二重整形の埋没法とは?施術の経過や腫れ、ダウンタイムなど
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埋没法は切らずにできる二重の美容整形で、安い料金で手軽に二重にできるため人気があります。ここでは、埋没法で気になる施術後の経過・腫れの程度、メリットやデメリットなどを説明するとともに、コンタクトやマツエクに関する疑問などをご紹介します。
目次
埋没法には二つのやり方がある
埋没法は、二重まぶたを作るための美容整形の一つで、一重まぶただと目が重く見える、冷たい印象を与えてしまうといった悩みを抱えた人にとって、今、最もポピュラーな施術となっています。
その埋没法には大きく2つの方法があります。
瞼板法(けんばんほう)
まぶたのすぐ裏にある瞼板という軟骨様組織と皮膚を糸で結び付ける方法。
糸で留める数によって、1点留めから6点留めがあります(クリニックによって異なります)。
糸を留める数が少ない方が腫れにくくなり料金も安く済みますが、一ヶ所に掛かる負担が大きくなるため二重がとれやすくなると言われています。
ただし、必ずしも1点留めよりも6点留めが優れているというわけではなく、6点留めをしても二重がとれてしまう場合もあるため、希望する二重のラインやまぶたの状態によって、何点留めがよいか医師とよく話し合うのがよいでしょう。
挙筋法(けんきんほう)
まぶたを上げる眼瞼挙筋という筋肉と皮膚を糸で結び付ける方法。
皮膚を点で留めるのではなく、糸の輪を作って線で引き上げるため、瞼板法よりも二重の持ちがよいと言われていますが、腫れがひきにくいことや、綺麗な二重にするには医師の熟練した技術が必要と言われています。
埋没法のメリット・デメリット
埋没法は、それまで主流だった切開法と比べ、メスを使わずに自然な二重ができるプチ整形として人気がありますが、それ以外に埋没法のメリットにはどのようなものがあるのでしょうか。
また、メスを使わないとは言え、整形手術であることは変わりないため、きちんとデメリットを知っておく必要もあります。
メリット
腫れが少ない
皮膚の表面は糸を通す小さな穴を開けるだけなので、施術後に腫れることが少ないと言われています。
施術時間が短い
クリニックによって多少変わりますが、両目合わせて施術に掛かる時間は10~20分ほどと言われています。
やり直しができる
皮膚を糸で結んでいるだけなので、施術後に二重の幅を変えたい場合などでも、糸を抜いて再度施術を受けることができます。
ただし、挙筋法では糸を留めている場所がまぶたの奥になるため、糸を抜くのが難しい場合があります。
また、瞼板法でも施術から数年経過していると、抜糸をしても元に戻らないこともあります。
費用が安い
埋没法は、他の二重手術と比べて施術費用が安く、両目で1万円以下で施術を行うクリニックもあります。
デメリット
元に戻ってしまうことがある
埋没した糸が切れたりほつれたりすると、元に戻ってしまうことがあります。
また、糸が弛んで二重の幅が変わったり、ラインが薄くなってしまうこともあります。
効果が永久的に続くわけではないため、2回3回と施術を受ける人もいます。
異物感や違和感
皮膚に埋め込んだ糸は元々体にないものですので、施術後に異物感や違和感が生じることがあります。
また、糸に細菌が感染してしまうとまぶたの内側で炎症を起こし、しこりができることがあります。
しこりができた場合は、糸を取り除く必要があります。
目の痛みや視力の低下
瞼板法による施術後、埋め込んだ糸が皮膚の表面から出てきてしまうことがあります。
さらに、糸が皮膚(まぶた)側ではなく眼球側に出てしまうと、角膜を傷付け、激しい痛みが生じたり、最悪の場合視力の低下を起こすこともあります。
なお、瞼板法であっても、クリニックによっては糸がまぶたの裏に出ないように瞼板の中に通して留めているところもあります。
また、挙筋法による施術では眼球までに距離があるため、糸が角膜を傷付けることはないと言われています。
奥二重の人は?埋没法に適している人とは
埋没法に適している人
- 瞼に脂肪や筋肉が少なく、厚みがない
- 幅が狭い二重や末広タイプを希望している(末広タイプとは、目尻に向かうに従って二重がはっきりして見える:東洋人に多い)
末広タイプは日本人に合う二重と言われています。
その理由は、日本人の8割に蒙古襞と呼ばれる目頭を覆う襞があるからで、目頭に近い二重の部分は上まぶたと重なって見える方が、自然な顔立ちに映ります。
日本人に奥二重が多いと言われるのもこのためですが、奥二重をもう少しはっきりとした二重に見せたいという場合も、埋没法が適していると言われています。
埋没法に適していない人
- 瞼に脂肪や筋肉が多く、厚みがある
- 幅が広い二重や、平行タイプを希望している(平行タイプとは、目頭から目尻まで二重の幅が均等で、上まぶたに対して平行になっている:西洋人に多い)
瞼が厚い人が埋没法を行うと、折り重なった部分に厚みが出てしまうため、希望通りの二重にならないことがあります。
また、重みで糸がとれやすくなると言われています。
瞼の厚い人は、埋没法よりも皮膚切除による切開法や、上まぶたの眼瞼挙筋のたるみを引き上げる眼瞼下垂手術を行った方が、綺麗な二重ができやすいと言われています。
なお、日本人が目頭から目尻までくっきりと二重が現れる平行タイプを希望する場合は、蒙古襞を取り除く手術(目頭切開)を行う必要があると言われています。
そのため、埋没法のみで平行タイプの自然な二重を作ることは難しいと言えるでしょう。
施術時の痛みについて
痛みの感じ方は人それぞれのため、一概に「痛みが全くない」とは言えませんが、施術の際は局所麻酔を行うため、施術自体の痛みを感じることはありません。
また、施術前に点眼麻酔や麻酔クリームによって、局所麻酔の痛みを感じにくくします。
それでも恐怖心が拭えないという人は、笑気ガスによってリラックスした状態を作った上で、施術を行うこともできますので、カウンセリングにてその旨を伝えるようにしましょう。
局所麻酔の前に痛みを感じにくくする処置を行いますので、局所麻酔のチクッとした痛みも感じない人がほとんどです。
腫れの程度・ダウンタイムなど
埋没法は施術後の腫れが少ないと言われていますが、会社や学校など人に会う機会の多い人にとっては、腫れの程度やダウンタイムの日数については、より詳しく知りたいところではないでしょうか。
そこでここでは、気になるポイントに分けてご紹介したいと思います。
ダウンタイムはどれくらいを想定すべき?
美容整形手術を行うと、副作用として腫れや内出血などが起こるため、ダウンタイムと呼ばれる回復期間を設ける必要があります。
美容整形を受ける場合は、施術日以外にもこのダウンタイムを考慮して、会社や学校に休みを届け出る必要がありますが、埋没法ではダウンタイムは一週間ほどと、他の施術に比べて短いのが特徴となっています。
早い人では施術後3~4日ほどでメイクで隠せる程度にまで回復するため、金・土・日の週末や3連休に施術を希望する人も多くいます。
ただし、ダウンタイムには個人差があることから、念のため一週間は確実に休める時に行うのがよいでしょう。
腫れが出やすい人とは
施術中に緊張によって目に力が入り過ぎてしまうと、二重の仕上がりに影響するだけではなく腫れやすくなってしまいます。
また、糸を留める数が多いほど、当然ながら腫れる可能性も高くなってしまいます。
腫れを早く引かせる方法
施術後はとにかく冷やす
炎症を抑えるため、アイスノンなどをタオルで包み、まぶたの上やこめかみなどを冷やしましょう。
ただし冷やし過ぎもよくないため、一日2~3回程度、患部が冷えたら冷やすのを止めるようにして下さい。
安静にする
動くと血行がよくなり、炎症が悪化する恐れがあることから、帰宅後はなるべく安静に過ごすのがよいでしょう。
入浴は避ける
運動と同様に温かい湯船に浸かると血行がよくなるため、お風呂に浸かるのは止めましょう。
また、アルコールの摂取も控えた方がよいでしょう。
頭を高くして寝る
心臓よりも頭を上にして寝ることで、顔のむくみや腫れを防ぐことができます。
目をこすらない
目をこする癖のある人は、無意識に行いがちですので注意しましょう。
また、まぶたに違和感があっても触らないようにしましょう。
施術後のメイクはいつからOK?
アイメイク以外のお化粧であれば、施術直後に行っても構いません。そのため、施術を受けて自宅までノーメイクで帰るという心配はありません。
ただし、アイメイクに関しては個人差もありますが、施術後3日以上経過しているのがよいため、施術直後はアイメイクをして帰ることはできません。
サングラスや眼鏡など、目を隠せるものを持参するのがよいでしょう。
施術後の経過・気になる症状について
埋没法による二重整形手術を受けた人の多くは、施術翌日に腫れのピークがあったと答えています。
その後、2日目、3日目と時間が経過する毎に腫れがひいていき、一週間から二週間ほどでほとんどの人が腫れや内出血が目立たなくなります。
ただし、この時点でもまだ微妙なむくみが残るため、カウンセリングにて理想とした二重のラインができあがるのは、施術から一か月ほどを要します。
施術後の感覚で気になること
施術後まもない時は、目の周囲のツッパリ感や違和感がある場合が少なくありませんが、通常は腫れが落ち着くとともに症状も治まってきます。
ただし、まぶたの裏がチクチクと痛む時は、糸が結膜側から出てしまっている可能性があるため、すぐに担当医に連絡をして下さい。
これは、施術直後に限ったことではなく施術から数年経過していても起こる場合があります。
手術したことをバレないようにする方法
目元を隠す
普段、コンタクトを使用している人なら、目が痛くて眼鏡に変えたという理由なら嘘っぽくなりません。
また、もしコンタクトや眼鏡の使用が難しい場合は、内出血を隠せるような濃い目のアイメイクをしてみましょう。
気分転換にメイクを変えることは、女性なら当たり前のことなので、特に怪しまれることもありません。
髪型を変えてみる
顔の一部である目元よりも、面積の大きい髪型を変えることで、意識をそちらへ向けさせることができます。
ロングからショートなどバッサリいく方が注目を集めやすいですが、前髪を作るだけでも印象はガラッと変わります。
前髪があると目元を隠せるので一石二鳥です。
普段からアイプチを使用
いきなりくっきり一重から二重になるとバレやすいため、あらかじめアイプチやアイテープなどを使って二重の印象を周囲に与えておくのもよいでしょう。
アイプチを使った二重から埋没法によって二重になった場合は、以外と周囲の人は気付かないことが多いようです。
万が一変化に気付かれても、「ずっと二重の癖をつけていたら、自然と二重になった」と答えると怪しまれません。
コンタクトについて
施術後もコンタクトが使える?
美容クリニックの多くでは、施術後にコンタクトを装着するのは可能としていますが、まぶたの裏の違和感や炎症を防ぐためにも、最低3日、できれば一週間程度はコンタクトの使用を避けた方がよいとしています。
コンタクトを使うことで二重が戻ってしまうことはないの?
コンタクトを装着しようとして、腫れがある状態で無理にまぶたを開けて、埋没法の糸がほどけてしまった人もいるようです。
腫れがひくまでは、できればコンタクトを使用しない方がよいでしょう。
コンタクトをしている人への注意点
糸を通すための極小さい穴から、稀に施術後も少量の出血が起こる場合があります。その際、コンタクトをしていると血液が付着し、雲って見えづらくなることがあります。
マツエクについて
マツエクをしていても施術は可能なの?
結論から言うと、マツエクをしていても埋没法の施術を受けることは可能となっています。
しかし、施術を行う医師からすると、マツエクにはマスカラが付着しているなど衛生上問題となる場合や、ガーゼや糸などが絡むと施術の邪魔になり、施術時間が長くなることで出血が増え、施術後に腫れやすくなるそうです。
そのため、できれば施術前にわざわざマツエクを付けることはしない方がよいとのことです。
なお、施術以前に付けたマツエクが残っているくらいであれば、施術に影響することはないそうです。
施術後にマツエクをするのは問題ないの?
施術後、まぶたの腫れや内出血が見られなければ、マツエクをするのは問題ありません。
しかし、マツエクのサロンの中には1~6ヶ月以内に目の美容整形を行った場合は、施術を断るケースもあるようです。
マツエクをすることで埋没法が取れやすくならないの?
マツエクは、まぶたにテープを貼って持ち上げるため、埋没した糸が周辺の組織に馴染んでいないと、糸がほどけたり切れたりする可能性がないとは言えません。
また、人工まつげを自前のまつげに付ける時に使用する接着剤によって、かぶれやかゆみを引き起こすことがあります。
そのため、埋没法による二重の美容整形を行う場合は、施術の前後はマツエクは控えた方がよいでしょう。