ラクトフェリン ダイエットから病気予防まで。その驚くべき効果!
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ラクトフェリンは母乳に多く含まれる成分ですので、生まれたばかりの赤ちゃんに対して、大変重要な役割を果たしています。その効果は、赤ちゃんに対してだけでなく、大人になってから摂取しても、美容、健康にとてもいい効果を発揮してくれます。ラクトフェリンをきちんと理解して、美容・健康に役立てましょう。
ラクトフェリンとは?
ラクトフェリンは、人間などの哺乳類の母乳に含まれている成分です。また、母乳以外の外分泌液(涙、血液、唾液など)にも含まれています。
ラクトフェリンは外部からの感染を防ぐ機能を持つタンパク質で、母乳の中でも、特に出産後の最初の5日間くらいの期間に多く含まれています。生まれてきたばかりの赤ちゃんを感染症から守るための重要な成分となります。
特に人の母乳は哺乳類の中で最も多くラクトフェリンを含んでいて、その含有量は最初の5日間ほどは「約6mg/ml」、その後は「約2mg/ml」ほどになります。これは、牛乳の生乳(殺菌前の牛乳)と比べると10倍にもなるのです。
また、母乳以外にも、涙に含まれていることから目を守る役割や、唾液によって口の中を清潔に保つ役割もあります。
その他にも、腸内でラクトフェリンが働くことにより、腸内の善玉菌(ビフィズス菌など)を増やすことや、鉄分の吸収を調整することにより、貧血に対する効果などもあります。
ラクトフェリンは鉄と結びつく力が強いことから、乳を意味する「ラクト」と鉄結合性タンパク質という意味の「フェリン」を繋げた名前となっています。
ラクトフェリンの効果・効能
ラクトフェリンは、細菌に対する抵抗力がとても強く、体の様々な場所でその効果を発揮してくれます。免疫に対する効果、抗菌作用、その他にも体にも多くの効果があります。ここでは、代表的な効果をご紹介します。
抗酸化作用(アンチエイジング効果)
ラクトフェリンは、体内で作られる活性酸素を抑制してくれる効果があります。
活性酸素は体内でエネルギーが作られるときにできるもので、年齢とともに活性酸素がいろいろな細胞に影響し、細胞の酸化を促してしまいます。
この活性酸素が過剰にならないよう、ラクトフェリンは活性酸素の元となる鉄を捕まえてしまうのです。
活性酸素の発生が抑制されることにより、アンチエイジング効果や美容効果が発揮されます。
病原菌の増殖を防ぎ(抗菌効果)、ビフィズス菌を増やす
細菌は生きていく上で、鉄分を要するものが多く、ラクトフェリンはその鉄を捉えることから、細菌の繁殖力が弱まることになります。細菌だけでなく、真菌(カビ)に対しても繁殖を抑える作用があり、病原菌の増殖を防いでくれます。一方で、ビフィズス菌などに対しては増殖効果があり、体にいい影響を及ぼしてくれます。
ピロリ菌に対する効果
ピロリ菌は、胃の中で繁殖する細菌で、胃潰瘍や胃がんに影響するといわれています。特に40代以上の日本人にピロリ菌の感染者が多くなります。
ラクトフェリンは、このピロリ菌を死滅させる効果があり、ラクトフェリンの入ったヨーグルトなどを一定期間取り入れることにより、ピロリ菌の数が減少すると言われています。
これは、ラクトフェリンが胃の中で消化・分解されてできる「ラクトフェリシン」という物質によるもので、ラクトフェリシンの殺菌作用により、ピロリ菌が破壊されます。
なお、ピロリ菌を持っている人に8週間ヨーグルトを食べてもらって実験をした結果があり、表のようになっています。
ノロウイルス、ロタウイルスなどに対する効果(抗ウイルス効果)
ノロウイルスやロタウイルスは、十二指腸や小腸などの腸内から感染していきます。ラクトフェリンは腸内で、表面をガードする形で張り付きますので、腸内からのウイルスの感染を防ぐことができるのです。
また、前述したラクトフェリシンがウイルスに直接結合することにより、感染を防ぐことができるのです。
実際にラクトフェリンを摂取した場合と、しない場合の感染者を比較した調査では、感染者の減少が確認できています。
腸内バランス(腸内フローラ)に対する効果
腸内の細菌の集合体を「腸内フローラ」と呼び、近年、その機能がとても注目されています。
腸内には、善玉菌、悪玉菌、日和見菌の3種類がいるのですが、腸内フローラがきちんと機能するためには、善玉菌の数が多い状態が好ましいといわれます。
腸内フローラがしっかりと機能することで、太りにくくなることや、アンチエイジング効果、免疫力が向上するなど、多くの効果があります。
ラクトフェリンは、悪玉菌の大好物である鉄分を吸収し、悪玉菌が増加するのを防ぎ、善玉菌を増加させることで、腸内フローラを整えていくのです。
貧血に対する効果
ラクトフェリンは鉄と結合することで、体内の鉄分を調整する効果があり、貧血にも効果があります。
歯周病に対する効果
歯周病菌は、殺菌剤を使用して殺菌することができるのですが、歯周病菌に由来する毒素は、歯周病菌の殺菌後も口の中に残ってしまい、体全体に悪影響があるといわれています。
口の中に残った毒素は血中に入り込むことで、コレステロールや中性脂肪の増加などの脂質異常を引き起こし、メタボリック症候群を誘引することがわかっています。
ラクトフェリンはこの毒素と結合する働きがあり、結合することにより、毒素をなくす働きがあります。
このことで、口の中にある歯肉に対する炎症物質を抑えることができ、歯肉のコラーゲンをしっかり保つことができ、口腔内が清潔に保たれます。
また、メタボリック症候群に対しても効果があるということになります。
口の中でラクトフェリンが効果を発揮するためには、ラクトフェリン配合のガムや歯磨き粉などが有効とされています。
抗がんに関する効果
ラクトフェリンのがんに対する効果は、これまで国立がんセンターなどでも研究が行われています。
ラクトフェリンは発癌抑制物質としてかなり、効果の高いものといわれ、それには様々な効果が作用しているといわれています。
ラクトフェリンのがんに対する効果としては、次のようなものがあります。
- がん細胞が自らを消滅させる効果ある。
- がん細胞を殺傷するナチュラルキラー細胞(NK細胞)を活性化させる。
- がん細胞は新しい血管を作り、がんを育てていくが、ラクトフェリンは新しい血管の作成を阻害する働きがある。
その他にも、抗がん剤を増強させる効果などもあるようです。
ダイエット効果
ラクトフェリンは、ダイエット効果があることでも知られています。中でもなかなか落ちにくいと言われる内臓脂肪に対する効果があります。
内臓脂肪が増加するのは、腸の周辺の脂肪細胞が原因とされます。この脂肪細胞に脂肪が蓄積され、内臓脂肪となっていきます。
ラクトフェリンは腸内で働くことにより、脂肪の分解を促進するリパーゼという物質がうまく働くようになり、脂肪が分解されやすくなります。また、同時に便通も良くなっていきます。
美容の効果・ラクトフェリン配合の化粧品
ラクトフェリンは、肌にもとてもいい効果があります。コラーゲン・エラスチン・ヒアルロン酸の働きを活性化し、表皮にあるセラミドやケラチンが生成されるのを促すのです。
このことにより、肌の保湿力、潤いが高まり、肌荒れ、しわ、ほうれい線などに効果がでてきます。
また、ラクトフェリンを配合した化粧品も存在しています。ラクトフェリンの活性酸素を抑制する効果を化粧品でも発揮してもらおうというのです。
ストレスに対する効果
ラクトフェリンはストレスに対しても効果があることが分かっています。通常、ストレスがかかると、血液中に抗ストレスホルモンが増加します。
これは、ストレスを抑えようとして、体内で作られる物質なのですが、ラクトフェリンを与えたラットの実験などでは、このホルモンの分泌が抑えられることが確認されたのです。
こういったストレスなどの神経系に対する働きは、脳の快楽物質に作用するようで、モルヒネのような効果があり、不安を和らげるとともに、ストレスを改善し、うつ病にも効果があるといわれています。
その他の効果
ラクトフェリンは涙にも含まれますので、ドライアイ・疲れ目の改善。結膜炎の予防にもなり、抗菌作用で水虫の改善にも効果があるといわれています。その他、抗炎症作用もあり、関節炎の炎症を鎮めるのにも一役買います。
また、女性の場合、風邪や疲れなどで体の免疫が落ちると、カンジダにかかることがあります。風邪やインフルエンザで免疫力が落ち、頭痛と鎮痛剤を使うとさらに体に負担がかかり、カンジダになりやすいのです。ラクトフェリンは抗菌作用により、ガンジタから防いでくれます。
ラクトフェリンには、とても多くの効果があり、医療品としても非常に注目されています。
胃で消化されても力を発揮するラクトフェリン
森永の研究により、1992年にラクトフェリンからラクトフェリシンが生成されることが実験で証明されました。
上記で説明したとおり、胃の中で消化され分解されることで、ラクトフェリシンが生成されます。その効果は大きく、特に細菌やウイルスに対して力を発揮します。
森永乳業の説明では、細菌に対する効果は次のようになります。
- ラクトフェリンは細菌の活動を弱くする。
- ラクトフェリシンは活動を弱くすることに加えて、殺菌作用もある。
また、日本ビフィズス菌センターによると以下のような説明があります。
抗酸化活性、抗炎症活性、免疫調節活性、及びがん細胞傷害活性など多くの機能を示します。(日本ビフィズス菌センター)
しかも、ラクトフェリシンもラクトフェリンと同様に乳酸菌やビフィズス菌に対しては、攻撃をすることはありません。
もともと、母乳から摂取するというラクトフェリンですから、胃酸で消化されることでその効果が半減するのではなく、新たな物質となって大きな力を発揮できるようになっているということだと思います。
乳児の胃酸は弱いため、ほとんどは胃で消化されず、腸で吸収されるとも言われていますが、一部は胃で消化されることになります。
- 胃酸で分解されなければ腸で効果を発揮する
- 胃酸で分解されてもラクトフェリシンという強力な成分が生まれる
これは、生物の驚くべき仕組みだと思います。
ラクトフェリンの摂取方法
食べ物からの摂取は困難
ラクトフェリンは、新鮮な生乳やチーズに含まれています。ただし、ラクトフェリンは熱に弱く、胃酸にも弱いので食べ物から摂るのには限界があります。また、生乳1リットルにわずか0.2gしか含まれていません。
また、牛乳やチーズはほとんどが加熱処理されていますので、ラクトフェリンとしての効果はほとんど期待できません。
サプリメントからの摂取
そんな中で特にオススメするのが、ヨーグルトやサプリメントからの摂取です。ラクトフェリンは食物にほとんど含まれていませんので、基本的にはこういった手法しかありません。
サプリメントとヨーグルトはどちらがいい?
胃の中で消化されることでラクトフェリシンができることで、ピロリ菌に対する効果などを望んでいる場合は、サプリメントよりヨーグルトなどから摂取するといいと思われます。腸まで届くサプリメントでは、胃の中では効果を発揮してくれません。
逆に、腸で効果を発揮してほしい場合は、腸まで届くタイプにする必要があります。胃の中で胃酸にさらされると、ラクトフェリシンができるものの、ラクトフェリンはそこで消化されてしまいます。ビフィズス菌の増殖などの整腸効果を期待するのであれば、腸まで届くことが大切です。
サプリメントの効果的な飲み方・飲むタイミング
サプリメントは体の細胞が活性化して新陳代謝がうまくいく「夜10時から夜中2時」のゴールデンタイムに体内に届くよう、夕食の後などに摂取するといいでしょう。
ラクトフェリンを摂取した人の口コミ・感想
- 便秘が改善した。
- 内臓脂肪が減った。
- 足のかかとがツルツルになった。
- 2年で20キロ痩せた。
- お腹周りがスッキリしてきた。
- 便通が良くなり、2週間で2キロ痩せた。
- ウイルス性の病気にかかったが回復が早かった。
その他にも、ダイエット効果がなかなか現れないという声もあります。ラクトフェリンに限りませんが、効果が現れるまでの時間には、個人差があります。
ダイエット以外では、便秘の改善などは効果が分かりやすいのですが、例えば、ウイルス感染が減ったことについて、ラクトフェリンの効果だと実感することは難しいと思います。
効果の実感という点からは、ダイエットが一番効果を実感できるものです。効果がなかなか現れないという人でも、ラクトフェリンはダイエット以外にも多くの効果がありますので、継続することが大切だと思います。
ラクトフェリンの副作用
ラクトフェリンの副作用については、これまでに臨床などが行われていますが、過剰に摂取しても、副作用などはほとんどないようです。また、高い安全性が確認されています。
ただし、過剰に摂取しても、効果が高くなるわけではないので、摂取量は守ってください。
その他、牛乳にアレルギーなどがある人は、医師に相談するなどしてください。
ラクトフェリンのまとめ
ラクトフェリンの効果
ラクトフェリンは母乳に含まれるもので、抗菌・抗ウイルス効果、発がん予防、メタボ改善、美容・美肌効果など様々な効果があります。
ラクトフェリンの摂取方法
ラクトフェリンは食べ物から摂取するのは困難であり、ヨーグルトやサプリメントから摂取するのが効率的です。