歯磨きの時間や正しい方法、おすすめの歯磨き粉などを解説します。
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虫歯や歯周病にならないために、歯磨きはとても重要です。おすすめの歯磨き粉や歯ブラシの選び方、正しい歯磨きの方法など、歯磨きのポイントをまとめました。今日から正しい歯磨きを実践してください。
歯磨きの効果
歯磨きとうがいの違いとは?
歯磨きが面倒だからと、うがいのみで済ませる人もいらっしゃいますが、うがいと歯磨きには大きな違いがあります。
うがいには、水や薬液で口の中の細菌や外気の汚れを除去し、消毒する働きがあるものの、歯の間に詰まった食べカスや歯垢を除去する効果はありません。
そのため、うがいと歯磨きは口腔ケアの方法として別に考える必要があります。
歯石が付くとどうなる?
歯磨きをしないと歯垢が歯に残りますが、この歯垢はわずか2日程度で歯石へと変化してしまいます。
歯石は、歯磨きでは簡単に落とせなくなるだけではなく、歯にどんどんと菌が侵食してやがて歯周病を発症させてしまいます。
とはいえ、最近は歯周病予防や歯周病改善の歯磨き粉も販売されているため、歯石ができたからといって必ずしも歯周病になるわけではありませんし、正しい歯磨きを行うことで、歯石を取り除くことも可能です。
歯磨きの意外な効果
歯磨きには虫歯や歯周病の予防だけではなく、脳を活性化させリフレッシュを促す効果があることもわかっています。
仕事や勉強の最中に、疲れて集中力が途切れてくると、コーヒーを飲んだり冷たい水を顔にあてて気分転換をされる方は多いと思いますが、これと同じ効果が歯磨きにもあると言われています。
正しい歯磨きの方法
お子さんに、「ちゃんと歯を磨きなさい」という親御さんは多いと思います。
しかし、そう言っている自分は果たして本当に正しく歯が磨けているのか疑問に感じたことはありませんか?
そこでここでは、歯ブラシの選び方や正しい歯磨きの方法などをご紹介したいと思います。
歯ブラシの選び方
正しい歯磨きは、正しい歯ブラシの選び方から始まります。
とはいえ、お店に行くと多種多様な歯ブラシが売られているため、どれを購入したらよいか悩んでしまう方も多いのではないでしょうか。
そのような時は、歯磨きの一番の目的である「歯垢の除去」が効率よく行える歯ブラシを選ぶのがよいと言われています。
毛の硬さは「ふつう」
毛の硬さが「やわらかめ」のものは、歯垢を除去する働きも弱くなってしまいます。
また、「かため」は歯の磨き方が弱めという方には向いていますが、通常は歯茎を傷める原因となるためおすすめできません。
毛先は「フラット」
毛先が平らなものは、歯に対して均等に力を掛けることができます。
一方、毛先がギザギザになっているものは、歯垢を除去する働きはあまりないと言われています。
その分、歯と歯の間の隙間に詰まった汚れを取るには向いているため、場合によっては歯垢用と歯間用と分けて2本持つのもよいでしょう。
柄の形状は「ストレート」
最近は、歯ブラシの柄の部分にも様々な形状がありますが、最もポピュラーなストレートのものが一番磨きやすいと言われています。
歯磨き粉の選び方
歯ブラシ同様、歯磨き粉も数多くの種類が販売されていますが、悩む場合は「成分」に着目してみてはいかがでしょうか。
フッ素(フッ化ナトリウム)
歯の表面のエナメル質を強くし、虫歯を予防する効果があります。市販されている歯磨き粉の多くに含まれている成分です。
トラネキサム酸、グリチルリチン酸ジカリウムなど
歯を磨くと血が出る、口臭が気になる、歯がグラグラとするなどの症状がある場合は歯周病が疑われますので、炎症を抑える作用があるトラネキサム酸、グリチルリチン酸ジカリウムなどの成分が含まれた歯磨き粉を選ぶといいでしょう。
ハイドロキシアパタイト、ポリリン酸ナトリウムなど
歯が白くなる歯みがきによく含まれている成分です。歯の沈着汚れ(ステインやたばこのヤニなど)を除去し、ホワイトニング効果があります。
乳酸アルミニウム、硝酸カリウムなど
虫歯がないのにも関わらず、冷たいものを飲むと歯が沁みる・痛いなどの症状がある時は、知覚過敏の恐れがありますので、乳酸アルミニウム、硝酸カリウムなどの知覚過敏を改善する成分が含まれている歯磨き粉を選びましょう。
無添加や液体はみがき
日本で販売されている歯磨き粉は、全て厚生労働省の認可を受けており安全性が確認されていますが、一方で歯磨き粉に含まれる研磨剤や発泡剤に対して不安に思う方も多いのが現状です。
そのような場合は、無添加の歯磨き粉も市販されているのでそちらを利用してみてはいかがでしょうか。
また、液体はみがきには研磨剤が含まれていないため、歯を傷めることなくはみがきをすることができます。
この他、市販のものを使用したくない場合は、重曹を歯ブラシにつけて磨くだけでも歯の汚れをとることができます。
正しい歯磨きの方法
歯磨き粉の量は少なめに。
歯磨き粉の量が多いと、ちゃんと磨かなくても口の中がさっぱりしたような気になってしまいます。
使用する量は1㎝程度(親指の爪程度)でよいと言われています。
1本ずつ丁寧に。
歯ブラシの毛先を歯にまっすぐに当てたら、1本の歯に対し20~30回ほど往復させて細かく歯ブラシを動かします。
歯磨きは1回あたり1分程度のものを数回するよりも、1日1回しっかりと行う方が効果が高いとも言われています。
ちなみに、この方法を正しく実践できれば、歯磨きの際に歯磨き粉は必要ありません。
歯ブラシは鉛筆持ちで。
ハンドル部分を強く握ってしまうと力が入りすぎてしまい、歯や歯茎を傷めてしまいます。
一筆書きのイメージを大切に。
前歯を磨いた後に奥歯を磨いたり、右下の歯を磨いた後に左上の歯を磨く、といったような磨き方は磨き残しの原因となります。
食後30分を空けましょう。
食事をした直後の口腔内は酸性に傾いているため、すぐに歯を磨くと表面を傷付けてしまう可能性があります。30分ほど経過してから磨くのがよいでしょう。
正しい歯磨きを行うだけで、口臭の原因となる歯周病や虫歯になるリスクを減らすことができます。
朝の歯磨きは朝起きてすぐするべきか、朝食後か
朝の歯磨きは朝起きてすぐするべきか、朝食後にするべきかで悩む方もいらっしゃいますが、朝起きてすぐは水ですすいで口の中の菌や嫌な粘り気を取り除き、朝食後にしっかりと磨くのがよいと言われています。
高齢者の方の歯磨きについて
高齢者に多い誤嚥性肺炎は、食べ物を誤って肺に吸い込むだけではなく、口の中の細菌もその大きな原因の一つと言われています。
また、虫歯や歯周病があったり入れ歯が不衛生だと、食事をするのが大変になり、体力が落ちたり、全身疾患の原因となる場合があります。
このようなことから、高齢になればなるほど歯磨きや口腔ケアは重要性を高めるとされており、きちんと毎日歯の手入れをすることが欠かせません。
しかし、高齢者は手の力が弱くなっていることから、自分だけではしっかりと歯磨きができないケースもありますので、電動歯ブラシを使用するなどの対処を考える必要があります。
歯に着色しやすい人
丁寧に歯磨きをしているはずなのに、歯が黄色く着色して悩んでいる方は、次のことに注意をしてみましょう。
着色しやすい飲み物に注意
コーヒー、紅茶、ウーロン茶、赤ワインなど色の濃い飲み物を摂りすぎないようにしましょう。飲んだ後は水でゆすぐと予防効果があります。
ステイン除去効果の高い歯磨き粉を使う。
歯の着色汚れを落とそうと、研磨剤の入った歯磨き粉で力任せに擦っては逆効果です。ステイン除去の効果が高い歯磨き粉を使い、歯を必要以上に擦らないようにしましょう。
鼻呼吸を意識する。
口呼吸をしている方は、口の中が乾燥しやすく汚れがつきやすくなると言われています。意識して鼻で呼吸するようにしましょう。
歯ブラシ、歯磨き粉など、歯磨き関連の商品
ここでは、おすすめの歯ブラシや歯磨き粉、歯磨き関連の商品をご紹介したいと思います。
ロイヤルソニックDX
電動歯ブラシデビューに選ばれることの多いこちらの商品は、低価格ながら高スペックという納得の理由があります。毎分40,000回の振動で歯の表面についた汚れを残さず除去します。
口コミ
- これよりも高い電動歯ブラシもありますが、十分すぎるくらい高性能で気に入っています。
- 振動の強弱が選べるようになっているのが嬉しいです。
- 初めて電動歯ブラシを使いましたが、歯がツルツルになって感激しました。
MISOKA
歯ブラシの先端に詰め込んだ「ナノシオンドリームテクノロジー」の親水性能が、汚れを浮き上がらせて除去します。
なお、コップに注いだ水に歯ブラシをつけたらそのまま歯を磨くため、歯磨き粉は使いません。
口コミ
- 水で磨いただけなのに本当に歯がツルツルとします。しかもそのツルツルが一日中持続します。
- 価格の高さがネックですが(1本1,000円)それを超えるほどの感動がありました。
- 磨きやすい形なので、磨き残しがなく大変満足しています。
なた豆歯みがき粉
なた豆特有の成分であるコンカナバリンAとカナバリンは、歯周病に効果があると言われており、特に口臭の改善や予防に効果があるとして注目を集めています。
口コミ
- なた豆歯磨き粉を使い始めてから長年悩んでいた口臭は勿論ですが、口の中の粘りもなくなって気分が爽快です。
- 磨き残しが気になる奥歯からの臭いが、これを使うようになってから気にならなくなりました。
マツコが紹介した歯磨き粉「デンタパールW」
デンタパールWは、以前にテレビ番組で紹介された歯磨き粉です。
これは、歯を研磨するのではなく、カルシウムとフッ素の力で歯を白くしてくれるというものです。
歯の自然な白さを取り戻せるということで、人気のようです。