ケトン体に注目!ココナッツオイルダイエットで脂肪燃焼効果!
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ダイエットを考えたことのある方なら1度は「炭水化物抜きダイエット」という言葉を聞いたことがあると思います。効果はあってもごはん好きにはツラすぎます・・・。今、低炭水化物ダイエットの進化系のケトン体ダイエット(ココナッツオイルダイエット)が注目です。話題のココナッツオイルを使っておいしく実施できるケトン体ダイエット(ココナッツオイルダイエット)のやり方や効果、ケトン体のアルツハイマー病への効果などについて説明しています。
目次
ケトン体とは?
体がエネルギーを使うときに、いま食べたものよりも、体にはたくさんの体脂肪がついているのだから、そっちを先に燃やしてエネルギーにしてくれないかな?と思いますよね。
細胞は、積り積もって濃くなった体脂肪を使うよりも食べたものを分解して栄養を取る方が楽なのです。
また、油は分解するために膵臓や肝臓など色々な臓器を使う必要がありますが、炭水化物は唾液で分解されて水に溶けやすい糖となるので、血液に溶け込んで即効で利用できます。
このため、細胞は次のような順番でエネルギーとなるものを使っていきます。
- 炭水化物(糖)など
- 食べ物から摂取した油
- 体脂肪
糖がなくなればいつかは体脂肪が使われるのですが、肝臓で脂肪が分解された脂肪酸は水に溶けず脳に到達することができないため、脳は糖しかエネルギー源として利用することができません。
糖がなくなってしまうと脳にエネルギーが供給されない。これは命に関わる危険な状態です。そこで、肝臓は、糖が足りなくなってしまったときには、脂肪を分解する過程で水溶性のケトン体を生成するように進化しました。
ケトン体は脳に到達することができ、糖に代わって脳の栄養となることができます。
認知症のうちアルツハイマー病を起因とするタイプは、脳でエネルギー源である糖を上手に使えないことが原因であり、「脳の糖尿病」と言われています。
糖ではなくケトン体を脳のエネルギー源として利用することによって、アルツハイマー病の症状が改善すると言われています。ケトン体はダイエットだけではなく、いろいろな分野で注目されています。
ケトン体ダイエット(ココナッツオイルダイエット)って?
体脂肪が分解されるとケトン体が生成され、そのケトン体は糖に代わって脳の栄養素となることができることは説明しました。
ケトン体ダイエット(ココナッツオイルダイエット)は、摂取する炭水化物(糖)を減らすことで体内に蓄積された体脂肪の分解を促すものです。こう聞くと、今までの炭水化物抜きダイエットと似ていますよね。
炭水化物抜きダイエットをしたことがある人は必ず経験すると思うのですが、ダイエット中にひどい眠気や頭痛などに悩まされます。
炭水化物を抜くことによって、脳の栄養となる糖が極度に不足してしまい、脳の働きが鈍くなって頭痛などが起こるのです。
炭水化物抜きダイエットは、「脂肪を燃焼する」とも言われていますが、単に「カロリーを抑える」ために間違った方法で行われていることが多いようです。
糖が足りなくなると脳に栄養が届かなくなり、健康被害をもたらしたり、実際に死亡例もあります。炭水化物を極度に減らすダイエットを5年以上続けると、死亡率が高くなるということも判明しています。炭水化物を無理に抜いてしまうダイエットは絶対に行ってはいけません。
ケトン体ダイエット(これ以降は、ココナッツオイルダイエットと呼びます)は、炭水化物(糖)を単純に抜くのではなく、炭水化物の量を抑えつつケトン体を作りやすい体質に変えていき、ケトン体を脳の栄養素にすることによって、頭痛や眠気といった症状を抑えながらダイエットをしようとするものです。
ココナッツオイルダイエットによって1カ月で7kgものダイエットに成功した人もいます。また、一度ケトン体質になると、脂肪が燃焼されやすく痩せやすい体質になるうえ、炭水化物への過度な執着もなくなると言われています。
ココナッツオイルダイエットの原理
炭水化物の摂取量を減らすと大切な脳の栄養源である糖が減少し、体内では「危険な飢餓状態!」と認識されて肝臓で体脂肪が燃焼されてケトン体が生成されます。
しかし、それは緊急事態の機能であり、普段はそのような働きをしていないので、実際に体脂肪が燃焼され始めるまでにはかなり時間がかかってしまいます。
ケトン体が生成されるまでの間は脳に栄養素が足りない状態が続くため、頭痛や眠気が起こったり、仕事や勉強をやる気力がなくなって日常生活に支障をきたしたり、長く続いてしまうと健康被害が生じる危険があります。
ココナッツオイルダイエットは、炭水化物(糖)の摂取量を抑えるとともに、体脂肪よりも簡単にケトン体に変えることができる中鎖脂肪酸を摂取することによって、体脂肪が燃焼されはじめるまでの間もケトン体を生成して安全に体脂肪を減らしていきます。
中鎖脂肪酸の代表といえば、最近、話題のココナッツオイルです。ココナッツオイルを摂取すると、2~3時間後には肝臓でケトン体が生成されます。
ココナッツオイルは、常温では白い固体ですが熱を加えるとサラサラとした水のような透明な液体になります。ほんのりと甘い香りがするので、バターの代わりにトーストに塗ってもおいしく食べられます。(ハチミツをプラスすると幸せな味です♪)
また、ココナッツオイルは味噌や醤油などを加えると香りも気にならなくなるので、通常の炒め油としても使うことができますよ。
ココナッツオイルの効能・効果、ココナッツオイルを使用したレシピなどについては、こちらを参考にしてください。
ココナッツオイルダイエットのやり方・方法
普段使っている油やバターをココナッツオイルに代えるだけでも、「いつの間にかお腹まわりの脂肪がなくなった!」という効果があった話はよく聞きます。
ここに糖や炭水化物の摂取量を減らすと、体脂肪の燃焼にさらに効果的です。糖や炭水化物とは次のようなものです。
- ごはん、パン、めん類など
- お好み焼き、たこ焼きなどの粉もの
- 豚カツなどの衣(肉はタンパク質なのでOK)
- ケーキやお菓子などの甘いもの
- アルコール類(全くNGではありませんが、控えめに。)
体脂肪を燃焼させるダイエットをしたことのある人は分かると思いますが、脂肪に閉じ込められていた不純物が表に出てくるため、デトックス効果があるのですが、これによって一時的に吹き出物やニキビが増えて、肌の調子が悪くなることがあります。ただし、一時的なものですので、あまり心配はいりません。(もちろん、ひどい時は病院へ行ってください。)肌の調子が戻れば、つるつるの美肌になっていきます。
本来はさつまいもやかぼちゃ、果物なども糖分が多いのですが、これらはを酵素や繊維を取れることから、肌の調子を整えることに繋がりますので、ココナッツオイルダイエットでは摂取してもOKです。
「ケーキを食べるよりは果物を食べる」くらいの気持ちでがんばりましょう。
ただし、ブドウ糖の名前の由来でもあるブドウや、マラソンなどの栄養補給にも使われるバナナなどは、糖分が多いうえ吸収されやすいのでダイエット中は控えめに。
炭水化物は、2週間程度の間は、1日にごはんで茶碗1杯半くらい(6枚切り食パンで1枚半くらい)に抑えます。特に夜の炭水化物の摂取量を抑えるのが安全で効果的です。
また、朝ごはんに大さじ2杯程度のココナッツオイルを摂取します。ココナッツオイルは、パンなどに塗ってもいいですが、レンジで数十秒温めて液体にし、ヨーグルトにかけたり(最近は温ヨーグルトもはやっていますよね)、コーヒーに入れて飲むのもおすすめです。目玉焼きをココナッツオイルで焼いて醤油をかけてもおいしいです。
ココナッツオイルダイエットは、いつもよりも多めに水分をとりましょう。また、筋肉や肌のハリのもとになるものですので、タンパク質は減らしてはいけません。普段の生活をあまり変えず、以下のような食生活で炭水化物を抑えます。(全く食べないのは絶対にダメです。)
朝食
- 果物
- ヨーグルト
- 目玉焼きや鶏肉など
お米やパンはなし。タンパク質を増やし、大さじ2杯のココナッツオイルを摂取します。普段、朝食を食べない人は、コーヒーなどにココナッツオイルを入れて飲みます。
昼食
いつも通りの昼食をとります。ただし、炭水化物はおにぎりなら2個程度、タンパク質を多めに取ってください。
夜食
おかずはいつも通りでOKです。つらいけど、夜のお米はがまん。
はじめは「お米が恋しい」気持ちが抑えられないのですが、2週間程度でおさまってきます。炭水化物や糖は脳に必須の栄養素のため、「もっと食べないと!」というニセの食欲にだまされています。
ケトン体によって脳に十分に栄養が与えられることがわかれば、ニセの食欲はおさまってきます。ケトン体を作り出すことに身体が慣れてくると、体脂肪を燃やしやすく痩せやすい体質となります。
ココナッツダイエットで口臭&体臭が・・・。ケトン臭とは?
糖質を制限したダイエットを行うと、口臭や体臭がきつくなると言われています。
上記でも説明したように、糖質をカットすると体脂肪を使ってケトン体が生成され、糖の代わりに脳などの栄養となります。実は、このケトン体に含まれる「アセトン」が独特のケトン臭を発します。
ケトン臭は、ダイエット臭とも言われていますが、果物が腐ったような甘酸っぱい臭いがします。ダイエットで血中のケトン体の濃度が高くなると、息や尿や汗などにケトン体が混じるようになり、口臭や体臭として漂うのです。
ケトン臭を防ぐには?
ココナッツオイルダイエットを行ってケトン臭が漂い始めても、半年ほど経つと体が糖質制限になれてきて、血中にケトン体が排泄されなくなり臭いが気にならなくなります。
水分を多くとって尿などからケトン体を排出することによっても、体臭や口臭として漂うケトン臭を軽減することができます。
また、ケトン体は強い酸性のため、これを中和して弱めるためにアルカリ性食品を多く摂取するのは効果があるのではないかと言われています。
アルカリ性食品には、野菜、果物、海藻、きのこ、大豆のほか、酸っぱいのに梅干しやお酢なども含まれます。
ただし、ケトン臭が気にならない程度の無理のないダイエットが最も重要です。正直、「すごい我慢している」といった状態でなければ、ケトン臭はそれほど気にならないはずです。無理せず、安全にココナッツダイエットを実践しましょうね。