30代と40代のクマは加齢が影響!?その原因や解消法、予防法をご紹介します。
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30代以降になると、20代とは違って少しずつ体の衰えが出てきます。目元においても同じです。20代と同じような生活を送っていては、お肌はちゃんと回復してくれません。クマができてしまったと悩んでいる人はまずは生活習慣から見直してみましょう。
目次
30代のクマは疲労や衰え、メイクが原因に!
最近は10代からクマに悩んでいる人も増えていると言われていますが、多くの場合、本格的にクマに悩み始めるのは30代からと言われています。
社会人としてバリバリ働いていれば、どうしても避けて通れないのが深夜まで続く残業やお付き合いの飲み会など、とても肌によいとは言えない環境があたりまえになりますし、育児・家事に追われて毎日きちんと睡眠がとれないという人もいますよね。
とは言え、30代になってもまだまだ女性として、輝かしい肌を保ちたいという気持ちは誰にだってあるもの。
では、30代の人が陥りやすいクマができる原因には、一体どのようなものがあるのでしょうか。
疲労
大学卒業から数えても、30代ともなると勤続年数が10年を越えてくるため、会社においても主要なポストを任されたり、難しい仕事をこなす機会も増えて来ますよね。
男性社員と同じく、毎日遅くまで仕事をすることや、休日出勤があたりまえ・・なんて生活をしていれば、当然ながら疲労が溜まりやすくなってしまいます。
特に睡眠時間の不足は、血行不良を招きやすくなることから、血液の酸素不足によって赤黒くなり、それが皮膚の薄い目の下を通る時に青いクマになって見えることがあります。
たばこやアルコール
たばこに含まれるニコチンには血管を収縮する働きがあるため、血行不良が起こりやすくなり、クマができる原因になると言われています。
また、アルコールの摂り過ぎによって肝臓に負担を掛かると、血液中のヘモグロビンの量が減り、血液の色が赤黒くなってクマが現れることがあります。
特に、疲れすぎて寝つけない時などにお酒を飲むと寝られると言って、寝入りにアルコールを摂取する人がいますが、アルコールは睡眠の質を妨げるため、時間的にはそれなりに寝たつもりになっても、体には疲労が蓄積したままとなってしまいます。
そのため、ストレス発散などの理由でたばこやアルコールを摂取する習慣のある人は、クマができやすいと言われています。
加齢による筋肉量の低下
20代にピークを迎えた体は、その後30代に突入すると徐々に衰え始めると言われており、筋肉量も少しずつ減っていきます。
中でも下半身の筋肉は、全身の70%を占める割合で存在していますが、長時間のデスクワークやバス・電車を使った通勤などで運動量が減ると、他の筋肉よりも落ちやすい部分です。
この下半身の筋肉が減ると、心臓から送り出された血液やリンパ液の戻りが鈍るため、血行不良やむくみが生じやすくなります。
一見すると下半身のことだから顔には関係ないようにも思えますが、足から心臓に送り返される血液の量が少なければ、顔を巡る血液量の少なくなるため、血行不良によるクマが現れやすくなります。
メイクによるもの
顔色が優れなかったり、クマやしみが気になってくると、いつもよりもついメイクを濃くして隠そうとしてしまいがちですよね。
しかし、そうすると当然ながら肌への負担は大きくなりますし、厚く塗った分、クレンジングも念入りにごしごしと行ってしまいやすくなります。
このような肌への過剰な刺激は、クマを作るために行っているようなもの。
刺激によってたるんだ皮膚は、表面に凹凸が生まれ、その凹みが影のようになって見えたり(黒クマ)、何度も擦ることでメラニンが活性化し、色素沈着によるクマ(茶クマ)を引き起こしてしまいます。
40代のクマは加齢やホルモンバランスも原因に
ある調査によると、年代別の肌の悩みを聞いたところ、40代の女性が圧倒的に悩んでいるのは〝皮膚のたるみ〟だと答えています。
これに続くように、しみやクマがありますが、皮膚のたるみ自体も実はクマの原因と全く無関係ではありません。
では、40代では半数近くが悩んでいると言われているクマの原因には、どのようなものがあるのでしょうか。
筋肉の衰え
30代から衰え始める筋肉は、体に限ったことではなく顔にも現れます。
顔にある表情筋が衰えると、フェイスラインが崩れたり、ほうれい線が現れたりしますよね。
表情筋には、表情を作る働きだけではなく、皮膚を引き上げる役割もあるため、筋肉の衰えは皮膚のたるみに直結します。
特に、目の周りの筋肉が衰えることで皮膚がたるんでしまうと、皮膚の表面に凹凸が生じるため、凹んだ部分が影になって黒クマを引き起こします。
ターンオーバーの変化
40代になると、10~20代の時のように活発な代謝が行われなくなり、体に溜まった毒素や老廃物がどんどんと蓄積しやすくなってしまいます。
皮膚の場合、紫外線などによるメラニンの蓄積が問題となりますが、溜まったメラニンはやがて色素沈着し、クマやしみとなって現れます。
肌には、通常28日の周期をもってこうしたメラニンなどが排出される仕組みとなっていますが、40代を過ぎるとその周期は倍の56日以上になると言われているため、一度クマになってしまうとなかなか解消するのが難しいと言われているのです。
ホルモンバランスの崩れ
ターンオーバーと同様に、40代になると乱れが生じやすくなるのがホルモンバランスです。
更年期に差しかかる年齢のため、ホルモン分泌と密接な関係にある自律神経が乱れやすくなり、血行不良によるクマやしみができやすくなると言われています。
30代のクマはマッサージの血行促進で解消!
マッサージをする
足や手のむくみをとるために、リンパマッサージを行う人は多いと思いますが、顔のむくみを解消する場合も同じで、マッサージによって滞ったリンパ液や老廃物を流してあげることで、血行が促進して新陳代謝がアップします。
ただし、目元の皮膚は他と比べてかなり薄いため、強く刺激してしまうとメラニンが反応して返って色素沈着を促してしまうことがあります。
クマが気になる部分にマッサージを行う時は、指の腹で優しく丁寧に扱うようにして下さい。
クマの解消に効果があるマッサージ方法をいくつかご紹介しますので、ぜひ参考になさってみて下さい。
目のたるみ・クマ解消!筆一本で簡単リンパケア
リンパケアの手順
- 両手を擦り合わせ温めたら、カップ状にして目の上をそっと覆います。
- 手の中で目をパチパチとしたり、ぐるっと回してみましょう。
- 目を閉じ、お手持ちの筆を目頭にあてたら、3回ほどため息を吐きます。
- 次に、目尻に筆をあて、上目使いになりながら同様に3回ため息を吐きます。
- 次に、目の下に筆をあて、上目使いになりながら同様に3回ため息を吐きます。
- 次に、まぶたの上、骨のキワに筆をあて、今度は下目使いになりながらため息を3回行います。
- 目の周りの骨のキワを筆で撫ぜたら、目尻のしわを伸ばすイメージで撫ぜます。ここまでを1セットとして2~3セット行います。
- 最後にもう一度両手を温めて目を覆って終了です。
- 反対側も同様に行いましょう。
目の下のクマを消す簡単リンパマッサージ
リンパマッサージの方法
- 床に片膝を立てて座り、両手で足首を掴みます。
- 両手の親指が上に来るようにして、足首から太ももの付け根まで5回擦ります。
- 反対側の足も同様に行いましょう。
- おへその横に両手の指をつけ、その手を足の付け根まで左右交互に擦り下ろします。
- 次にビキニラインを左右交互に擦り下ろします。
- 続いて、目頭に両手の中指と人差し指をあて、こめかみに向かって目の上を擦ります。
- 同じように目の下も擦りましょう。
- さらに、今度は目の上と下を同じ指を使って押していきます。
お風呂やストレッチで血行を促進する
忙しいとついシャワーで簡単に済ませてしまうことも多いですが、湯船にしっかりと浸かることで体を芯から温め、血行が促進されます。
また、寝る前に体全体を解すようにストレッチを行うことで、血液の巡りがよくなって、布団に入った後体温が上がり、寝つきがよくなると言われています。
質のよい睡眠は、体に溜まった疲労の排出を促し、肌細胞が活性化するため、クマの予防によいと言われています。
筋トレや運動を行う
顔を流れる血液の巡りが悪くなっているのは、下半身の筋力の低下も関係していると言われています。
そのため、筋肉量を増やす筋トレや、体の代謝を上げる有酸素運動を行うことで、全身を巡る血行がよくなり、クマの解消や予防に役立つと言われています。
40代のクマは目のトレーニングと食べ物で解消!
眼輪筋を鍛える
眼輪筋とは、目の周りをぐるっと取り囲んでいる表情筋の一つで、この筋肉が衰えてくると上下のまぶたを支えられなくなり、皮膚のたるみを引き起こしやすくなると言われています。
そのため、眼輪筋を鍛えるトレーニングを行うことで、皮膚のたるみが原因のクマを解消することができます。
眼輪筋トレーンングのやり方
- 両手の人差し指で目尻を外に引っ張り、そのまま5秒間目を閉じます。
- 目尻を引っ張ったままゆっくりと目を開けたら、次に両手の人差し指で目尻のやや上を押さえ斜め上方向に引っ張り、5秒間目を閉じます。
- 次に、両手の人差し指で目尻の下を押さえ、斜め下方向に引っ張り5秒間目を閉じます。
- 1〜3の流れを5回繰り返しましょう。
ターンオーバーを助ける成分を摂取する
肌のターンオーバーは加齢とともにだんだんと遅くなっていくものですが、その他にも生活習慣の乱れや紫外線によるダメージ、メイクや洗顔などによる皮膚への負担など、様々な原因によって乱れることがあります。
ターンオーバーを少しでも正常値に近付けるためには、これらの原因を取り除くことが必要ですが、その他にも毎日の食事の中でターンオーバーを助ける働きのある成分を摂ることも有効と言えます。
そこでここでは、ターンオーバーの正常化によいと言われている成分をご紹介したいと思います。
たんぱく質
たんぱく質は皮膚を始め、筋肉や髪、内臓など体のあらゆる部分を構成するために必要不可欠な成分です。
加齢によって食の好みなどが変化すると、たんぱく質不足になりやすいと言われているので、日頃から意識して摂ることが大切です。
たんぱく質が多く含まれる食品には、ゼラチン、高野豆腐、鶏のささみ、豚のひれ肉、しらす、いくら、まぐろ、かつおなどがあります。
ビタミンA
皮膚や粘膜を健やかに保つ働きのあるビタミンAは、古くなった角質が剥がれ落ちるのを促す作用があるため、ターンオーバーの正常化には欠かせない成分です。
なお、ビタミンAが多く含まれる食品には、レバーやうなぎの肝などがありますが、ビタミンAの主成分であるレチノールは過剰摂取すると体に害があることが指摘されているため、くれぐれも摂り過ぎには注意をして下さい。
β―カロテン
しそやにんじん、モロヘイヤ、パセリ、ほうれん草など野菜に多く含まれるβ-カロテンは、体内に入ると必要な分だけがビタミンAとして変換され、皮膚の再生や修正などに利用されます。
ただし、β-カロテンから変換されるビタミンAはレチノールではなく、プロビタミンAという別の成分のため、多く摂り過ぎてもビタミンAの過剰摂取にはなりません。
そのため、ビタミンAの過剰摂取が心配な場合はβ-カロテンを摂るのがよいでしょう。
なお、上記でご紹介した野菜にはβ-カロテンの他にビタミンAも含まれています。
ビタミンC
肌の潤いに欠かせないコラーゲンを生成する補酵素として働いているビタミンCは、美肌を作りに役立つ成分として知られています。
また、ビタミンCにはメラニンの元となるチロシンの働きを抑える働きもあることから、クマやしみの予防にも役立ちます。
ビタミンCが多く含まれる食品には、アセロラやゴーヤ、赤ピーマン、キウイ、いちご、ブロッコリーなどがあります。
ビタミンE
老化の原因の一つと言われている活性酸素の働きを抑える抗酸化作用に優れたビタミンEは、その他に血中のコレステロールを排除して、血行を促進する効果があると言われています。
ビタミンEが多く含まれる食品には、ナッツ類や植物油、たらこやあんこうの肝、マヨネーズなどがあります。
ホルモンバランスを整える
ホルモンは、私達の体に元々あるもので、様々な機能を常に一定に保つよう調整する働きを持っています。
これをホメオスタシス(恒常性)と言いますが、中でも女性に深く関わるのが女性ホルモン(エストロゲンとプロゲステロン)の2種類です。
エストロゲンとプロゲステロンは月経の周期に合わせて分泌量が増えたり減ったりするものですが、プロゲステロンの分泌が増える(もしくはエストロゲンの分泌が減る)と、メラニンが刺激され、クマやしみが増えると言われています。
そのため、加齢によってホルモンバランスが崩れやすくなる40代に差し掛かったら、ストレスを溜めないよう適度に発散させたり、エストロゲンに似た働きを持つ大豆イソフラボンを摂るのがよいと言われています。
なお、大豆イソフラボンは摂り過ぎてもよくないため、豆腐なら一日一丁、納豆なら2パック、豆乳は200mlを1本程度に留めておくのがよいでしょう。
30代のクマは生活習慣を気をつければ予防できる
適度な運動など生活習慣を見直そう!
30代前半は20代後半の延長のような気持ちになりやすいですが、体の変化や衰えというのは確実に起こっています。
そのため、いつまでも若い時のままの感覚で毎日を過ごしていると、気付かないうちに肌に疲労が蓄積し、クマができやすくなってしまいます。
10~20代のうちは、例えクマができても皮膚や体の回復力が高いので、特別に何かをしなくても自然と解消されていることも少なくありませんが、30代ともなるとそうはいきません。
30代の人がクマを予防するには、早寝早起きを心掛ける、紫外線など肌にストレスが掛からないように注意する、たばこやアルコールなどの摂取を控える、適度な運動をするなど生活習慣を改める必要があります。
冷たい飲み物にも注意
また、冷たい飲み物を習慣的に摂っている人や、長時間のスマホ、パソコンの使用による姿勢の悪さなども血行不良を招き、クマができる原因となってしまいます。
飲み物を摂る時はできるだけ温かいものを選び、正しい姿勢を保つことを常に意識するようにしましょう。
40代のクマはメイク方法やメラニンを防ぐことで予防しよう
40代のクマの予防法も、基本的には30代と同じように毎日の生活習慣をしっかりと整えることが大切と言えます。
濃いメイクには注意
また、クマやしみが気になって、ついコンシーラーやファンデーションを厚塗りしてしまうことがありますが、濃いメイクはそれ自体が肌への負担となるだけではなく、クレンジングの際は毛穴に詰まった汚れを取り除こうと、ごしごしと擦ってしまいがちです。
肌によいと思って行っていることが、実は肌に負担となってしまうケースも多いため、肌を休ませるように意識してみましょう。
紫外線対策でメラニンを防ぐ
さらに、夏の日差しが強い時期だけではなく、日頃から紫外線対策を行い、メラニンの生成を防ぐようにすることも必要です。
その上で、コラーゲンの量が減ってしまうため、美容液などで十分な保湿を行い、肌の乾燥を防ぐようにしましょう。