フォトシルクプラスの効果や副作用、失敗、痛みなどを詳しく説明します。

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フォトシルクプラスは、光をあてることでシミやそばかすなどを落とす美容医療です。広い範囲に効果があり、ニキビ跡やシワ・毛穴などにも効果があります。フォトフェイシャルの効果とともに、副作用・失敗、痛みについて詳しく説明します。

フォトシルクプラスとは

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フォトシルクプラスとは、イタリアのDEKA社が開発した光治療器のことを言います。

皮膚に照射することで、シミやそばかすを除去し、くすみがないクリアな肌に生まれ変わることができます。

特許取得の光を採用

フォトシルクプラスに使用されているのは、UPL(U-Shape Pulse Light)という最新の光。

UPLはメラニンに高い反応性を示すことから、はっきりと目に見えるシミやそばかすはもちろんのこと、目立ちはしないけれども薄く残っているシミや、皮膚の深い部分にあるシミ予備軍にも作用して、これまではとりきれなかったシミやそばかすにも効果があると言われています。

高い安全性

フォトシルクプラスでは、ワンショットの光の照射を一度きりではなく複数に分けているため、表皮と真皮に温度差が生じることで、表皮を保護しつつもターゲットには確実に熱エネルギーの発生によるダメージを与えることができるようになりました。

また、ハンドピースの先端部分のクリスタルガラスが、直接皮膚に接触しない設計となっているため、これまでの光治療器よりも大幅に皮膚に掛かる負担を減らしています。

このようなことから、フォトシルクプラスはダウンタイムをとる必要がなく、施術後すぐに洗顔やメイクが可能となっています。

皮膚の薄い部分にも照射が可能

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フォトシルクプラスは、表皮に与えるダメージが他の光治療器と比べて少ないため、手の甲や目の周り、背中など、皮膚の薄い部分への照射も可能となっています。

顔は日焼け対策でしっかりとシミを防いでいたけど、手はうっかりしていた・・という人も多いことから、手の甲のシミを解消できるのは嬉しいですよね。

フォトフェイシャルとの違い

同じように光をあててシミなどを除去する美容医療には、フォトフェイシャルがありますが、フォトフェイシャルにはIPL(Intense Pulsed Light)という光が採用されています。

IPLとUPLでは波長に大きな違いがあり、IPLが500~1,200nm(ナノメートル)なのに対し、UPLは500~950nmとターゲットとなる範囲がより狭くなっています。

この波長の違いにより、IPLはメラニン以外のものにも反応しやすいという特徴があり、特に肌自体に含まれる水分に反応することで熱が発生し、火傷を起こしやすくなると言われています。

一方、UPLは950nm以上の波長をカットすることで、水分の吸収を防ぎ火傷を起こしにくいと言われています。

レーザーとの違い

レーザーは、たくさんの波長の中から、肌トラブル解消のために必要な単一波長の光を取り出して照射して治療をします。

そのため、シミやそばかす、ほくろ、あざなど目的によって使用する波長を使い分けなくてはいけません。

また、光の照射が局所に集中するため、周辺の皮膚を傷付けることはありませんが、光があたった部分は炎症や火傷などが起こりやすいと言われています。

しかし、フォトシルクプラスでは、複数のトラブルに対して同時に対処が可能のため、肌への負担を大幅に減らすことができます。




フォトシルクプラスの効果

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シミやそばかす

UPLはメラニン色素の分解促進作用が高く、シミやそばかすを浮き上がらせて剥がれ落とします。

これまで他の光治療器では反応しなかったシミにも効果的に威力を発揮するだけではなく、広範囲に薄いシミやそばかすがある場合にも有効です。

ニキビやニキビ跡

UPLはニキビの赤みに吸収される性質があり、これらの症状を改善する効果が期待できます。

赤ら顔

赤ら顔は毛細血管の拡張によって、皮膚に血管が透けて赤く見えることが原因と言われていますが、UPLが血中のヘモグロビンに吸収されることで、赤みを抑えて皮膚の色ムラを解消します。

シワや毛穴

UPLには真皮層にてコラーゲンの増殖を促す働きがあるため、肌の潤いが増し、シワや毛穴の開きを解消します。

ハリや弾力

コラーゲンの生成が増えることで、肌の内側からハリや弾力が出て、瑞々しい肌に生まれ変わります。

脱毛

UPLはメラニンに反応するため、産毛にも同様に熱によるダメージを与え、脱毛効果を得ることができます。

産毛がなくなると肌のくすみが消え、ワントーン明るく見える効果があります。

肝斑

肝斑は治療が難しい皮膚疾患の一つと言われており、これまでは主に内服薬や塗り薬による治療が主体となっていましたが、フォトシルクプラスによる肝斑治療には高い臨床効果が認められています。

施術内容・流れ

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1. 洗顔

肌の状態をきちんと見極めるため、メイクをしている場合は洗顔をして頂きます。

2. カウンセリング

患者の悩みと肌の状態を総合して、どれくらいの出力で照射するかなど、具体的な施術内容の確認を行います。

3. 施術の準備

冷却ジェルを塗布します。

また、UPLではフラッシュをたいたような眩しさを感じるため、目の保護のためにアイマスクを装着し、髪や眉を白いテープで保護して焦げないように処理します。

4. 施術

治療部位にフォトシルクプラスを照射していきます。時間は顔全体でも15~20分ほどで終わります。

5. 施術後

冷却ジェルを拭き取って終了です。すぐにメイクをしても構いません。



5回ほど通えば効果が現れる

目的によって多少頻度は異なりますが、シミやそばかすの除去であれば3~4週間に1回のペースで5回ほど通うと、効果が実感できると言われています。

ただし、どれだけ紫外線に気を付けていても、シミやそばかすはできてしまうことがあるため、5回よりも10回、10回よりも20回と定期的に通っている人の方が、よりキメが整って、くすみがない綺麗な肌に近付きます。

また、肌のメンテナンスとして年に数回程度、フォトシルクプラスを行う人も多いようです。

痛みが多いと綺麗な肌になれる!?

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フォトシルクプラスは、フォトフェイシェルよりも痛みが少ないと言われています。

とは言え、痛みの感じ方は人それぞれですから、「痛くないって聞いていたのに凄く痛かった!」という人もいれば、「痛いって聞いていたのにあまり痛くなかった」ということもあり得ます。

しかし、痛みを感じた人の多くは「我慢できないほどの痛みではなかった」と答えており、例えるなら輪ゴムをパチッと顔にあてた程度だそう。

ただ一つ言えるのは、痛みが少ない人の場合、シミやそばかすがそれほど多くなかった可能性があります。

当然ながら、ターゲットが多いほどUPLの反応する数は増えてしまうため、痛みがあるというのは言い換えればそれだけシミやそばかすが多いということにもなります。

フォトシルクプラスは、まだ目には見えない潜在的なシミにも対応するため、痛みがあるということは、施術後に肌が見違えたように見える可能性が大きいとも言えるでしょう。

フォトシルクプラス上級者になると、痛みがあるほど「これでツルツルの綺麗な肌になれる」と嬉しくなるようです。

なお、痛くて耐えられないという場合は、痛みを軽減する処置を行ってくれるクリニックもあるようですので、事前にカウンセリングで確認しておきましょう。

副作用や失敗する場合とは

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施術を受ける前に知っておきたいこと

フォトシルクプラスの施術後は、肌にピリピリとした熱感や、赤みが出ることがあります。

通常、翌日には治まっていますが、中には数日続く場合があるようです。

また、施術から数日経つと、シミやそばかすが濃く見えたり、数が増えたように思いますが、これはメラニンが反応して黒く浮き出てきているだけで、数日~一週間程度で代謝によって剥がれ落ちるので問題ありません。

かさぶたが多くできる

メスを必要とせず、皮膚表面に優しい光を使用しているため、フォトシルクプラスはダウンタイムが必要のない美容医療と認知されていますが、シミやそばかすなどUPLが反応するターゲットが多いと、熱感や発赤が強く出たり、かさぶたができることがあります。

かさぶたは一週間程度で剥がれ落ちますが、その数が多い時はマスクなどで顔を隠したり、場合によっては会社などを休まなくてはならなくなるかも知れません。

なお、かさぶたを無理に剥がそうとすると、炎症や肌荒れの原因になってしまいます。

あくまでも自然に剥がれ落ちるのを待つようにして下さい。

ほくろが薄くなってシミに見えることがある

フォトシルクプラスを行っているクリニックの多くでは、ほくろの除去を希望する場合はレーザーを行うことが多くなっています。

これは、ほくろが局所的であることや黒の色素が強いため、強い光で焼く必要があるためです。

しかし、ほくろがある状態でフォトシルクプラスを受けると、ほくろの色素に反応して薄くなったり消失する場合があります。

消えてなくなる分にはあまり問題ないかも知れませんが、薄く残ってしまうと「ほくろの時は気にならなかったのに、シミに見えるのは気になる・・」ということが起こる可能性があります。

シミや肝斑が浮き出てくる

フォトシルクプラスによる刺激を受けたことで、それまで目には見えていなかったものの、すでにシミや肝斑があった場合にはそれらが濃く浮き出てくることがあります。

もちろん、複数回繰り返しフォトシルクプラスを受けることで、徐々に消していくことは可能ですし、クリニックの中にはあらかじめ予防として内服薬やクリームを処方することもあるようですが、施術によって元々気になっていた部分は取り除けたものの、また新しくシミが出てくるため、結局いたちごっこのような状態に感じてしまうこともあるようです。

紫外線対策を怠ると・・

施術後、肌は非常に敏感な状態になっています。

この時に紫外線にあたってしまうと、せっかく熱ダメージをあたえたシミやそばかすが再び色素沈着を起こしたり、炎症や火傷の原因になってしまうことがあります。

外出する際は日焼け止めを必ず塗り、帽子や日傘などで紫外線対策を行うようにして下さい。

フォトシルクプラスを受けられない人

  • 日焼けをしている人
  • 妊娠中の人
  • 糖尿病やアルコール中毒症の人
  • てんかん発作の既往がある人
  • 日光に過敏な人
  • 光感受性を高める薬を飲んでいる人
  • 悪性腫瘍やその疑いがある人
  • HIV陽性の人
  • タトゥーやアートメイクをしている人
  • 衰弱の激しい人
  • ヒアルロン酸や金の糸などを注入している人

まとめ

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長年、シミやそばかすなどに悩んでいた人の多くが、フォトシルクプラスを行ってよかった!と言っています。

同じように悩む人にもぜひお勧めしたいと思うその理由には、これまでどんなに高価な美白化粧品を使ってもシミやそばかすが消えなかった人や、他の光治療器では効果がなかった人も、「悩みが解消された」と実感しているからです。

また、レーザー治療であれば、シミの一つ一つを狙って施術を受けなければいけないところを、フォトシルクプラスなら顔全体をまとめて処理してもらえます。

しかも、今までなら「薄くて施術を受けても意味がないよ」と言われていたシミも対象になりますし、同時に肌のハリや毛穴の開きも解消できるというのですから、肌に複数の悩みを抱えている人なら受けない手はないですよね。

そのため、5~10回通ってシミやそばかすがなくなった人でも、たるみやシワなどの肌老化を防ぐために、年に数回の定期メンテナンスを受けている場合が多いようです。

フォトフェイシャルは、施術時の痛みも少なく、ダウンタイムの必要もないため、「美容医療を受けてみたいけれど怖くて躊躇してしまう・・」という人にとっては、敷居が低く感じるのではないでしょうか。

美容クリニックへ行く時は、この恐怖心の排除というのは実はとても重要だと思うので、ゆくゆくは他の施術も受けてみたいと思っている人は、まずは肌全般の悩みを解消してくれるフォトシルクプラスを受けてみるというのもよいと思います。