夜バナナダイエット。食べながら痩せられるその方法!
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これまでダイエットに失敗した経験のある方は多いと思います。夜バナナダイエットでは制限や置き換えのダイエットではないので無理なくできるものです。やり方もとても簡単で、美肌、便通、生理痛軽減などの作用も期待できます。
夜バナナダイエットとは
夜バナナダイエットとは、夕食前に1~2本のバナナとコップ一杯の緑茶(もしくは白湯)を摂取するダイエット方法です。
夜バナナダイエットは、腸の名医として知られる松生恒夫医師が考案した方法で、最近、雑誌などで取り上げられることも多く、注目のダイエットです。
バナナを使ったダイエット方法と言えば、以前に一大ブームを巻き起こした「朝バナナダイエット」を覚えている方も多いのではないでしょうか。
文字通り、朝食にバナナを食べるというもので、朝バナナダイエットがテレビ番組で取り上げられた翌日には、スーパーからバナナが消えてしまったという現象まで起こすほどの爆発的な人気となりました。
その反面、朝食にバナナしか食べないということで、空腹を感じやすく挫折やリバウンドをしてしまう人も多いと言われていました。
その点、夜バナナダイエットは、置き換えによるダイエット方法ではありません。
あくまでも、夕食前にバナナを食べる方法となっているので、空腹で辛いということはまずありません。
これまでのダイエット方法の多くは、〝〇〇だけ〟〝□□抜き〟のような、食事制限によるものが主流となっていましたが、それだとなかなか効果が得られなかった人にとって、無理に食欲を抑えこむことのない夜バナナダイエットは、不安を感じずにチャレンジできるダイエット方法ではないかと思います。
しかし、食事前にバナナを食べ、さらに食事もするとなると当然心配になるのがカロリーオーバーですよね。
バナナは中くらいで約80㎉程度なので、2本食べても160㎉ほどにしかなりません。
ご飯茶碗一膳(160g)が約270㎉あることからも、バナナが低カロリーの食品ということがわかります。
このようなことから、夜バナナダイエットとは、バナナを夕食前に食べることでその後の夕食の食べ過ぎを防ぎ、結果的には一日の総摂取カロリーを減らすことができるダイエットというわけです。
夜バナナダイエットの効果、美容への影響
夜バナナダイエットには、上記以外にも多くの効果があると言われています。
そこでここでは、女性にとってダイエットと同じくらい気になる美容の観点を中心に、夜バナナダイエットの効果をご紹介したいと思います。
1. むくみ予防・改善効果
バナナには、体内の余分な水分を排出する働きに優れたカリウムが、とても豊富に含まれています。
なお、カリウムによって水分が排出されると、顔や体のむくみが改善されて血行が促進されることから、新陳代謝を活発にする効果もあります。
2. 便秘解消や整腸作用
バナナは、炭水化物が多く含まれる食品です。
炭水化物と言うと「太る」イメージを持っている方も多いと思いますが、炭水化物とは本来、糖質と食物繊維の総称を言うため、必ずしも脂肪に変わる糖質だけが含まれているわけではありません。
特にバナナの場合は、炭水化物の約半分が食物繊維のため、便秘解消にとても効果があると言われています。
また、バナナには腸内環境を整える善玉菌のエサとなるオリゴ糖も含まれていることから、腸の調子を整え、便秘や下痢を改善します。
3. 美肌効果
バナナには、肌細胞の再生や修正に欠かせないビタミンB群やビタミンC、カロテンが豊富に含まれていることから、美肌作りに役立つと言われています。
4. アンチエイジング効果
近年になり、抗酸化作用という言葉が盛んに聞かれるようになりましたが、抗酸化作用とは老化の原因である活性酸素を除去することで、シワやシミの少ない肌を保ち、動脈硬化を始めとした加齢による血管の衰えを食い止める働きがあるものを指しています。
そして、世の中に出回る数多くの食品の中で、その抗酸化作用が最も高いのがバナナだと言われています。
バナナの皮を剥いた時、実に付いた白いスジを取って食べる方は多いと思いますが、実はそのスジには抗酸化作用の元となるポリフェノールがたっぷりと含まれています。
ポリフェノールは、老化の原因と言われている体内の活性酸素を除去する働きに優れています。
なお、シュガースポットと呼ばれる黒色の斑点部分にもポリフェノールが多く含まれることから、バナナを食べる際には熟したものをスジごと食べるのがよいでしょう。
5. 生理痛の軽減
生理が始まる1~2週間前になると、体調不良が起こり気分が沈みがちになるPMS(月経前症候群)。
ホルモンバランスの崩れによるものだから、と諦めてしまう方も多いようですが、カリウムやセロトニンの不足もPMSを発症させる要因の一つと言われています。
バナナには、カリウムは勿論のこと、セロトニンの原料となるトリプトファンが含まれているため、体内で生成を促すことで辛い生理痛を軽減することができると言われています。
6. 貧血予防・改善効果
一般的に貧血は鉄分不足によって起こると思われがちですが、実は以外と女性に多いのが葉酸不足によるもの。
バナナには葉酸が多く含まれているので、葉酸不足による貧血を予防・改善することができます。
7. コレステロールの吸収を抑える
バナナに含まれる食物繊維の一種であるペクチンには、血中のコレステロールの吸収を抑える働きがあります。
8. ストレスの緩和
ストレスが溜まってイライラすると、暴飲暴食に走ったり肌荒れしたりと、女性には嬉しくないことばかり起こりますよね。
そのような時、バナナを食べることでストレスが緩和されることをご存知ですか?
バナナには、別名「幸せホルモン」と呼ばれるセロトニンの生成を助けるトリプトファンや、「抗ストレスミネラル」と呼ばれるマグネシウムが含まれていることから、ストレスを抑え、心の安定を計ってくれます。
夜バナナダイエットのやり方、コツなど
夜バナナダイエットのやり方はとても簡単です。
毎日の夕食前に、バナナ(中くらい)1~2本と200mlの緑茶(もしくは白湯)を摂るだけ。
バナナはサイズによって量が異なるため、大きいバナナであれば1本、小さめであれば3本と、サイズによって数は調整するようにしましょう。
夜バナナダイエットを行う上で最も大切なのは、バナナを食べた後の夕食を食べ過ぎないこと。
あらかじめ食事の量を制限する必要はありませんが、満腹に感じたら残すようにしましょう。
そうすることで、自然と摂取カロリーを減らすことができます。
では、それ以外に夜バナナダイエットを成功させるコツやポイントには、どのようなものがあるのでしょうか。
1. バナナを食べるのは夕食の15~30分前にすること
このタイミングを守ることで、夕食を食べる時には血糖値が上がり、少量でも満腹を感じやすくなります。
2. 食べる時はできるだけ咀嚼回数を増やすこと
口当たりのやわらかいバナナは、あまり噛まなくても飲みこむことができますが、しっかりと噛むことで唾液の分泌が増え、満腹感が得やすくなります。
3. 飲み物は温かい緑茶や白湯にすること
冷たい飲み物は、体温を下げるだけではなく、代謝を低下させてしまいます。
夜バナナダイエットの効果を上げるためには、温かい緑茶か白湯がお勧めです。
内臓を温めることで消化機能が上がり、代謝のアップや翌朝のスムーズな排便を促してくれます。
4. 夕食は18時台に済ませるのがよい
ダイエット経験者の方なら必ず一度は耳にしたことがあるであろう「夜食べると太る」というキーワード。
これには、〝BMAL1(ビーマルワン)〟というたんぱく質の一種が深く関係しています。
ビーマルワンは脳内で分泌されるホルモンで、体内時計の修正を行うものなのですが、一方で脂肪を蓄えるという働きを持っており、午後10時頃から体内で増加し始めて、午前2時に分泌のピークを迎えます。
このため、夕食を遅い時間に食べると、午後10時を過ぎても血糖値が高くインスリンの分泌が行われてしまい、ビーマルワンがどんどんと脂肪を蓄積してしまいます。
これがつまり、夜食べると太る、と言われている理由なのです。
このようなことから、夕食は18時台に摂るのが好ましいとされ、遅くても20時には済ませるようにしましょう。
5. 夕食に脂っこいものや糖質の多いものは避ける
せっかくバナナでカロリーを抑えていても、脂質や糖質の多い料理を食べてしまっては元も子もありません。
夜バナナダイエットでは、あくまでも無理なく食事の量を抑えるのが目的ですが、例え完食しても摂取カロリーが低く抑えられるような献立を考えるのがよいでしょう。
6. 朝食や昼食の栄養バランスも考えましょう
バナナは思っている以上にお腹に溜まるため、中には夕食に殆ど手を付けられずに済ませてしまう、という場合も考えられます。
そのように、自然と食欲を抑えられることはダイエットにはとても効果があると思いますが、その一方でいくらバナナが栄養豊富な食品と言っても、ずっとそれを続けていると栄養不足に陥る可能性は否定できません。
夕食がごく少量になる時は、必ず朝食や昼食で栄養バランスを整えるように工夫しましょう。
なお、摂取カロリーを減らしてダイエット効果を高めるため、朝食や昼食を抜くというのは論外です。
7. 適度な運動も行いましょう
夜バナナダイエットでは、必ず運動をして下さいと明記されているわけではありません。
しかし、老廃物がしっかりと排出されて血行が促進されると、代謝がアップし痩せやすい体に近付きます。
とは言え、この時点では「脂肪が燃えやすい体質」にはなっているものの、決して脂肪が燃えているわけでないので、ここで適度な運動をすることで脂肪がどんどんと燃えて、ダイエット効果を実感することができるでしょう。
成功した人の口コミ、評価
新しいダイエットにチャレンジする時、「これで本当に痩せられるのかな?」と二の足を踏んでしまう方は多いのではないでしょうか。
ダイエットの方法や効果は理解できても、成功するイメージが沸かないとなかなか重い腰が上がらないものです。
ダイエットは、体質や性格によって合う・合わないがあるため、万人に効果があるダイエット方法というのは、基本的に世の中に存在しないと考えてよいでしょう。
ですが、星の数ほどあるダイエット方法の中で、必ず一つくらいは自分に合うものがあるはずで、それをいかに早く見つけることができるかがダイエット成功の鍵を握っています。
そのため、今回ご紹介している夜バナナダイエットも、最初から「自分には無理」と思わずに、まずはチャレンジしてみることが大切でしょう。
なお、実際に夜バナナダイエットを行った方へのアンケートによると、約8割近くの方が「夜バナナダイエットで効果を感じた」と答えており、その中で最も多かったのが「便秘が解消された」というものでした。
特に「夜バナナダイエットをするようになってから、朝起きてトイレに行くのが習慣になり、必ずお通じがあるようになった」「夕食前にバナナを食べることで一日の食事の総摂取量は減ったのに、お通じは毎日あったので体が軽くなるのがわかった」などの声が多く聞かれています。
また、早い方では、夜バナナダイエットを始めて3日後に体重の変化を感じた方もいらっしゃいます。
これは、体内に溜まっていた便が綺麗に排出されただけかも知れませんが、3週間、1ヶ月と続けていくうちに「体重が2kg減り、同時に体脂肪も低下しました」「始めて1ヶ月は体重の変化がなかったものの、2ヶ月を過ぎたあたりから2kgずつ減っていきました」など、少しずつ体重が落ちていくのを実感している方もいらっしゃいます。
このように、夜バナナダイエットの経験者の声を集めてみると、長期的に続けている方ほど体重が減っていると答えている方が多いのがわかります。
つまり夜バナナダイエットは、長いスパンで捉えることが大切のようです。
この他にも、夜バナナダイエットを行ったことで「足のむくみとニキビがなくなって、肌が綺麗になった」「体重に変化はないものの、ウエストが減ってスタイルがよくなった」「冷えが解消された」などの効果を感じた方もいらっしゃいます。
夜バナナダイエットがうまくいかない人
残念ながら、以下のような人は、夜バナナダイエットを行っても思うような効果を得られにくい場合があります。
- バナナが苦手な方
- 元々、夕食の摂取カロリーが低い、もしくは少量しか食べていない方
- 夕食の時間が遅い(21時以降)になってしまう方
- 同じ物を毎日食べるのは飽きやすいという方
もし該当するなら、夜バナナダイエット以外の方法を探してみるのがよいかも知れません。