気になる「目の下のブツブツ」。原因を知って解消しましょう!
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目の下のブツブツで悩んでいる人が結構います。やはり、目の周りということで、目立ってしまうし、とても気になりますよね。実は、保険がきく治療があったり、自宅でキレイに治る方法もあったりするのです。目の下のブツブツについてしっかりと理解して、キレイな目元を取り戻しましょう。
目の下のブツブツとは
ふと鏡を見ると、目の周りに白いブツブツや肌色のブツブツができていた、なんてことはないでしょうか。
これらは良性のものが殆どですので、基本的には放置しておいて構いませんが、見た目が悪いので、特に女性は気になるという方が多いようです。
ただし、目の下のブツブツに似た症状に目の下のイボがあるのですが、こちらは放置するとどんどんと増殖し、場合によっては悪性化する恐れもあります。
目の下のブツブツができる原因とは。
目の下のブツブツには、主に「稗粒腫」と「汗管腫」の2種類があります。ここでは種類別に原因や症状などをご紹介します。
稗粒腫(はいりゅうしゅ・ひりゅうしゅ)
稗粒腫とは、直径1~2㎜程度の白い粒のように見える膨らみや腫れ物のことを言います。古い角質が皮膚の浅いところに溜まってできるもので、別名「脂肪の塊」とも言われます。
稗粒腫は、専門的な研究があまりなされていないことから、現在のところは、体質的なものが原因と思われる「原発性稗粒腫」と、ニキビや火傷など皮膚を傷めたことが原因と思われる「続発性稗粒腫」に区分されていますが、詳しい原因は解明されていません。
原発性稗粒腫は比較的若い女性に多く見られ、乳児や小学生などの小さなお子さんにも見られます。
なお、放置しておいても特に問題はなく、角質がある程度溜まると皮膚が破れることで排出され、自然に治癒することもあります。
しかし、稗粒腫は皮脂の分泌量が少ないところになりやすく、特に皮膚の薄い目の周辺はできると目立つ場所でもあります。
また、自然に取れても何度も繰り返すことから、複数できている場合は入れ替わりが起こるだけで、常に稗粒腫がある状態になります。
汗管腫(かんかんしゅ)
汗管腫は、汗を出す管であるエクリン腺が増殖することが原因と言われています。遺伝的な要素もあると言われていますが、はっきりとわかってはいません。
また、中年以降の女性に多く発症すると言われていますが、思春期から20代の若い方にも稀に見られることがあります。
汗管腫の直径は1~5㎜程度で、色は肌色もしくは黄色、一見ニキビのように見える稗粒腫とは異なり汗管腫はオタマジャクシのような形状のしこりが多く見られます。
良性のため放置しても問題はありませんが、年齢と共に周囲の汗管腫と癒合して大きくなり、数も増えることから見た目を気にする方が多いようです。
なお、汗管腫に似た症状に青年性扁平疣贅があります。疣贅とはイボのことで、青年性とあることから若い人に多く発症しますが中年以降でも稀に発症する場合もあります。
青年性扁平疣贅は、ヒトパピローマウイルスに感染したことが原因で起こり、引っ搔くことで次々とイボができてしまいますので、このような時はすぐに病院へ行くようにして下さい。
目の下のブツブツを取る方法、解消法、隠す方法
治療の必要がない目の下のブツブツですが、人によく見られる顔にできるため気になる方が多いようです。
そこでここでは、治療法や解消法、隠す方法などをご紹介したいと思います。
稗粒腫の場合
皮膚科や形成外科で治療を受けることができます。
稗粒腫にレーザーや注射を用いて穴を開けた後、器具を用いて中の角質を取り除きます。
治療には麻酔を使用しない場合も多いですが、針を刺す時にチクッとした痛みや、角質を取り出す時に皮膚が引っ張られるような感覚はあるものの、我慢できないほどの痛みというわけではないようです。
また、治療後にかさぶたができるものの、数日から一週間程度で綺麗になるため、治療にそれほどの時間を有しません。
ただし、治療によっては保険が適用されるものと適用外となるものがあるため、必ず確認をしましょう。
また、稗粒腫はピーリングを行うことで除去することができる場合もあります。
ピーリングは美容クリニックなどでも行えますが、ドラッグストアで売られているピーリングゲルを使用すれば、自宅でも簡単に行うことができます。
ただし、ピーリング後は肌のバリア機能が失われていますので、しっかりと保水・保湿をすることが大切です。
なお、稗粒腫を化粧で完全に隠すことは難しいのですが、ラメ入りのパウダーを使うと光の屈折によって凹凸が目立たなくなる効果があるようです。
汗管腫の場合
稗粒腫同様、皮膚科や形成外科で治療を受けることができます。
汗管腫の治療は、液体窒素や炭酸レーザーを用いたものが主となりますが、稗粒腫と比べて治療範囲が広いことから取り残しも起こりやすく、肌の深い部分まで針などを刺すため、治療後に赤く腫れたり傷痕になるケースもあります。
さらに、治療後はガーゼなどで患部を覆う必要があるため、仕事や外出などの予定がある時には治療を行いにくいといったデメリットもあることから、治療を受ける前はよく検討することが必要です。
なお、汗管腫の治療につきましても、治療によって保険の適用外となる場合もあるため確認を取るようにして下さい。
稗粒腫も汗管腫も、今あるものを治療によって取り除くことはできても、数か月から数年で新たにできてしまうことが殆どのようです。
そのため、これらの治療は根治を目指すものではなく、あくまでも対処療法だということを頭に置いておきましょう。
目の下のブツブツの予防法
稗粒腫や汗管腫ができる原因は、はっきりとわかっていないことが殆どですが、肌に刺激を与えることも原因の一つとして考えられています。
そのため、目をこする癖のある方は要注意です。稗粒腫や汗管腫自体にはかゆみはありませんが、疲れ目やドライアイの方はつい目の周辺をこすってしまいがちです。
つまり、このような癖を意識的に止めるだけでも十分な予防効果があると考えられます。
また、稗粒腫や汗管腫は、脂質や糖質の多い食事を行っていると再発しやすいとも言われています。
実際に稗粒腫の治療後、肉料理やインスタント食品が中心だった食生活から、野菜を中心とした食生活に変えたことで、再発することなく過ごしている方もいらっしゃいます。
なお、イボやニキビの治療薬として使用され、美肌効果があると言われている漢方薬のヨクイニンには、稗粒腫や汗管腫の再発を防ぐ予防薬としての効果もあるそうです。
ヨクイニンは漢方薬の他、飲みやすい錠剤も売られているようですが、ハトムギ茶にもヨクイニンが含まれています。
ハトムギ茶はスーパーなどでも手軽に購入できますので、すぐに始められる予防法として覚えておくとよいでしょう。
目の下のブツブツの解消法を行った方の声
- 皮膚科で稗粒腫を取り除く治療を受けました。痛みに弱いことを伝えたところ、麻酔シートを貼って対応して頂けたので、痛みを感じずに済みました。
- 炭酸レーザーを使用した稗粒腫の除去を行いました。保険が適用になった上、治療後数日はかさぶたになりましたが、それも取れたら綺麗な肌になったので満足しています。
- 汗管腫のレーザー治療を受けましたが、治療を受けたからといって綺麗さっぱり跡形もなくなるというわけではありませんでした。
- 汗管腫に効果があると聞き、ティーマインアイコンプレックスを使っています。汗管腫がすぐに消えるということはありませんが、大きくならずに少しずつですが小さく、平らになっているのでそれなりに効果はあると思います。
まとめ
- 目の下のブツブツの原因は、主に「稗粒腫」と「汗管腫」です。
- 稗粒腫は白い粒状のブツブツ、汗管腫は肌色もしくは黄色のオタマジャクシ状のブツブツで、見た目が全く違います。
- 稗粒腫は、皮膚の浅いところに角質が溜まることで起こります。別名「脂肪の塊」とも言われています。
- 汗管腫は、汗を出す管であるエクリン腺が増殖することで起こります。
- 稗粒腫は若い女性、汗管腫は中年以降の女性の発症率が高いと言われています。
- 稗粒腫も汗管腫も良性のため、見た目を気にしなければ特に治療を行う必要はありません。
- 稗粒腫も汗管腫も皮膚科や形成外科で、レーザー治療などを受けて除去することができますが、数か月で再発する可能性もあり根治するわけではありません。
- 食生活の見直しは稗粒腫や汗管腫の予防に効果があると考えられます。
- 美肌効果のある漢方薬・ヨクイニンは、稗粒腫や汗管腫の再発を防ぐ効果もあるそうです。
- アメリカで開発された「ティーマインアイコンプレックス」というアイクリームには、汗管腫の再発を防ぐ効果があると言われています。