そばかすを消す方法とは?皮膚科や化粧品、クリニックなどの手法をご紹介!
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そばかすで悩んでいる人は実に多くいます。若いうちはかわいいと感じることもありますが、年齢を重ねてひどくなっていくと、やはり消したいと思ってしまいますね。今回はかつての美容部員がそばかすを消す方法をお伝えします。
目次
そばかすとは?
そばかすは、頬や鼻の周りにできる細かい茶色い斑点で、正式名称は、「雀卵班」(じゃくらんはん)と言います。
幼児期頃から思春期頃に発症し、加齢と共に薄くなるといった特徴があります。
また、色白の方ができやすいのも特徴の1つです。
白人の方がなりやすいと言われていますが、日本人のような黄色人種でも、色白であれば、そばかすができることがあります。
そばかすの原因は遺伝
そばかすの主な原因は遺伝と言われています。
したがって、両親にそばかすがある人は遺伝する可能性があります。そばかすができる発端のメラニンが異常に生成しやすくなっているからです。
シミとの違いは?
シミとそばかすの違いは、原因が違います。
そばかすの原因は遺伝ですが、シミの原因は紫外線の影響や生活習慣により、できてしまうことが多いです。
シミの原因は大きく3つあります。
シミができる3つの原因
- 老人性色素斑
- 肝斑(かんぱん)
- ADM
1. 老人性色素斑
これは紫外線の影響で起こるシミです。紫外線を浴びてもすぐには現れませんが、数年の滞在記を経て、肌に現れてきます。
30代前後に現れ始める人が、多いのではないでしょうか。
このシミは、加齢や生活習慣の影響で濃くなることもあります。また、紫外線の影響の他にも、シミができることがあります。
それは、ストレス、疲労などの影響です。その他、お手入れのときに肌をこすりすぎることも悪影響があります。
紫外線の影響を受けやすい、目の下の頬骨辺りや鼻などにできやすいですが、顔全体のどこでもできる可能性があります。
2. 肝斑(かんぱん)
ホルモンの影響が大きいと言われています。
シミと間違えることが多いので要注意です。老人性色素斑と違って、サイズが大きく、目の下の位置に左右対称に現れることが多いです。
鼻の下に現れることもあります。もやもやとしていて、肌との境界線があいまいになっています。
3. ADM
これは、アザの1種です。
原因がはっきりせず、遺伝的な要素が大きいと言われています。
色は、薄青黒いのが特徴です。肝斑と同じように左右対称にできることが多いです。
肝斑ができない目尻のキワにもできます。シミと同じ形状のため、医師でも見わけがつかないことがあります。
紫外線の影響を大きく受けるシミやそばかす
日本人女性ができるシミの中で、比較的多いのは、老人性色素斑です。多くの女性は、紫外線の影響により、シミができています。
そばかすも紫外線に当たると濃くなってしまいます。大人になってそばかすができたという人は、紫外線が原因となっていることが多いのです。
では、紫外線に当たると、なぜそばかすやシミができるのでしょうか。
メラニンが原因
そばかすやシミは、メラニンにより引き起こされます。これは、遺伝が原因であるそばかすと、シミに共通します。
肌は紫外線から守る機能を持っていますが、その機能がメラニンを作り出します。
このメラニンを作り出すのは、肌の奥にある「メラノサイト」です。
紫外線をたくさん浴びると肌を守る働きのメラノサイトが増えてしまい、見た目には美しくない肌ができあがってしまうのです。
本来であれば、肌の生まれ変わり(新陳代謝)と同時に、メラニンも外に排出されるのですが、肌の新陳代謝が低下するとスムーズに排出されず、肌の細胞に残ってしまいます。
新陳代謝の低下は加齢や生活習慣によって低下するとも言われています。
そばかすを消す方法
主に遺伝によってできてしまう「そばかす」ですが、消す方法があります。
ここでは、その方法を説明していきます。
美容クリニックのレーザー治療・光治療
そばかすをきれいに消したい場合は、美容クリニックでの治療をおすすめします。
治療方法には大きく「レーザー治療「と「光治療」があります。
レーザー治療
レーザーは黒い色素に反応するため、メラニンを多くもった細胞を破壊し、そばかすを除去していくのです。
レーザー治療はとても効果が高く、個人差はありますが、1回の治療でほとんどがなくなる人も多くいます。
ただし、治療後に、かさぶたができるので、治療する時期のタイミングを考える必要があります。
光治療
光治療は、メラニン色素に反応する特殊な光を照射します。
レーザーでは反応できない、薄いそばかすや色ムラにも反応する波長が広い光で治療できます。
熱の作用で、コラーゲンの生成を促進される効果もあるので、アンチエイジングにも有効です。
そばかす治療の他に、エイジングケアもしたい方にはおすすめです。
中でも「フォトシルクプラス」という光治療器は効果が高く、そばかすのような、薄い斑点が細かく散在している状態をキレイにするだけでなく、シミやくすみにも効き目があると言われています。
また、950nm以上の光の波長をカットしているので、やけどのリスクが少なくなり、安全性が高まりました。
光治療はレーザーと違い、何回か治療を行う必要がありますが、痛みがあまりないのが特徴です。
また、この治療を受けた後に、そばかすやシミが増えたと言われることがあります。肌にあらわれていないそばかす予備軍が、肌にあらわれてくるのです。
これらの予備軍もしっかりと光を照射することで、消すことができます。隠れているものまで、消すことができますので、かなり優れていると言えるでしょう。
注意点としては、治療後の紫外線対策です。治療前にも必要ですが、肌が敏感になっているので、厳重に注意しましょう!
皮膚科での外用薬による治療
美容クリニックでの治療よりは効果が低くなりますが、皮膚科で処方される外用薬も有効的です。
1番のおすすめは、「ハイドロキノン」です。
副作用の懸念があるものですが、医師の指導によるもとで処方されているのであれば、安心して使えます。
なお、そばかすは、病気ではないので健康保険は適用されません。
ビタミンCでは難しい
また、美白はビタミンCのイメージがあるかと思います。ビタミンCを摂取することで、そばかすを消すことができる可能性は、ゼロではないですが、かなり低いと言われています。
レーザー治療と併用したり、予防が目的であれば、トラネキサム酸やビタミンCがおすすめです。
化粧品での治療は可能?
美白化粧品で、そばかすを消すことはできるのでしょうか?
宣伝や広告で惑わされることもありますが、市場にある美白化粧品は、きれいにそばかすを消すことはできません。
化粧品は、薬ではありません。
あくまでも、美白化粧品は、そばかすができないように予防をする効果が期待できます。
最近では、美白化粧品に、ハイドロキノンを配合した商品が販売されています。2001年からこの成分を、化粧品にも配合できるようになったからです。
病院で処方されている成分なので、そばかすを消すことができると期待されましたが、肌への安全性を考慮したうえで、化粧品には微量を配合しています
そういったことから、きれいにそばかすを消すことは、あまり期待できません。
メイクなら簡単にそばかすをカバー!
女性は、メイクという強い味方があります。
そばかすをカバーするためには、コンシーラーがよく使われます。
しかし、そばかすは、シミと違って細かい斑点がちらばっている状態です。
カバーする範囲が広いと、テクニックが必要になるので、少し難しくなります。
特に忙しい朝は、なるべく簡単に消したいですよね?
最近のメイク品は優秀なものが多いのですが、特に化粧下地で簡単にきれいにそばかすを消すことができます。
しかも、厚塗りにならず、自然な仕上がりになります。
最近の化粧下地は、コントロールカラーの役目もあるので、色ムラを補正してくれます。
肌色を均一に整えてくれて、カバー力もあります。
そばかすがあるところを中心に塗り、この後、ファンデーションを重ねるだけでカバーできます。
注意点は、目の下の三角ゾーンだけは、いくら重ねて塗っても良いですが、他の部分は薄く塗りましょう。
特に目のまわりや口まわりに塗りすぎるとメイクがよれやすくなり、厚塗り感が出て不自然になります。
フェイスパウダーを使ってもうまくできる
目の下の三角ゾーン以外にそばかすがある場合は、フェイスパウダーを使う方法もあります。
メイクは色を補正するだけでなく、光効果を使って肌をきれいにみせることができます。
よく、女優さんがライトを浴びてきれいに肌を魅せていますが、同じような効果があるのです。
ファンデーションの後に、フェイスパウダーを重ねると、光の反射でそばかすが目立たなくなります。
ぜひ、試してみてください!
そばかす予防・対策
1度できてしまったそばかすを消すことは、それなりにお金がかかります。
予防することがとても大切です。対策方法は3つあります。
3つの予防法
- 紫外線対策をする。
- 美白化粧品を使う。
- 保湿する。
1. 紫外線対策
上記にも述べたように、紫外線対策はとても大切です。
美白ブームが続いている日本は、紫外線対策を熱心にされる女性が多いですよね。
特に強い日差しが続く、春夏はとても気を使うと思います。紫外線量がピークになるのは、5月頃から初夏にかけてですが、秋冬も油断はできません。
紫外線は1年中降り注いでいますので、1年中対策が必要です。
外出のときは、サングラス、日傘、帽子、腕カバー、日焼け止めクリーム・・・。これらのアイテムを全部使って外出できれば最高です。
日焼け止めクリームを使う場合は、使用量に注意しましょう。
日焼け止めクリームの紫外線カット値は、SPF数値やPAと表記されています。この指標は、皮膚1平方センチメートルあたりに、日焼け止めクリームを2mg塗ったときが目安になります。
これは、それなりの量になります。もし、この量の半分しか塗らない場合は効果も半減します。
そして、残念なことに、多くの女性が目安の使用量より少ないというデータがあります。
パウダーファンデーがおすすめ
日焼けどめをあまり塗れていないという人には、パウダーファンデーションがおすすめです。
パウダーファンデーションには、紫外線をカットする紫外線散乱剤の効果があります。
日焼け止めとしては、SPF値20~30程度のカット効果が期待できます。
日常生活であれば充分な数値です。
このように、上手く化粧品を活用して、紫外線対策を行うといいでしょう!
2. 美白化粧品を使う。
上記にも述べましたが、美白化粧品はそばかすを消すことはできませんが、予防はしてくれます。
今ある肌をキープしたい方や、これ以上そばかすを増やしたくないかたは、ぜひ使用しましょう。
特におすすめは美容液です。
美容液は、美白成分がぎゅっと濃縮されています。
中でも美白成分は「安定化ビタミンC誘導体」がおすすめです。
長く使用されているので、安全性が高く効果も優秀です。
美白効果(予防効果)の他にも抗酸化作用や、皮脂分泌のコントロール作用などさまざまな作用があります。
3. 保湿する。
感想した肌は紫外線の影響を受けやすくなるため、保湿は基本になります。
セラミドとヒアルロン酸がおすすめ
保湿とは、水分油分補給をするということです。最も保湿効果が高い成分は「セラミド」です。
水分をしっかり挟み込み、長時間の保湿効果があります。
次に、「ヒアルロン酸」もおすすめです。しっかり水分を抱え込む働きをしてくれます。
ぜひ、これらの成分が配合されている化粧品を選びましょう!
まとめ
そばかすを消す方法や予防法について、説明してきました。
遺伝によるところが大きいそばかすですが、紫外線対策は必須です。
自分にあった方法を試してみましょう。