アルブチンはシミ・くすみに効く!その利用方法や注意点について紹介します!
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美白化粧品に配合されているアルブチンは、シミを薄くする成分としてよく知られています。厚生労働省で認可されている美白成分で、安全性も高く、肌になじみやすいといったメリットがあります。シミやくすみの予防・改善を効果的に行えるよう、アルブチンの効果や注意点について紹介します。
アルブチンとは
顔のシミについてお悩みの方は、アルブチンやハイドロキノンという言葉を耳にされたことがあるかもしれません。どちらも、美白成分の一つです。
アルブチンは、ハイドロキノンと糖が結合した成分で、『ハイドロキノンの配糖体』と呼ばれています。
ハイドロキノンとの違いやアルブチンの種類について紹介します。
ハイドロキノンとの違い
アルブチンとハイドロキノンの効果の違いはなんでしょうか。
- アルブチン :過剰なメラニンの生成を防ぐことで、シミやくすみを予防する
- ハイドロキノン:すでにあるシミを薄くし、シミやくすみの改善をする
アルブチンが肌に入ると、一部のアルブチンが糖と離れ、ハイドロキノンの効果も発揮します。
アルブチンひとつで、シミの予防と改善ができるのは素晴らしいですね!
アルブチンの種類
アルブチンの種類
アルブチンには、αアルブチンとβアルブチンがあります。
- 『αアルブチン』
- αアルブチンは美白効果を高めるために、大手企業により、人為的に開発された成分です。
- 『βアルブチン』
- βアルブチンは天然の成分です。コケモモや梨、ウワウルシなどに含まれています。
αアルブチンは美白目的で開発されたもので、βアルブチンに比べるとおよそ10倍の効果があると評価されています。
より高い効果を求めたいときには、αアルブチンを使用しているものがおすすめですが、その分肌への刺激が強いと感じる人もいますので、実際に自分の肌で試してから継続するかどうかを決めたほうが良いでしょう。
化粧品などの成分で単純にアルブチンと書かれているときには、βアルブチンであることが多く、人工的に生成されたものを使っているときにはαアルブチンと書かれています。
アルブチンの効果
アルブチンの効果は、大きく分けて二つあります。
メラニンの生成を防ぐ
アルブチンには、メラニン色素を作り出す『チロシナーゼ』という酵素を抑制する力があります。チロシナーゼを抑制することでメラニンの生成を防ぎ、今後のシミやくすみを予防します。
一般的に、シミやくすみができた箇所はメラニンの生成が治まらず、継続して色素沈着を起こしやすいといわれています。
アルブチンを肌に取り込むことで、メラニンの生成を防ぐことは、シミ・くすみの予防対策として非常に効果的です。
既にあるシミやくすみを薄くする
アルブチンは肌に入った時に成分の一部が分解され、ハイドロキノンの役割も果たすようになります。
ハイドロキノンは、既にあるシミやくすみを薄くする力があり、『肌の漂白剤』と呼ばれるほど高い美白効果があります。
黒ずみやシミ、くすみなどの対策として開発された化粧品にかなり高い割合で配合されています。
しかし、肌への刺激が強すぎることから化粧品として使うときには注意が必要でした。
アルブチンは、肌への刺激はそれほど強くなく、敏感肌の人でも使えます。低刺激のアルブチンから、ハイドロキノンの効果が得られるのはうれしいですね。
アルブチンの副作用・注意点
アルブチンは安全性が高い成分であるとはいえ、全く無害であるというわけではありません。
人によっては使用することで副作用が現れることもありますので、初めて使うものについては特に注意が必要です。
副作用
アルブチンを使用することで、一部の人に副作用が認められています。副作用には、以下のものがあります。
- 赤み
- 痒み
- 湿疹
- 白斑
白斑とは、肌の一部が真っ白になり、そのほかの部分はあまり色が変わらずにまだら模様の肌色になってしまう症状です。
副作用が生じた時には皮膚科などで治療を受けることはできますが、まずはこのような肌にならないようにパッチテストをしっかり行いましょう。
注意点
アルブチン濃度の高い化粧品を使う場合
アルブチンはハイドロキノンほど肌への刺激が強くないとはいえ、濃度の高いものを使えばそれなりに強い刺激になり得ます。
市販の化粧品に使われている程度の量ならばめったに深刻な副作用が生じることはありませんが、医療機関で処方されたものにアルブチンが含まれていたり、海外から輸入した化粧品を使うときには、前もってパッチテストをしておいた方がよいでしょう。
パッチテストは、目立たない箇所で少量から行い、異常が見つかったらすぐに使用を中止しましょう。
アルブチンが肌に合わない場合
アルブチンを使って赤みや痒みなどが生じる人は、この成分に対してのアレルギー反応が出ている可能性が高いです。アルブチンが肌に合わないこともあります。
アルブチンをスキンケアに取り入れてから肌荒れや赤み、痒み、痛みなどを感じた時には、速やかに使用を中断して医師に相談することをおすすめします。
アルブチンの効果のあらわれ方は、人によってさまざまですので、必ずパッチテストを行い、自分の肌の様子をみながら適量を使用するようにしましょう。
効果的な使用方法
美白のために、アルブチンを利用することは効果的であることがわかりました。
それだけでなく、シミ・くすみの本来の原因対策も行うと、よりアルブチンの効果が発揮できます。
ここでは、アルブチンの効果的な使用方法を紹介します。
用法・用量を守る
アルブチンを使った化粧品は、ハイドロキノンよりは刺激が少ないとはいえ、誰にでも問題なく使えるとは限りません。
市販品で大きなトラブルになる可能性は低いですが、医療機関で処方されるものは市販品よりも高濃度で配合されており、トラブルを起こしやすいです。
今まで、市販のアルブチン入りスキンケア商品を使って問題がなかったからと言って、病院で処方されたアルブチンを大量に使うことはお勧めできません。
用法・用量を守って、自分の肌の様子を見ながら、使用しましょう。
紫外線対策を行う
アルブチンを使用するのは、肌のシミやくすみなどを予防したり、現在出来ているものの色を薄くする目的です。アルブチンを使ったからと言って、色素沈着の原因対策を怠っていてはあまり大きな変化は見られません。
現在の化粧品を使っても変わらないからと言って、どんどん高濃度のアルブチンを使用したり、ハイドロキノンを含む化粧品を使うようになっては、美白成分による副作用のリスクを高める結果になってしまいます。
まずは、紫外線対策をきちんと行う必要があります。紫外線は冬にも降り注いでいますので、できれば年間を通して日焼け止めや袖のある服、手袋、日傘などで肌を守りましょう。
肌への強い刺激を避ける
紫外線以外にメラニンが過剰生成される原因として考えられるのが、肌への強い刺激です。
肌を傷つけるカミソリなどを使った脱毛をしたり、締め付けのきつい下着や服を着たり、必要以上に洗浄力の強い洗顔料やクレンジングでゴシゴシ顔を洗うような行為は、いずれも肌にダメージを与え、肌が自分を守るためにメラニンを過剰生成するきっかけになります。
低刺激のものを選び、泡だけで肌の汚れを落とすようにしましょう。
肌の乾燥を防ぐ
肌が乾燥しすぎるとバリア機能が失われ、メラニンを生成することになります。
洗顔後はタオルでこすらず、抑えるようにして水分を吸収させ、保湿をしっかり行うようにするのがおすすめです。
メイクや汚れを残さない
メイクや汚れ、洗顔料などの洗い残しがあった時も、それらが色素沈着を引き起こします。
洗顔は毎日のケアでおざなりになりがちですが、肌をいたわりながら洗顔を行うように習慣づけるとよいでしょう。
アルブチンの摂取方法
βアルブチンのように天然の成分として、果物などに含まれるアルブチンは、化粧品より多少効果は低くはなりますが、食べることで体内から効果を得ることができます。
また、果物には、アルブチン以外の美肌成分も含まれるので、穏やかに美白・美肌が行えます。
コケモモ
ポリフェノールの1種であるレスベラトールを含みます。レスベラトールは強い抗酸化力があり、美肌に効果的です。
ジャムやドライフルーツなどが一般的です。タルト、ソースなどに使われることもあります。
梨
アミノ酸のひとつである、アスパラギン酸を含みます。アスパラギン酸は、代謝を促し、肌のターンオーバーを活性化させる力があります。
タンニンなどのポリフェノールも含まれており、美肌に効果的です。
アスパラギン酸は熱に弱いので、そのまま生で食べるほうが良いでしょう。ただし、梨は、体を冷やす食べ物なので、食べすぎには注意しましょう。
ウワウルシ
葉をお茶にして飲むのが一般的です。ウワウルシティーには、美白効果だけでなく、利尿作用、抗菌作用があり、泌尿器科系トラブルに効果があるとされています。
まとめ
アルブチンは、美白成分の中でも優秀であり、安全性も高く、厚生労働省で認可もされています。
人によっては、アルブチンを使って、赤みや痒みなどのトラブルが生じた等、自分の肌には合わなかったというケースもあるかもしれません。
しかし、肌トラブルがなく、効果があまり見られなかったなどの場合には、シミやくすみの改善には数か月単位の時間が必要ですので、ある程度の期間使い続けてみてください。
天然のβアルブミンを含む果物を食べることで、アルブミンを摂取することも良い方法ですね。
アルブチンをうまく利用して、美肌を手に入れましょう。