カカオの効果とは?カカオポリフェノールの意外な力や注意点をご紹介します。

カカオといえば、チョコレートやココアに入っていることで有名です。最近では、カカオをたくさん含んだチョコレートも発売されています。「カカオってなんか良さそうだけど効果はあまり知らない」、という方も多いのではないでしょうか。今回は、そんな皆さんに、カカオの効能を徹底解説します!

当サイトの記事は美容アドバイザーなどの監修のもとで公開しております。


カカオとは

カカオの歴史

原産地は、メソアメリカ(現在のメキシコ及び中央アメリカ北西部)で、紀元前1900年ころから利用され、紀元前1200年ころか栽培食物として重宝されていました。

日本に伝わったのは江戸時代のことで、長崎の遊女がオランダ人からもらったチョコレートが記録に残る最初のカカオになります。一般に普及されたのは明治時代に入ってからです。

カカオの樹・豆について

カカオの樹は、樹齢4年ほどで白、黄色、ピンクなどのパステル調の小さい花をつけるようになります。

花の一部が実となり、6か月ほどで熟し、カカオポッドと呼ばれる果実になります。その中にある20~50個の種がカカオ豆です。

カカオ豆がチョコレートやココアになるまでの工程

カカオ豆を1週間ほど発酵し、水分を6%以下に乾燥、砕いて焙炒したあと、すりつぶすことで、カカオマスというチョコレートやココアの原料になります。

カカオマスからココアバターという油分を分離するとココアパウダーに、カカオマスにミルクや砂糖、ココアバターを加えるとチョコレートになります。

ちなみに、ホワイトチョコレートは、カカオの油分であるココアバターにミルクや砂糖を加えたものなので、カカオのすぐれた成分は少なく、カカオの効果はあまり期待できません。

カカオの成分

カカオの成分は、食物繊維、ポリフェノール(カカオポリフェノール)、タンパク質(カカオプロテイン)、カルシウム、マグネシウム、亜鉛、鉄、ビタミンE、テオブロミンなどです。

カカオポリフェノールの効果

ポリフェノールとは、ほとんどの植物に含まれる苦みや渋み成分のことで、現在でも様々な研究がおこなわれ、医薬品や健康食品が開発されています。

カカオにも、カカオポリフェノールが含まれており、摂取しやすいポリフェノールとして注目をあびています。

ここでは、カカオポリフェノールの効果を紹介します。

血圧を下げる

年齢を重ねるとともに、血管が詰まり細くなることで、血圧が上昇する傾向にあります。

カカオポリフェノールには血管を広げる作用があり、高血圧の人ほど効果があらわれるということがわかりました。

カカオ70%以上のチョコレートを4週間食べ続けた結果、BMI値は上がらず、血圧は下がったというデータもあります。

動脈硬化を予防する

動脈硬化の主な原因は、悪玉コレステロールの酸化にありますが、カカオポリフェノールには、悪玉コレステロールの酸化を防ぐ効果があることが明らかになりました。

また、悪玉コレステロールを血中から回収する善玉コレステロールの量が増えることもわかりました。

血液をサラサラにし、血行が良くなったというデータもあります。血管をしなやかにし、血流もよくする効果は、すばらしいですね。

ストレスホルモンを下げる

現代の私達には、人間関係や仕事など、さまざまなストレスにさらされています。

ストレスを感じると、脳内では、免疫力を弱めてしまうストレスホルモンが分泌されます。過剰なストレスは、病気をも引き起こします。

そんなストレスホルモンに、カカオポリフェノールが有効であることがわかりました。

ストレスを感じている時に、美味しいチョコレートを食べることで、ストレスホルモンを減らすことができ、ホルモンが原因の病気を防ぐことが出来るのはうれしいですね。


スポンサードリンク


抗酸化力で肌へのダメージを抑える

私たちが普段行う呼吸の中で、吸い込んだ酸素の一部は「活性酸素」に変化します。活性酸素は、病原体を攻撃する免疫システムの一つです。

しかし、ストレスや運動、喫煙やアルコールなど、多くの負荷が身体にかかると、活性酸素が必要以上に発生します。その結果、肌荒れや動脈硬化、ガンなどの病気を引き起こす要因となります。

この働きを抑えるのに有効なのが、カカオポリフェノールです。カカオポリフェノールには、優れた抗酸化力があり、活性酸素による肌や体内へのダメージを抑えると言われています。

アレルギーの予防・軽減をする

私たちは、外界からのウイルスや細菌に対し、活性酸素による免疫システムである程度対応することができます。

しかし、活性酸素が過剰に発生してしまった場合、自分自身にもダメージを与えてしまい、アレルギー反応が出ることがあります。

この「活性酸素が原因のアレルギー」に対し、カカオポリフェノールが優れた抗酸化力で活性酸素の働きを抑え、有効に働きかけます

脳を活性化させる

脳の栄養分、BDNF

脳は、神経細胞の集合体です。神経細胞の活動により、私達が考えたり、記憶したり、判断したりすることが可能になります。

そうした神経細胞の発達や成長を促進し、動きを活性化させるタンパク質が「BDNF(Brain−derived neurotrophic factor)」です。

このBDNFは、65歳を過ぎると年齢とともに減っていきますが、うつ病や統合失調症などさまざまな精神疾患とも関係していると言われています。

カカオポリフェノールがBDNFを増やす

カカオポリフェノールは、脳の血流量を増やすため、BDNFが含まれた血液も多く流れるという結果があります。脳内のBDNFが増えるということは、神経細胞が成長するので、学習機能や認知機能が高まる可能性があるということです。

将来にはカカオが認知症の予防薬になるかもしれませんね。

その他の効果

便秘を改善する

便秘で悩む人の多くは、女性です。便秘は、下腹部の張りや不快感があり、肌荒れにもつながり、ストレスも溜まります。

カカオに含まれるタンパク質、カカオプロテインは、便秘改善に効果的です。

それは、このカカオプロテインが難消化性タンパク質といい、小腸では消化されずに大腸まで到達するからです。その結果、便のもととなり、便のかさを増やしてくれます。他にも腸内細菌のえさにもなるので、整腸作用があります。

また、カカオに含まれる食物繊維も、便秘の改善や腸疾患の予防が期待できます。

リラックスさせる

カカオには、テオブロミンという、脳に刺激を与え神経の緊張を和らげ、満足感やリラックス感を与えてくれる物質が含まれています。

テオブロミンは、癒やし物質であるセロトニンの分泌を促進する作用があります。

また、カフェインが持つ覚醒効果もありますが、カフェインより穏やかに効果が表れます。

アンチエイジングに効果的

抗酸化力のあるカカオポリフェノールに加え、タンパク質(カカオプロテイン)やビタミンE、カルシウムや鉄などの必須ミネラルが豊富に含まれているため、肌のターンオーバーを促進する効果があります。

適度なカカオの摂取により、アンチエイジングが期待できます。

虫歯菌・歯周病菌を抑える

チョコレートといえば虫歯を想像しますが、虫歯になるのはチョコレートに多く含まれる砂糖が原因で、カカオ自体には抗菌作用があります。

また、歯周病菌への殺菌効果もあります。


スポンサードリンク

ダイエットのサポート食として適している

カカオがダイエットに適している理由は、以下のとおりです。

  • カカオポリフェノールの効果により、血流がよくなり、代謝が上がる
  • ダイエットによるストレスにも、カカオポリフェノールが有効
  • カカオプロテインの効果による便秘の改善
  • カカオに含まれる必須ミネラルが摂れる

カカオをチョコレートで摂る場合は、カカオ含有量が多いチョコレートで、ストレスなくおいしくいただけるチョコレートを選び、適切な量を摂取することが大切です。

カカオを摂取する際の注意点

カカオを摂取する際に、注意すべき点を挙げます。

腹痛や頭痛をおこす

カカオには、赤ワインやチーズなどの発酵食品に含まれるチラミンを含みます。チラミンは、血管の収縮作用があります。

この収縮作用がなくなるときに、血管が拡張することで、腹痛や頭痛がおこる可能性があります。

また、血管が拡張したあとに気道の粘膜が炎症をおこすと、気管支喘息発作が起こる可能性もあります。

チョコレートアレルギーをおこす

カカオに含まれるニッケルが原因で、チョコレートアレルギー(金属アレルギー)を起こす可能性があります。

また、チラミンによる血管の収縮・拡張が原因で、アレルギー症状がでることもあります。

テオブロミンの摂取量に注意する

高カカオチョコレートの中には、普通のチョコレートより、テオブロミンやカフェインが5倍も多く含まれるものもあります。

健康な人が食べるには問題ないですが、気管支喘息発作や、気管支炎の治療に用いられるテオフィリン等の作用に似た医薬品を使用している人やテオブロミンに敏感な人は、普通のチョコレートと同じ感覚で食べないよう、気を付ける必要があります。

カカオの摂取タイミング・摂取量

カカオの摂取タイミング

カカオを摂るメリットは、やはりカカオポリフェノールです。ポリフェノールは、体に蓄積されにくく、数時間で効果が失われてしいます

こまめに取りたい成分ですが、カカオだけで摂るのではなく、お茶や赤ワインにも含まれているので、さまざまなポリフェノールをいろんなタイミングで摂取することが好ましいです。

たとえば、食事のときにお茶で摂取、休憩のときにコーヒーで摂取、おやつにチョコレートで摂取、夕飯時に赤ワインで摂取など、工夫してみるのも楽しいですね。

カカオの摂取量

カカオの摂取量としては、健康面から毎日5~10g程度、嗜好品としては35g(200kcal)程度を複数回に分けて、食べるのが良いとされています。

まとめ

カカオには、たくさんの効果があることがわかりました。

もちろんこれらの効果は、正しい食べ方をした場合に発揮されるものです。砂糖だらけのミルクチョコレートを食べても、効果は薄いでしょう。

チョコレートは大好きだけど太りたくない、という方は特に、カカオ含有量が70%以上のチョコレートを少量おやつに食べることを習慣にしてみてください。続けることで、無理なく、内面は健康で、見た目も綺麗な女性を目指しましょう。

ぜひカカオで健康と美容を手に入れてくださいね。


スポンサードリンク