エクオールとは?老化・更年期と闘う若返り成分に注目!
PR
NHKスペシャルで腸内フローラの特集を放送していました。腸内フローラの研究から発見された「エクオール」という成分のシーンに目が釘づけとなり、放送が終わる前にインターネットでサプリメントを購入してしまいました。更年期そして若返りの成分エクオールについてご紹介します。
目次
エクオールとは
エクオールとは・・・
- 女性ホルモンと似た働きをする。
- 日本人の半数は体内で作れない。
エクオールとは、女性ホルモンと似た働きをする成分で、腸内細菌によって作り出されます。
ただし、誰もが十分なエクオールを作り出せるということではなく、日本人の半数程度はエクオールを作ることができないと言われています。
更年期の女性は女性ホルモンが減少することで様々な症状が出てきますが、エクオールが作られる人とそうでない人では症状に大きな差が出てきます。
エクオールが作られない人はサプリメントなどで摂取することが必要とされ、治療の補助としてサプリメントを勧める病院もあります。
エクオールは女性ホルモン(エストロゲン)を調整する
エクオールの働きは、女性ホルモンであるエストロゲンよりも緩やかです。緩やかであるからこそ、エストロゲンを調整するという大切な役割があるのです。
例えば、加齢やストレスなどによってエストロゲンが減少すると、エストロゲンの代わりにエクオールが肌や骨などを守ってくれます。
その逆にエストロゲンが余っているときには、エストロゲンを体外へ排出させ、働きが緩やかなエクオールが代わりに使われることになります。こうすることで、エストロゲンの過剰な作用を抑えてくれるのです。
エストロゲンが少ないときには補助して、多いときには排出させることで、エストロゲンの調整をしてくれるのです。
エクオールを作れない人とは・・・
乳酸菌には、植物性乳酸菌と動物性乳酸菌がありますが、日本人はあまり乳製品などを摂取する習慣がなく、その代わりにぬか漬けや納豆などから植物性乳酸菌を多く摂取してきました。
このため、日本人は植物である大豆をエサとする乳酸菌を持っている人が多く、乳製品から動物性乳酸菌を多く摂取してきた欧米人よりもエクオールを作れる人は多い傾向があります。
日本人では半分、欧米人では約3割の人しかエクオールを作れないのです。
エクオールを作れる人、作れない人の特徴とは
エクオールを作れる人と作れない人の特徴は一般的に以下のような人と言われています。
エクオールを作れる人の特徴
- 普段から緑茶を多く飲んでいる
- 大豆の摂取量が多い
- タバコを吸わない
- 野菜中心の食生活
- 魚油(オメガ3系脂質)を多く摂取している
エクオールを作れない人の特徴
- 乳製品の摂取量が多い
- 魚よりも肉が中心の食生活
また、若い世代にはエクオールを作れない人が増えていると言われています。年代別、地域別の状況は以下のようになります。
大豆食品の摂取でエクオールは作れるようになるのか?
エクオールを生成するために大豆イソフラボンが含まれる大豆食品を積極的に摂取することは必須ですが、それ以外にも「野菜を多くとる」「肉食に偏りすぎない」といった基本的な腸内環境を整える食生活が重要です。
ただし、腸内に新しい菌が住み付くというのは、成人になってからは難しいと言われています。
とはいえ、新たに定着したという人もいますので、納豆やぬか漬け、キムチといった植物性乳酸菌を積極的に摂取することは大切です。
特に腸内フローラが形成される小児期には、これらを積極的に摂取してバランスのよい食生活に留意するといいでしょう。
エクオールを作れるかチェックする方法がある!
自分自身がエクオールを作れるのか、作れないのか。それを知ることのできるソイチェックといったキットがあります。
ただし、1回の検査だけで完全に正しい結果が出るということではなく、何回か検査すると結果が変わることもあり、大豆食品を食べる習慣をつけた人がエクオールを作れる結果に変わったということもあるようです。
1回目の検査で『つくれていない』と出ても、半年間、大豆を毎日食べ続け『つくれている』に変わるケースもある。
(産経ニュース2015.7.3)
確実にエクオールを摂取するには、サプリメントが最も効率的です。
エクオールの効果
エクオールについては様々な研究が行われていますが、その結果、以下のような働きがあると言われています。
エクオールの主な働き
- 美肌・シワを薄くする
- 更年期障害を軽減する
- 骨密度の低下を抑制する
エクオールの効果は一般的に言われている大豆イソフラボンの効果と近いものとなります。
1. 美肌効果、シワが薄くなる
研究ではエクオールは肌のシワを薄くする効果があるということがわかってきました。
肌のシワは、肌の張りを保つコラーゲンが減少することなどが原因です。
「肌にハリがなくなってきたな」と感じると、コラーゲンのサプリメントなどを積極的に摂取したくところですが、外部から摂取するコラーゲンは粒子が大きく、なかなか吸収しにくいと言われています。
人はもともと体内でコラーゲンを生成する機能を持っています。
エクオールは、コラーゲンを生成する線維芽細胞の働きを活性化してくれるため、体内でコラーゲンが作られて肌の深部からハリを保ってくれます。
ちなみに、私はNHKスペシャルでエクオールを摂取した女性はシワが浅くなったという研究結果を見て、すぐにこちらのエクオールのサプリメントを購入してしました。
シワが浅くなるというのは女性にとって、本当にうれしい研究結果ですね。
2. 更年期症状が軽くなる
前述のとおり、女性ホルモンであるエストロゲンは年齢とともに減少していきます。
特に40歳を過ぎたあたりから顕著に少なくなっていきます。いわゆる更年期と呼ばれる時期になります。
更年期には、女性ホルモンが大きく変化していくのですが、このことに伴って様々な症状があらわれてきます。
しかし、エクオールの摂取を続けることで、ホットフラッシュの回数が少なくなったり、首や肩こりの程度が軽くなるといった研究報告があります。
こちらはホットフラッシュの回数をグラフにしたものです。エクオールを摂取している方が頻度が少なくなっていることがわかります。
また、首や肩こりの程度についても、エクオールを摂取している方が軽くなっています。
エクオールは、エストロゲンと同じような働きをしてくれる上に、大豆イソフラボンのダイゼインよりもさらに吸収されやすく、いい影響が現れやすいと考えられるのです。
生理不順を正常に促す
生理不順の原因は、生活習慣や食生活の乱れ、ストレス、遺伝的なものなどいろいろとありますが、ホルモンバランスが崩れてしまうことによって起こります。
前述のとおり、エクオールはエストロゲンの働きを調節してくれますので、ホルモンバランスが正常に保たれ、生理不順の症状を和らげて生理周期を整えるのです。
3. 骨密度の低下を緩和してくれる
骨密度や骨塩量の変化に関してもエクオールの影響を検証したものがあります。
エクオールを作れる人は、作れない人と比較して骨密度や骨塩量がかなりプラスに変化したという結果です。
こういったことからもエクオールが注目されているのです。
エクオールと大豆イソフラボンの違いとは
大豆製品に大豆イソフラボンが含まれているのはご存知だと思います。
美肌やダイエットだけではなく、生理不順や更年期障害、骨粗しょう症などにも効果があると言われているため、大豆製品を積極的に摂取している方も多いのではないでしょうか。
では、エクオールとどのように違うのでしょうか。
大豆イソフラボンのダイゼインが代謝されてエクオールになる
大豆イソフラボンには、「ダイゼイン」「グリシテイン」「ゲニステイン」の3種類がありますが、それらのうちのダイゼインをエサとして腸内フローラの中の善玉菌(乳酸菌)がエクオールを生成します。
しかし、中にはその効果が十分に感じることのできない人がいるのです。
近年、大豆イソフラボンの研究の中で、その効果が十分に表れている人の腸内フローラでは、十分にエクオールが生成されていることがわかってきたのです。
腸内フローラ(腸内細菌叢)とは?
腸内細菌や腸内フローラについて、少し説明しておきます。
私たちの腸には、100種類以上、100兆個、重さにして1キログラムもの腸内細菌が住んでいます。
その腸内細菌は大きく分類して3種類あります。
3種類の腸内細菌
- 善玉菌・・・乳酸菌などヨーグルトやぬか漬けなどに含まれる。
- 悪玉菌・・・人体に悪影響を与える。
- 日和見菌・・普段は特に影響ないが、体調が悪い時などに悪玉菌の味方をする。
腸内細菌の量はほぼ一定で、通常は日和見菌の数が最も多く、残りの枠を巡って善玉菌と悪玉菌が日々闘いを続けています。
善玉菌と悪玉菌のバランスを腸内バランスと呼んでいますが、美容や健康のためには善玉菌優勢の状態を維持することが重要です。
主に小腸の終わりから大腸にかけての部分には、腸内細菌が同じ種類ごとにびっしりと集合して壁面を作るように生存していると言われています。
腸内フローラとは、それら腸内細菌の集合体のことです。
腸内フローラの研究は美容や健康への貢献が期待されている
腸内フローラを構成する腸内細菌は人によって異なり、食生活やストレスのほか、子どもの頃の生活環境などによって決まると言われています。
腸内フローラによって、かかりやすい病気、長寿なのかどうか、老化の度合いなどが異なることがわかってきていて、腸内フローラの研究は、人間の健康や美容、糖尿病やがんなどの治療に大きく貢献するのではないかと期待されています。
また、腸内フローラの研究が進み、腸内フローラの中の善玉菌(乳酸菌)が人体にとても有用な物質(乳酸菌生成物質)を作り出していることがわかってきました。
その物質の一つがエクオールなのです。
エクオールのサプリメント
エクオールのサプリメントを飲む前にエクオールが作れるかどうかチェックした方がいいか、と悩んでいる人もいるのではないでしょうか。
実は私自身、ソイチェック(カラダチェック)をやってみました。結果は以下のとおりです。
残念ながら私はエクオールが作れないようです。
この判定では5段階(レベル1〜レベル5)で判定をするのですが、もっとも高いレベルの人は4%しかいないそうです。
仮にレベル5であっても、以下のような注意書きがあります。
ただし、エクオール産生菌は、腸内の環境によってその数も活動の度合いも変わってきます。睡眠時間や運動量なども影響を与えますので、引き続き高い値を出せるように意識して過ごしていきましょう。
引用元:ソイチェック
生活環境で変化することが想定されますので、できればサプリメントで継続的に摂取することが大切だと思います。
ちなみにエクオールは1日に10mgを摂取することで、様々な効果が現れてくるといった研究があります。
当サイトでは人気の8種類のサプリメントを実際に購入して、エクオールの含有量や値段などを比較していますので、サプリメントの購入を考えている人は参考にしてください。
さいごに・・
注目されるエクオールについてまとめてきました。エクオールは蓄積される成分ではないため、継続的に摂取していくことが大切です。
エクオールを作れる人であれば、毎日、大豆製品を取り続けることでエクオールが作られると言われていますが、やはりサプリメントでの摂取が手軽で確実だと思います。
そろそろかなと思ったら、サプリメントを検討するといいでしょう。