ボトックスの副作用・後遺症・失敗と体験談をご紹介します。

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シワに効果のあるボトックス注射ですが、そこには失敗という恐ろしい結果が待っていることもあるのです。ボトックスは表情の筋肉に働きかけるため、失敗すると自然な表情を壊してしまう恐れがあるのです。ここでは副作用や失敗の原因、そして体験談をご紹介します。

ボトックスには副作用がある

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ボトックスは、食中毒の原因菌であるボツリヌス菌の毒素から精製されたボツリヌストキシンというたんぱく質を注射することで、筋肉の収縮を促すアセチルコリンの働きを抑制し、表情によって作られるしわ(表情じわ)の改善や、エラの筋肉の発達を抑えて小顔効果を得る美容医療です。

精製されているとは言え、毒素を注入することに不安を感じる方も多いようですが、ボツリヌス菌自体を体に入れるわけではないため、ボトックスによって食中毒を発生することはありません。

ただし、次のような副作用が起こる場合があります

注射部分の痛みや内出血

これらはボトックスに限ったことではなく、注射を打つと起こり得る副作用の一つと言えます。

内出血がひどい場合は、痛みに加えて腫れが見られることもありますが、一週間程度で治まることがほとんどのようです。

頭痛

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元々頭痛持ちの方が、しわ取りのためにボトックスを打ったところ、頭痛が改善したという報告がある一方で、頭痛持ちではなかった方は従来の筋肉のバランスの崩れを起こすことで、頭痛を発症する副作用が報告されています。

まぶたが下がる

額や眉間にボトックスを打った場合に、目の周囲の筋肉が動きにくくなることから、まぶたが下がったり、目が開けにくいなどの副作用を感じることがあります。

表情のこわばりが出る

表情筋の働きを抑制することでシワをできにくくするというボトックスの特性上、笑っても顔にしわが全く寄らなかったり、口角が上がりにくくなるなど、表情に不自然さが出ることがあります。

目の異常

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視界がぼやける、物が二重に見える、涙が多くなる、乾燥しやすくなるなどの副作用が出る場合があります。

代償性発汗

脇の多汗症の治療でボトックスを注射した場合、脇からの発汗は抑えられますが、代わりに背中やお腹、お尻といった別の部位の発汗が増えることがあります。

後遺症が残ることはあるの?

ボトックスは筋肉に作用する美容医療ですが、その効果は半年から長くても一年ほどと言われていることから、上記のような副作用は永久的には続かず、効力が薄れるとともに消失すると言われています。

そのため、ボトックスの効果はあくまでも一時的なものと言うことになります。

このようなことから、ボトックスを行っても後遺症が残ることは考えにくいと言われています。

ボトックス注射で失敗する原因とは

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ボトックスを使った治療で副作用もなく効果を感じられる方がいらっしゃる一方で、しわの改善はおろか様々な副作用に悩む方も後を絶ちません。

では、このような違いはどうして起こるのでしょうか。

ボトックスの注入量の問題

同じボトックス注射でも、効き目には個人差があるため、効果を得るためにはどれくらいの量を使えばよいのかという見極めは、非常に重要なポイントと言えるでしょう。

量が少な過ぎると効果は思うように得られませんし、逆に多過ぎると筋肉が動かない能面のような顔になってしまうこともあります。

治療を受ける人に適した注入量を決めるのは、医師になります。したがって、このようなトラブルを未然に防ぐには、ボトックスの経験が豊富な医師に頼るしかないと言えます。

ボトックスの注入場所の問題

顔には30以上の筋肉(表情筋)があり、相互に作用することで人間の様々な表情を作り出しています。

そのため、ボトックスの注入場所を間違えてしまうと、注射した筋肉と連動した部分が過剰に収縮を起こしたり、液が漏れて膨らんでしまうといったトラブルを起こしてしまうことがあります。

こうしたことで表情が不自然なものとなることがあります。

注入量の見極めと同様に、優れた技術を持つ医師を探すことがトラブル回避の方法となります。

低品質の製剤を使用

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日本においては、現在のところアラガン社製のボトックスビスタだけが厚生労働省の承認を受けたA型ボツリヌストキシン製剤となっています。

ボトックスはアラガン社の商標登録となっているため、他のA型ボツリヌストキシン製剤がボトックスと名乗ることはできませんが、クリニックによってはメルツ社のゼオミン(ドイツ)やイプセン社のディスポート(イギリス)など、FDSの承認を得ているA型ボツリヌストキシン製剤を、医師が安全性などを確認した上で使用している場合もあります。

ただし、クリニックによっては安価な製剤を正規品と偽って使用しているケースもあるようです。

「ボトックス注射が数千円で受けられます!」のような広告を謳っているものは、多くの場合、中国製などの未承認薬を使用していると言われています。

このため、ボトックスを受ける際には、どこの製剤を使用するのかきちんと確認をする必要があるでしょう。

※ただし、ボトックスビスタについても、厚生労働省が承認しているのは眉間のしわ取りのみです。

ボトックス注射を受けた人の体験談

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最後にボトックス注射で成功した人と失敗した人の体験談をご紹介します。これからボトックスを受けようと思っている人はぜひ参考にしてください。

成功した人の体験談

成功した人の声

  • 顔のしわに長年悩まされており、スキンケアや化粧などで出来る限りのことをしてきましたが、それももう限界ということで、初めてボトックスを行いました。結果はあれだけ気になっていたほうれい線や目尻のしわが綺麗になくなったので、思い切って行ってよかったと思っています。(女性)

  • 眉間のしわが深く怖い顔になってしまうのがコンプレックスで、ボトックスを受けました。施術前は何かと心配だったのですが実際注射をした時は、極細の針を使っているため想像していたほど痛みもなく、先生と会話をしながらだったのであっと言う間に終わりました。効果もバッチリで、しわがかなり浅くなり人相が見違えるほどよくなりました。(女性)

  • 眉間に刻まれたしわとほうれい線をどうにかしたくてボトックスを受けました。結果は満足できるもので、その他にもエラを小さくするためにボトックスを打ちましたが、こちらも小顔効果があって驚きでした。

  • 額、目尻、眉間、目の下と4ヶ所のボトックスを定期的に行っています。ボトックスを受けると元のしわしわの顔に戻るのが嫌で止められなくなっています。(50代女性)

  • ボトックスは永久的に効果があるわけではなく、私の場合は半年ほどで切れてしまいますが、その間はしわを寄せようとしてもしわが寄らないほど肌が張っています。

  • ボトックス注射後10日ほどは痛みがありましたが、その後は特に副作用もなく、気になっていたほうれい線が薄くなったので効果を実感しています。

  • 脇の多汗症で困っていたところ、ボトックス注射によって汗を止められることを知り、両脇に打ちました。効果は半年ほど継続するとのことでしたが、もうすぐ半年になる私の場合、今のところ脇汗は止まっており効果を感じています。

  • エラが気になってボトックス注射を打ちました。効果は1ヶ月後くらいから現れ始め、8ヶ月ほど継続して、少しずつ元に戻っていくという感じです。ボトックスの効果が続いている時は周囲から「痩せた?」とよく言われていました。

  • 別件で通っていたクリニックで、エラが張っていることが悩みと話したところ、エラボトックスのことを教えて頂き、以後定期的に施術を受けています。効果が出るまで2~3週間必要ですが、エラの筋肉が縮小してフェイスラインが細くなります。

  • 小顔ボトックスを打って効果があり、以後定期的に打っています。今は一年に一回しか打ちませんが、それでも効果が持続するので満足しています。

  • 顔のしわが気になるので、半年に一度しわ取りのためにボトックスを打っています。これまで一度だけ担当医以外に施術してもらった時に、表情が不自然になる副作用が出ましたが、それ以外はそういったこともなく、しわも改善されるので私はいい治療だと思っています。(50代女性)

  • 眉間、額、目尻のボトックスを4ヶ月ごとに打っていますが、効果は絶大で表情じわと呼ばれるものは綺麗に消え、見た目が10~20才は若返ります。

  • ボトックスを打つようになって、しわが消えただけではなく肌のハリがよくなって化粧ののり方もよくなりました。他の美容医療に比べて費用も安く、結果にとても満足しているので、定期的に打ちに行っています。

失敗した人の体験談

失敗した人の声

  • 眉間のしわが気になってきたので、半年ほど期間を空けてこれまで4回ほどボトックス注射を行いましたが、片方のまぶただけがたるんで一重になってしまい、おまけに眉毛の位置も下がってしまいました。しかもそれだけではなく、笑うと涙袋の下の部分が膨らんだり、目の下から頬を横切る形であごに向かって伸びているゴルゴライン(ミッドチークライン)がたるんでしまい、家族からも「前よりも怖い顔になった」と言われるようになってしまいました・・。(女性)

  • 目尻のしわを改善するためにボトックスを注射したところ、笑うと目の下全体に涙袋のような深いしわができたり、眉間にしわが寄るようになってしまいました。自分で見ても怖い表情のため、どれくらい日数が経てばこのような副作用が消えるのかと、鏡を見るたびとても憂鬱な気持ちになります。(女性)

  • 顔のエラを小さくするためボトックスを行いましたが、笑っても口角が上がらず口が横に広がらないので、もの凄く不自然な表情になってしまうようになりました。そのため人に会うのも避けるようになり、早く薬の効き目が抜けないかとそればかり考えています。(女性)

  • 頬にボトックスを打ったところ、頬がたるんで目が開けられない状態になりました。何よりも一番辛かったのは笑うことができなかったこと。笑えないために何をしても楽しくなく、これほど苦しい気持ちになるのかと思い知りました。(男性)

  • 目尻のしわを取るためにボトックスを目尻の上下に打ちました。目尻のしわは改善されたものの、涙袋が下がって目の下全体がたるんでしまい、クマができるようになりました。また、目頭の部分に縦じわが入るようになり、外出の時はマスクとめがねが欠かせなくなりました。幸いにして少しずつ元に戻りつつあり、前はあれだけ嫌だった目尻のしわが復活していることが嬉しく思うような複雑な心境です。(女性)

  • エラボトックスをしたところ、口角が上がらず笑っても苦笑いのような表情になってしまったり、エラがえぐれて頬骨が目立つような(例えるならムンクの叫びのような)顔になってしまいました。担当した医師に相談したところ、効果が消えるまで待つしかないとのことで、ボトックスを行ったことを後悔しています。(女性)

  • レーザー治療を受けにいったクリニックで額と眉間のしわとりを勧められ、気軽な気持ちでボトックスを受けました。しかし、確かに額はつるつるになったものの眉が上がらなくなってまぶたが下がり、目は元の半分の大きさに。眉間も横に平べったくなったため、すっかりと人相が変わってしまいました。(女性)

  • エラボトックスを打って8ヶ月が過ぎましたが、顔にたるみが生じほうれい線が目立つようになりました。ボトックスの効果は長くても半年と聞いていますが、このような状態が元に戻るのか心配です。(20代後半・女性)

  • ふくらはぎの筋肉を小さくするために、手術と併用してボトックス注射を行ったところ、頭痛やめまい、動悸、吐き気などの症状が起こりました。そこで施術をした美容クリニックを訪ねたところ、額や眉間などに注射をした場合はそのような副作用が起こることもあるけど、足に至っては起こらないの一点張りで、他の病気が原因なのではと言われました。美容医療を受ける時は、詳細な説明をしてくれるところを選ぶべきだと感じました。

  • 私の場合、ボトックスを打って一週間後くらいに気だるさを感じるようになり、医師に相談したところ気のせいと言われました。それから3ヶ月後に風邪薬や胃薬を服用したところ、筋肉が硬直してしまい現在は毎日筋弛緩剤を使用しています。風邪薬などにはアセチルコリンに反応する成分が含まれていることから、その副作用だと思いましたが、医師からはそのような説明はありませんでした。

  • 小顔効果を期待してエラと頬にボトックスを打ったところ、ほっそりどころかげっそりとしてしまい、削げ落ちた部分にヒアルロン酸を入れて修復する事態となってしまいました。

  • 10年前からボトックスを打ち始めましたが、通常量で行っている時は特段副作用を感じることはなかったものの、欲張っていつもの1.5倍の量を打ってからは、口角が上がらず全く笑えない状態になってしまい、顔がげっそりとこけてしまいました。ボトックスは使用量を間違えると、大変なことになるということを身を持って経験しました。

まとめ

人気の高いボトックス注射ですが、失敗するととんでもない状況になるということが分かっていただけたと思います。

自分でもしっかりと知識を持ち、安いというだけで飛びつくようなことはせず、安全な製剤を使用し経験豊富な医師がいるクリニックを選ぶことが大切です。