目の下のクマの原因でコンシーラーは違う!正しい使い方とオススメの商品をご紹介します。
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コンシーラーはクマの原因によって選び方が違いますので、まずは自分のクマの原因を理解することが大切です。その後にコンシーラーの使い方や塗り方、オススメの商品をご紹介します。また、コンシーラーの他にも、コントロールやチーク、赤リップなども触れていますので、ぜひメイクの参考にしてください。
あなたのクマの原因は?
目の下まぶたの辺りが黒ずんで見えるクマ。
クマがある顔は、疲れてそう、不健康そう、老けて見えるなど、いいことがありません。
一般的にクマは寝不足が原因と思われがちですが、実はそれ以外にもクマを作る原因は数多く存在します。
また、一口にクマと言ってもクマには種類があることをご存知でしょうか。
そこでここでは、クマの種類別にクマができる原因をご紹介したいと思います。
青クマが一番多い
クマの中で最も多いのが青クマと言われています。
目の周りの皮膚は他と比べて非常に薄く、僅か0.6㎜ほどしかありません。
そのため、血液の流れが悪くなって血液中の酸素濃度が低下すると、青白く浮いたように見え、それが青クマとなって現れます。
青クマは女性に多いと言われていますが、それには貧血や冷えなどが関わっています。
特に月経時には出血量の増加に伴い、貧血による血行不良で青クマが出やすくなると言われています。
このようなことから、普段あまりクマが気にならない人に青クマがある場合には、貧血を疑った方がよいと言われ、青クマは「貧血クマ」とも呼ばれています。
また、肝臓の機能が低下して解毒作用が上手く働かなくなると、血液中に老廃物が増え、青クマになって現れることもあります。
黒クマは加齢などが原因
黒クマは、加齢に伴うコラーゲン不足による乾燥が主な原因で、皮膚にたるみやくぼみが生じることで影ができて発生するものです。
そのため、影クマと呼ばれることもあります。
また、黒クマは比較的目鼻立ちがはっきりしていて、涙袋と呼ばれる目の下の部分がぷっくりと膨らんでいる人に多いと言われています。
このようなことから、黒クマはこれまでは比較的年齢の高い人に多いクマと言われていましたが、最近はスマホやパソコンなどの長時間使用によって、目の周りの筋肉を使わない若い人が増えていて、年齢に関わらず黒クマになるケースも多いと言われています。
また、黒クマは皮膚に色がついているわけではないので、上を向いたり、目の下の皮膚が引っ張られるとクマが消えるという特徴があります。
なお、黒クマは加齢以外にもバセドウ病などの疾患が原因で、瞼の脂肪がせり出すなどの症状が元で起こることもあるため、若いのに黒クマが目立つような場合には、一度病院で診てもらうのがよいかも知れません。
茶クマはメラニンなどが原因
茶クマは、色素沈着が原因で起こるクマです。
太陽の光を浴びると肌が小麦色に日焼けしますが、茶クマが発生する原理はこれと同じになります。
目を擦る癖がある人や、紫外線のダメージなどで皮膚の乾燥が続くと、皮膚を守るためにメラニン色素が増えてシミができやすくなります。
特に目の下は皮膚が薄いため、洗顔のしすぎやクレンジング剤の残り、過剰なアイメイクなど、思いもよらないことが原因となって、知らない間に色素沈着を起こしてしまうことがあるのです。
さらに、青クマやその前段階の赤クマの場合は、目の周りをマッサージして血行を促すことでクマが解消される場合がありますが、茶クマにマッサージをするのは指で刺激を与えることになり、返って逆効果になってしまいます。
青クマ、黒クマ、茶クマとコンシーラー選び
クマができてしまったら、その色ごとにマッサージや保湿、美白化粧品の使用など、様々な解消法がありますが、手っ取り早く隠したい!という時は、断然コンシーラーの使用がおすすめです。
コンシーラーとは、ファンデーションの一種で、ファンデーションでは隠しきれないニキビやシミ、クマなどを、文字通りconceal-er(隠す)役割を持っています。
朝起きてクマがあることに気付いた時など、とにかく今、すぐにクマを隠す必要がある時にはコンシーラーが大いに役立ってくれます。
また、解消法を行っても必ずクマが消えるわけではないので、クマになりやすい人はコンシーラーを持っていると安心できるのではないかと思います。
ただし、コンシーラーはクマの色によって選び方が変わって来ます。
そこでここでは、クマの色別に適しているコンシーラーの選び方をご紹介します。
青クマには反対色の明るい色で
青クマを隠したいなら、オレンジ系もしくはピンク系のコンシーラーがおすすめです。
青クマは血行不良によって、血液が青く見えてクマとなって現れているものなので、反対色を乗せることで色味を目立たなくさせることができます。
なお、青クマになる前に、血行不良の前段階で目の下が赤く腫れているようなクマができることがあります。
これを赤クマと言いますが、赤クマの場合はイエロー系、もしくはグリーン系のコンシーラーを選ぶと、赤みを上手く隠すことができます。
黒クマは肌に近い色が良い
黒クマに合うのは、ベージュやオークルなど肌色に違い色のコンシーラーです。
さらに、パール成分が配合されていると、皮膚にふっくら感が増し、黒クマが上手く隠れてくれます。
黒クマにオレンジ系やイエロー系を使うと、返ってクマが目立ってしまうので気を付けて下さい。
茶クマには黄色が最適
茶クマと相性がよいのはイエロー系のコンシーラーです。
暗めの色である茶色に、明るい黄色を乗せることで、肌色に近くなりクマを隠すことができます。
コンシーラーの種類
コンシーラーにはいくつか種類があり、それぞれ特徴が異なります。
使いやすさや隠したい部分によってコンシーラーの選び方が変わりますので、参考にしてみて下さい。
リキッドタイプは肌に優しいがカバー力は高くない
ブラシにとったコンシーラーを、気になるクマの部分に乗せて使います。
ブラシの他に、チップ先から直接液が出るものもあります。
皮膚が薄い目元に使うため、やわらかく、摩擦の少ないリキッドタイプは肌への負担を軽減することができますが、他のタイプと比べてカバー力はそれほど高くありません。
クリームタイプは自分にあった色を作れる
クリームタイプは、パレットに入っていて色味の濃さが異なる数種類が一緒になっていることが多いため、混ぜ合わせることでより自分の肌色に合ったコンシーラーを作ることができます。
リキッドと同様に伸びがよいため、肌への負担も少なく済み、乾燥防止の保湿液が配合されている場合も多くあります。
カバー力はリキッドよりも上になります。
スティックタイプはカバー力が最も高い!
肌への密着度が高いため、カバー力は3種類の中で最も高くなります。
ただし、肌に付けた状態で擦って使用するため、刺激に弱い茶クマのカバーに使用するのは向きません。
また、厚塗りになりやすいので加減しながら使うことも大切です。
ペンシルタイプはクマにはあまり向かない
ペンシルタイプは鉛筆のような形をしていて、油分が少ないことからシミやそばかすなどを隠したり、リップラインの調整などに使用されることが多くなります。
クマにも使うことはできますが、どちらかというと狭い範囲の使用に向いているため、クマにはあまり向いていません。
コンシーラーの塗り方
自分に合うコンシーラーを選んだら、次はどのように使用するのかが気になると思います。
コンシーラーは、お手持ちのファンデーションの種類によって使う順番が異なるため、その点もしっかりと覚えておくのがよいでしょう。
パウダーファンデーションの場合
以下の順番で重ねていきます。
- 下地
- コンシーラー
- ファンデーション
リキッドやクリーム系のファンデーションの場合
以下の順番で重ねていきます。
- 下地
- ファンデーション
- コンシーラー
- フェイスパウダー
BBクリームの場合
下地とファンデーションの両方の用途を兼ね備えたBBクリームは、すっかり定番となっているアイテムですよね。
しかし、様々な役割を持っているため、どのタイミングでコンシーラーを使うのか、迷ってしまう人が多いようです。
BBクリームの場合は、BBクリーム→コンシーラーと重ねた後、最後にフェイスパウダーを乗せて下さい。
コンシーラーの使い方
- 肌に直接乗せず、一旦手の甲などに乗せてから使用すると、厚塗りを防止することができます。
- 顔に乗せる時は、塗るのではなく、ぽんぽんと置くイメージで行います。
コンシーラーでいきなり目の下全体を塗るのではなく、クマの部分にピンポイントで乗せていくようにするとよいでしょう。
置いた後に、ブラシや指の腹などで馴染ませるように広げていきます。
この際、皮膚を強く擦ってしまうと、色素沈着を起こす恐れがあるため、優しく、丁寧に行うことを心掛けて下さい。 - ファンデーションの後に、仕上げにフェイスパウダーを使うと、よりナチュラルに見えます。
使用上の注意
コンシーラーを使用する時は、暗い部屋ではなく、できれば日光のあたる場所で使うようにしましょう。
部屋が暗いと、自分の本来の顔色がわかりにくく、厚塗りになってしまいます。
また、コンシーラーの肌への馴染みが甘いと、色ムラができて上手く仕上がりません。
肌に置いた後は境目がないように、しっかりと馴染ませるようにして下さい。
ワンポイントアドバイス
クマ隠しは、朝のメイクで100%完璧に持っていきたいと考えてしまいがちですが、そうすると必然的にコンシーラーの使用量が多くなり、どうしても厚塗り感が出てしまいます。
そのため、朝のメイク時には60~70%の仕上がりをめざし、その後にメイク直しを追加することでクマは目立たなくさせた方がよいでしょう。
時間の経過とともに、皮脂量が増えるとメイク崩れが起こりやすくなるため、あらかじめ1~2度メイク直しをする前提で朝のメイクを行うと、程よい薄付きとなり、後は上からコンシーラーを重ねるだけで簡単にクマを隠すことができます。
おすすめのコンシーラー
コンシーラーはクマの他に、シミやそばかす、ほうれい線などを隠すために幅広く使われます。
そこで、使用用途により合ったものを使った方が効果が発揮されやすいと考え、クマを隠すためにおすすめのコンシーラーの条件として、ここでは次のような基準を設けました。
- 目の下はよく動く部分なので、塗る際に肌に馴染みやすいチップタイプないしブラシタイプのものが適している。
- カバーしたい範囲が狭く、加えて厚塗り感を出したくないので、リキッドタイプもしくはクリームタイプが適している。
この2点を踏まえて、次の4商品をご紹介したいと思います。
NARS ラディアントクリーミーコンシーラー
保湿力が高く、軽い質感ながらしっかりと肌に密着し、気になる部分をカバーして肌に統一感を持たせます。
8色から選べるので自分の肌色に合ったものを見つけることができ、光拡散テクノロジーにより光沢がありなめらかな肌に仕上げます。
パラベンフリー、アルコールフリー、合成香料不使用で、肌に優しい仕様となっています。
Yves Saint Laurent ラディアントタッチ
1992年の発売以来、24年間に渡り世界から愛され続けている名品です。
筆ペンタイプなので肌に対して優しく、馴染ませるだけで自然な明るさや透明感が生まれます。
全6色ありますが、クマ対策に使うならハイライトの3色がおすすめ。
様々な化粧品の口コミ総合サイトの@cosmeでは、ベストコスメ大賞殿堂入りアイテムとなっています。
IPSA クリエイティブコンシーラー
3色を混ぜて使うことができるため、自分の肌色に合わせたコンシーラーを作ることができます。
また、肌に馴染みやすいクリームタイプなので、ヨレやシワを防いでメイクが長時間持続します。
さらに、日焼け止めも配合されているので、紫外線対策にもなります。
CANMAKE カラーミキシングコンシーラー
ライトカラー、ナチュラルカラー、ダークカラーの3色が入ったパレットタイプのコンシーラー。
クマ隠しにコンシーラーを使ってみたいけれど、いきなり値段の高い物には手が出せない・・という人におすすめのプチプラコスメです。
ただし、ただ安いだけではなくヒアルロン酸やスクワランなどの保湿成分が配合され、防腐剤や香料などは使っていません。
軽い質感で、厚塗り感0のサラサラ肌を作ることができます。
その他のメイクによるクマの隠し方について
コンシーラーを使っても上手にクマが隠れない!という場合は、他のメイク道具も駆使してクマを撃退してみましょう。
チーク
コンシーラーを薄く目元に塗った後、クリームチークをクマよりも少し下の部分に乗せます。
量が多過ぎると厚ぼったくなるため、手の甲に乗せてから指に付けて量を調整しましょう。
そこから頬骨を中心にして指の腹で叩くように頬に馴染ませていきます。
最後に、クリームチークと同色のパウダーチークをブラシで頬に乗せていきます。
この時、クマとチークの境目をよく馴染ませるようにして下さい。
そうすることで、クマが目立たなくなります。
チークに抵抗がある人は、フェイスパウダーを上から少量叩くと、肌が自然な赤みになり目立たなくすることができます。
ハイライト
コンシーラーを使うとヨレたり、シワが気になる・・という人は、こちらの方法を試してみて下さい。
ファンデーションだけではカバーしにくいクマが上手く隠せます。
- 化粧下地を塗ります。
- リキッドファンデーション(もしくはミラクルファンデーション)を顔全体に塗って均一に馴染ませます。
- パウダーファンデーションを目の周り(クマが出る目の下は少し広めに)に重ねます。パウダーファンデーションの色は白浮きしないように、肌よりもやや暗めの色にするのがおすすめです。
- クマの部分にハイライトをブラシで重ねて入れ、さらに下まぶたに線を描くように一筆入れて完成です。
コンシーラーを使わなくても、クマを目立たなくすることができます。
コントロールカラー
コントロールカラーは、ファンデーションを塗る前に、顔色を補正するために使うメイク道具です。
素肌の色は統一ではなく、赤みがあったり、くすんでいる部分があったりと、バラバラですよね。
また、パーティーなどの華やかな場に出る時は、顔色もワントーンアップさせたいもの。
しかし、普段の肌色に明るめのファンデーションを塗ると、白浮きしてしまいます。
そのような時にコントロールカラーを塗ると、肌色を明るめに補正しすることができます。
なお、コントロールカラーは顔全体だけではなく、コンシーラーのように部分的に使うことができますが、不器用で目の下だけ塗ると厚塗りになってしまう・・という人は、コントロールカラーを顔全体に馴染ませた方がクマを隠しやすくなります。
赤リップ
本来なら唇に塗るリップを、クマ隠しに利用してしまう方法です。
やり方は、赤リップを少量指で取り、目の下に置いて馴染ませたら、その上からコンシーラー、ファンデーションを重ねるだけ。
リップだけの時は、正直「本当に大丈夫なの?」というくらい赤色が目立ちますが、コンシーラーを重ねて指で叩き込んでいくと、不思議と赤色が肌に馴染んでいき、それと同時にクマが消えていきます。
なお、赤リップを選ぶ時は、肌の色が白い人はピンク系を、肌色が暗めの人は赤やオレンジ
などのはっきりとした色を選ぶのがよいそうです。
ファンデーション
コンシーラーを使うとどうしても厚塗りになってしまったり、時間が経つとよれるのが不満・・。
できれば目の下のクマをファンデーションだけで解決したいという場合は、現在使用している以外のファンデーションに目を向けてみるのはいかがでしょうか。
ファンデーションの中には、アザや傷跡を隠すために誕生した、カバー力に大変優れた商品もあります。
さいごに
コンシーラーで目の下のクマを撃退する方法について、説明してきました。
クマの種類によって、コンシーラーの色が変わってきますし、目の下は皮膚が薄い部分ですので、塗り方も注意したいところです。
クマはどうしても年齢が出てしまうところです。自分にあったコンシーラーを探して、しっかりと対策をしましょう!
タグ:目の下のたるみ