えごま油の効果、副作用、オススメのえごま油、食べ方をご紹介します!
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えごま油は美容や健康に良いと評判の油です。α−リノレン酸が多く含まれているため、様々な効果があります。ここではその素晴らしい効果に加えて、副作用や簡単なドレッシングの作り方、オススメのえごま油をご紹介します。
えごま油とは
えごま油とは、東南アジアが原産の一年草のシソ科の植物「荏胡麻」の種子を搾って作られる油のことを言います。
名前に胡麻とありますが、ごま油とは全くの別物で、えごまの葉はしそ(大葉)によく似ており、しその仲間になります。
そのため、パッと見ただけではなかなか区別が付けにくいですが、えごまには特有のペリケラトンという成分が含まれているので、シソとは異なった香りがあり判別が可能です。
日本最古の油脂植物
日本では縄文時代にはすでにえごまが栽培されていたとされ、遺跡からは種子も見つかっていますが、油として使用するようになったのは平安時代からと言われています。
当時は灯明油(神仏に供える灯火のこと)などに用いられていましたが、そこから番傘の防水、油絵の具、塗装など、主に工業油として利用されるようになり、それに伴ってえごまを栽培する農家が増えたものの、江戸時代後期になると生産性の高い菜種が登場したことで、えごまは衰退していきます。
各地で古くから食べられてきた「えごま」
その一方で、長年えごまを食用にしていた地方では、今も伝統食としてえごまが食べられています。
例えば・・・
- 福島県の会津地方では、えごまの種子を炒って味噌や砂糖と和えた「じゅうねん味噌」
- 岐阜県の飛騨地方ではえごまを炒って、砂糖や醤油などで味付けしたタレをご飯を潰したものに塗り、焦げ目が付くまで焼いた「五平餅」
などが有名ですね。
ちなみに、じゅうねん味噌の由来は、「食べると十年長生きできる」ことからそう名付けられたそうです。
健康油ブームで注目
アメリカでは、マーガリンなどに多く含まれるトランス脂肪酸を2018年6月までに食品添加物から全廃させることを決めています。
このような背景もあり、日本でも近年は油の質や種類にこだわる方が増えており、健康油の代表的な存在と言われるオリーブオイルも、一般的に使用されるようになりました。
そのような流れの中で、ここ2~3年で注目されているのがえごま油です。
えごまには、体に良い成分が数多く含まれており、健康や美容、ダイエットなどに効果があるとして、女性を中心に関心が高まっています。
しそ油とえごま油は同じもの
しそ油は、いわゆる大葉から抽出された油・・ではありません。
しそ油も、原料はえごま油と同じ荏胡麻。
つまり、この2つは名前が違うだけで実は全く同じものなのです。
どうしてこのようなややこしいことが起こったかと言うと、販売元がえごま油を売り出す際に、それまで世間ではあまり知られていなかったえごまを商品名に付けても、消費者は何のことかよくわからないのでは?と思い、えごまに似ているという理由でしそ油と名付けたようです。
そのため、えごま油が認知されつつある現在でも、スーパーにはえごま油としそ油が存在しています。
ここ最近は、その効能がテレビなどで紹介されることも多くなり、スーパーなどでは品切れになっていることがあるえごま油ですが、しそ油があれば名前が違うだけで後は全く同じ物ですので、ぜひ手に入れましょう。
主な成分
えごま油には体に良い成分が豊富に含まれています。ここでは主な成分をご紹介します。
α-リノレン酸
体内で合成することができないため、食べ物などから摂取する必要がある必須脂肪酸の一種です。
アレルギーを抑えたり、血栓を予防したり、血圧を下げたりする働きがあると言われています。体内に入るとα−リノレン酸はDHAやEPAに変換されるため、脳の働きを高めたり、動脈硬化や心筋梗塞を防ぐ効果もあります。
ただし、酸化しやすく、熱に弱いという特徴があります。
えごま油の約6割にα-リノレン酸が含まれていると言われており、食品の中でトップクラスを誇る高い含有量となっています。
オレイン酸
オリーブオイルに多く含まれる脂肪酸です。体内で合成され、人の皮膚にも含まれていることから、必須脂肪酸ではありません。
また、α−リノレン酸と異なり、酸化しにくい特徴があります。
リノール酸
α-リノレン酸と同じ必須脂肪酸の一種です。
ローズマリー酸
シソ科の植物に多く含まれているポリフェノールの一種です。
ルテオリン
植物ポリフェノールの一種で、抗炎症作用や抗酸化作用があると言われています。
えごま油の効果
ダイエット効果
えごま油に含まれるα-リノレン酸には、余分な脂肪を分解する働きがあり、脂肪の蓄積を防ぐ作用があります。
また、近年、ローズマリー酸には糖の吸収を抑制する働きがあることがわかり、こちらもダイエットに有効な作用として注目されています。
にきび、肌荒れ
α-リノレン酸には、血液中の悪玉コレステロールを排出し、血液をサラサラにする作用があることから、新陳代謝を促して肌のターンオーバーを正常に戻す働きがあると言われています。
また、これによりにきびが治ったり、にきび跡による色素沈着の解消も期待できます。
腸内環境・便秘改善
血液中に悪玉コレステロールが増えると、腸内の悪玉菌も増えて腸内環境が悪化し、便秘になりやすくなってしまいますが、α-リノレン酸が悪玉コレステロールを排出することで悪玉菌の増殖を抑えることができます。
また、油分が便を包んで腸管を移動しやすくなりお通じが改善する効果も期待できます。
生活習慣病の予防や改善
α-リノレン酸によって血液中のコレステロールが排出されると、動脈硬化や高血圧といった生活習慣病の予防や改善が期待できます。
アンチエイジング
α-リノレン酸の作用によって血液の流れがよくなると、体の隅々にまで酸素や栄養が届くため、細胞が活性化し老化を防ぐ効果があります。
また、えごま油に含まれるローズマリー酸には、糖の吸収を抑えて排出を促す働きがあることから、体内に蓄積した糖とたんぱく質が結び付いたAGEs(終末糖化産物)の生成を抑え、糖化を防ぐ効果があります。
AGEsとは・・・
近年、酸化と並んで老化の原因になると言われているもので、肌などの見た目の老化だけでなく、認知症や心筋梗塞などの病気にも関連があり、毒性も強いと言われています。動物性の脂肪に多く含まれる傾向があり、それを加熱調理することで発生します。
アレルギーの抑制
α-リノレン酸は、体内で同じオメガ3系脂肪酸のEPA(イコサペンダエン酸)やDHA(ドコサヘキサエン酸)を合成することができます。
EPAやDHAにはアレルギーの抑制作用があり、アトピーや花粉症などの症状を改善する効果があると言われています。
生理痛や更年期障害の改善
α-リノレン酸には、女性ホルモンのエストロゲンと似た作用があることから、生理前の不快な症状を抑える効果があると言われています。
また、生理痛の発症原因であるプログラスタンジンの分泌を抑える働きもあり、えごま油を毎日摂取することで生理痛や更年期障害などを改善する効果が期待できます。
認知症の予防
EPAやDHAには、脳の神経細胞の死滅を防ぐ働きがあると言われています。
そのため、EPAやDHAが多く含まれる青魚を多く食べると、認知症予防になると言われていますが、効果を得るためには毎日たくさん食べる必要があり、なかなか現実的ではありません。
しかし、えごま油であれば簡単に必要量を摂取することができます。
なお、脳の神経細胞は一度死滅すると二度と元には戻らないことから、認知症の予防に用いるためには、できるだけ早い段階でEPAやDHAの摂取を始めるのがよいと言われています。
また、ルテオリンの抗炎症作用は特に脳の炎症を抑える効果が大きいと言われており、これらの作用によってえごま油には認知症の発症を予防する効果があると言われています。
うつ病の改善
うつ病も認知症と同じ脳の病気で、やる気を起こす脳神経の働きが弱くなっていることが原因と言われています。
EPAやDHAには、脳の弱った神経細胞を回復させる働きもあります。
なお、うつ病の場合は、予防だけではなく例え発症した後でも症状の改善が見込めると言われています。
ガンの予防
ルテオリンには、肝臓がんを予防する効果がある可能性があると、日本の研究グループにより発表されています。
また、α-リノレン酸にもがんの抑制効果が期待できるとして、研究が進んでいます。
えごま油の食べ方や使い方
えごま油には、次のような大きな特徴があります。
- 加熱に弱い
- 酸化しやすい
さらには、加熱することでα−リノレン酸が減少したり、臭いが出てくることもあります。
このため、揚げ油や炒め物などの加熱調理には向きません。生のまま摂るのがよいでしょう。
ドレッシングとして使う
ドレッシングとして使うのは最もおすすめです。草のさわやかな香りがあり、甘みを感じることができます。食材の味をじゃませず、良いところを引き出してくれます。
ドレッシングとしておすすめの食べ方をいくつか記載します。
にんにくのドレッシング
- 分量:にんにく1片に、えごま油を100cc
- にんにくを潰して、えごま油につけます。
唐辛子のドレッシング
- 分量:赤唐辛子1本に、えごま油を100cc
- 半分にして種を取った赤唐辛子を、えごま油につけます。
青じそのドレッシング
- 分量:青じそ10枚、えごま油100cc
- 青じそを刻んで、えごま油によくなじませます。
しょうが・長ネギのドレッシング
- 分量:刻んだ生姜、ねぎをそれぞれ小さじ2ずつ、えごま油は100cc
- 生姜、ネギ、えごま油をまぜます。
その他の調理例
ドレッシング以外にも生で使う方法として、次のようなものがあります。
- サラダのドレッシングに使う
- 卵かけご飯にかける
- パンにかける
- できあがった味噌汁に少量入れる
また、直射日光や高温になる場所は避け、冷蔵庫で保管をし、なるべく早く使い切るようにします。
摂取する上での注意点
摂取量は小さじ一杯
一日で小さじ一杯程度の摂取が目安となります。
副作用
えごま油は食品のため、薬のような副作用はありませんが、過剰摂取すると下痢や腹痛を起こす恐れがあります。
また、妊婦さんの場合、妊娠初期の摂取は腸の収縮が促されることによって早産などの危険がないとは言えないことから、できれば避けた方がよいと思われます。
摂取しすぎは老化の原因にも
えごま油にも含まれているリノール酸は、普段の食事の中で十分過ぎるほど摂取しており、現代人はリノール酸を摂り過ぎているくらいだと言われています。
リノール酸には、血液中の悪玉コレステロールを減らす効果があることから、一時期は積極的に摂取する方も多かったのですが、過剰摂取になると善玉コレステロールまで排出してしまい、アレルギーや老化の原因になると言われています。
脂肪酸はバランスよく摂取することが大切と言われ、厚生労働省ではα-リノレン酸とリノール酸の割合を1:4で摂取するのが望ましいとしています。
おすすめのえごま油
太田油脂
えごま油を日本で初めて食用油として商品化した会社で、えごま油の販売数は日本一を誇ります。中国の契約農家にて栽培されたえごまを、日本にて製造しています。
鹿北精油
昔ながらの石臼式玉締め搾りという製法で絞られるえごま油は、化学薬品や添加物は一切使用していません。使用されているのは、国産のえごまになります。
えごま油に注意喚起!
えごま油に関して、2016年1月に国民生活センターより「見た目だけではわからない、えごま油の品質」と題して、注意喚起が行われています。
これによると、消費生活センターに購入したえごま油の匂いや色がおかしいため、成分を調べてほしいという依頼があり、20銘柄を独自に調査したところ、1銘柄についてはα-リノレン酸の含有量が3割程度となっており、純粋なえごま油かどうか疑わしいという結果が出ました。
その1銘柄の商品名などは公表されていませんが、えごま油を選ぶ時は成分表示や製造過程などをしっかりと確認し、納得できるものを選ぶようにしましょう。
えごま油を摂取した人の口コミ
最後にえごま油を摂取した人の口コミ、感想を掲載しますので、参考にしてください。
摂取している人の声
- えごま油を毎日、ティースプーンで一杯ほど飲んでいます。飲むようになってから乾燥で粉を吹いていた肌がしっとりし、便秘が解消して、生理痛が軽くなるなどいいことづくめです。(10代・女性)
- えごま油が体によいということをテレビ番組で知り、さっそく購入して摂取しています。私の場合は摂取してから10日足らずで体重が1.5kg減り、血圧が正常値に安定しています。(50代・女性)
- 長い間ずっと便秘に悩まされており、どうしても出ない時は便秘薬やお茶に頼る日々でしたが、えごま油を摂取するようになってからは薬を飲まなくてもお通じがあり、買ってよかったと心の底から思っています。
- 毎日、サラダや味噌汁にかけて摂取しています。えごま油を摂るようになってから、これまで基準値を超えていた中性脂肪やコレステロールの値が下がり始め、体重は5kg、体脂肪も3%ほど減っています。(40代・男性)
- 子どもがアトピー持ちのため、えごま油がよいと聞いて食事の時に野菜にかけて摂取させています。他にも漢方や保湿などをしていますが、肌がしっとりとして調子がよくなってきた気がします。(40代・女性)
- えごま油が花粉症によいと聞いて、半信半疑で摂取し始めたところ、例年と比べて調子がよく、薬を飲む機会も減っているので効果がある!と感じています。(30代・女性)
- テレビで見てすぐにえごま油を使い始めています。ドレッシングに混ぜて使っていますが、便秘が解消し、風邪やインフルエンザにもかからないようになりました。
- 私の場合、えごま油を食用としてではなく化粧品として使っています。メイク落としやマッサージオイルとして使用していますが、肌のくすみがとれ、ワントーン明るくなった気がします。(40代・女性)
- えごま油の効果の高さに感動し、もう5年近く摂取しています。えごま油を摂らなくなると肌が乾燥して、髪がごわついてしまいます。(30代・女性)
- 鼻が弱くてすぐ鼻水がでたり詰まったりしていたのですが、えごま油を摂るようになってから鼻の調子が凄くよくなりました!(10代・男性)
- えごま油を摂るようになって一年が経ちましたが、生理周期が安定して、肌荒れなどもなくなったので、ホルモンバランスが整ったのかなと思っています。