辛料・アルコール摂取は控えめにしましょう。
  • 敏感肌の人は、肌へ直接刺激を与える化粧品や摩擦やマッサージなどは避けましょう。
  • 乾燥は肌の刺激となります。保湿をしっかりしてください。

まとめ

慢性的な「赤ら顔」には、美容皮膚科や美容クリニックでのレーザー治療が最も効果的です。

一方、一過性の「赤ら顔」は、原因物質・抗原を排除したり、あるいは内服薬や外用薬によって治療が可能です。

昔から気になっている頬や鼻などの赤み、そして顔全体の「赤ら顔」が長年続いている方は、美容皮膚科や美容クリニックで診察を受け、どのようなタイプなのか、どのような治療が向いているのか、早速、確認しxてみましょう。


スポンサードリンク